ニュース詳細
ウクライナ東部で戦闘か 停戦合意順守を4月13日 18時36分
k10010047081_201504140017_201504140018.mp4
OSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構は、ウクライナ東部の一部の地域で、1日に1000回を超える爆発音が確認されるなど、政府軍と親ロシア派の間で激しい戦闘があったと発表し、双方に対して停戦合意を順守するよう求めました。
ウクライナ東部に停戦監視団を派遣しているOSCE=ヨーロッパ安全保障協力機構は、12日、一部の地域で政府軍と親ロシア派の間で激しい戦闘があったと発表しました。
このうち、東部の中心都市ドネツク周辺では、戦車や重火器なども使用され、12日の午前9時半すぎから午後3時までの5時間余りの間に、1166回もの爆発音が聞こえたとしています。
また、アゾフ海に面した工業都市のマリウポリ近郊でも、11日と12日に迫撃砲などによる爆発音を確認したということです。
ことし2月の停戦合意で政府軍と親ロシア派は、ともに重火器を撤去することになりましたが、現地ではその後も散発的な戦闘が続き、OSCEの停戦監視活動が妨害される事案も起きています。
このためOSCEは、監視団の規模を最大でこれまでの2倍となる1000人に増員し、監視を強化する方針で、ウクライナ政府軍と親ロシア派の双方に対して、停戦合意の順守を求めています。
このうち、東部の中心都市ドネツク周辺では、戦車や重火器なども使用され、12日の午前9時半すぎから午後3時までの5時間余りの間に、1166回もの爆発音が聞こえたとしています。
また、アゾフ海に面した工業都市のマリウポリ近郊でも、11日と12日に迫撃砲などによる爆発音を確認したということです。
ことし2月の停戦合意で政府軍と親ロシア派は、ともに重火器を撤去することになりましたが、現地ではその後も散発的な戦闘が続き、OSCEの停戦監視活動が妨害される事案も起きています。
このためOSCEは、監視団の規模を最大でこれまでの2倍となる1000人に増員し、監視を強化する方針で、ウクライナ政府軍と親ロシア派の双方に対して、停戦合意の順守を求めています。
政府側と親ロシア派 双方で非難
ウクライナ東部で政府軍と親ロシア派の間で激しい戦闘があったことについて、政府側は、13日、これまでに兵士1人が死亡、6人がけがをしたと発表し、親ロシア派が自動小銃を発砲したのに加え、戦車からも砲撃したと非難しています。
また、ウクライナ外務省も、停戦の仲介役を果たすドイツとフランス、それにウクライナとロシアの外相会合が、13日、ベルリンで予定されていることから、これを前に軍事的な挑発が行われたとしています。
一方、親ロシア派は、政府軍が東部の中心都市のドネツクや、工業都市マリウポリ近郊などで、重火器を使って激しい砲撃を行った結果、これまでに親ロシア派の4人がけがをしたことを明らかにして、「停戦違反だ」と政府側を非難しています。
ウクライナ東部では、ことし2月の停戦後も、双方の間で散発的な戦闘が続いています。
また、ウクライナ外務省も、停戦の仲介役を果たすドイツとフランス、それにウクライナとロシアの外相会合が、13日、ベルリンで予定されていることから、これを前に軍事的な挑発が行われたとしています。
一方、親ロシア派は、政府軍が東部の中心都市のドネツクや、工業都市マリウポリ近郊などで、重火器を使って激しい砲撃を行った結果、これまでに親ロシア派の4人がけがをしたことを明らかにして、「停戦違反だ」と政府側を非難しています。
ウクライナ東部では、ことし2月の停戦後も、双方の間で散発的な戦闘が続いています。