記事詳細
高浜原発の再稼働「夏ごろ判断進める」 4選果たした福井県知事
福井県知事選で4選を果たした現職西川一誠氏(70)は一夜明けた13日午前、県庁で記者会見し、関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)で見込まれる再稼働への対応に関し「政府が夏ごろにエネルギーミックス(将来の電源構成比率)を示すのと並行して、同意できるか判断が進むと思う」との見通しを示した。
再稼働には知事による地元同意が必要。西川氏はこれまで判断時期に言及していなかった。
電源構成について「原発は必要だから動かすもので、動かしたいから動かすものではない」と述べ、原発の必要性がどう示されるか見極める立場を強調。同意の可否は「事故が起きないよう政府が責任を取る姿勢がポイントになる」と指摘した。
知事選の対立候補が訴えた原発ゼロ政策は「原発は安全管理しながら活用することが大事だ。『原発ゼロ』は日本で成り立たない」と明確に否定した。選挙戦では80%を超える得票率で、対立候補を大差で退けた。