初当選の元浦和GK・都築龍太氏、“第2の人生”へ意欲「やれることを着々と」
2015年4月13日13時37分 スポーツ報知
12日に投開票された、さいたま市議選(緑区)で初当選したJリーグ・浦和の元GK・都築龍太氏(36)が、“第2の人生”への意気込みを語った。
当選確実となり、支援者の前で万歳三唱をした時こそ白い歯を見せたが、その後は表情を引き締めた都築氏。「まだ新人の1期目。実感がわかないということもありますが、これからの方が長いので。どうやって皆さんの声に応えていくかの方が大切ですから」。当選の喜びに、いつまでも浸っていられないとばかりに、前を向いた。
2011年の埼玉県議選に落選後、日本サッカー協会が行っている「スポーツこころのプロジェクト」で「夢先生」として全国の子供たちと触れ合い、夢を持つことの大切さを訴え続けてきた。「最近の子供たちは、口で『夢をあきらめちゃいけない』と言っても、なかなか聞いてくれない。そう思うことのできる環境をさいたま市、特に緑区で作りたいんです」。自分はもちろん、他のジャンルでも様々な「夢先生」を迎えたいと考えている。
落選を経験したことで、より地域に密着した活動をしたいと考えるようになり、今回は市議として出馬。政治に“参加”できる権利を得た。「とにかく今は、地域の方々の話を聞きたい。そして、自分がやれることを着々と進めていきたいんです」。受け止めるものをサッカーボールから市民の声に替え、戦っていくつもりだ。