近大・赤井英和総監督　名門復活の誓い「まず２部Ｖ、来年日本一」

近大ボクシング部新入生歓迎会で壇上に並んだ期待の１０人の新入生 Photo By スポニチ

　２０１２年秋に復部した近大ボクシング部の新入生歓迎会などが１１日、大阪市内で開催され、部員、ＯＢ約１２０人の前で赤井英和総監督（５５）が栄光奪回への決意を語った。

　「（関西学生２部）リーグ優勝を目指したい」。テレビ局３社など報道陣が多数集まった中で「浪速のロッキー」と呼ばれた男は高らかに宣言した。今年は新たに昨年の国体少年の部ライトフライ級優勝の峯佑輔（興国高）、女子では２０１１年世界ジュニア選手権ライトフライ級優勝の佐伯霞（大阪学芸高）や昨年の全日本選手権バンタム級優勝の河野沙捺（浜松工高）ら来年のリオデジャネイロ五輪を目指す実力者が入部。より一層の手応えがある。

　不祥事によって廃部となった０９年６月以来の１部復帰を目指すリーグは、５月１０日の立命大戦が初戦。赤井は「リーグ戦は全員全勝するという気持ち。練習量はかなりのもの。学生生活の一ページを手助けしたい」と練習量、チームワークに手応えを強調。「来年は１部で優勝して、日本一を獲りにいきたい」と上を見据えた。前身の近畿学生リーグを３６連覇した名門復活へ、新戦力と期待される峯も「今年入ったメンバーが１部に上がったメンバーと言われるように」と抱負を語った。