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石井寝技で攻めて快勝も進退は保留…事務所は「選手続けて」

ロズボロウを破り雄叫びを上げる石井慧
ロズボロウを破り雄叫びを上げる石井慧
Photo By スポニチ

 格闘技の「IGF3」(スポーツニッポン新聞社後援)は11日、東京・両国国技館で行われ、北京五輪柔道金メダリストで総合格闘家の石井慧(28=I DASH RHINO)はニック・ロズボロウ(33=米国)に1R4分22秒、腕固めで快勝した。試合前に今大会を最後に現役を退くことを示唆していたが、進退は保留した。

 タックルで倒し、起き上がれば相手の足を刈って倒す。経験豊富な実力者ロズボロウに対し、石井は徹底して寝技に持ち込んだ。「柔道家だったんだから、そういう戦いでいこうと思った。確実に勝つ練習をしてきた」。昨年8月、大みそかとミルコ・クロコップに屈辱的な連敗を喫し、原点に返って練習を積んできた。その成果を発揮し、最後は相手の左腕をひねり上げた。「1年間勝ってないプレッシャーがあったから」。勝利の瞬間は雄叫びを上げ、喜びを爆発させた。

 8日に練習拠点のオランダから帰国した際「この試合で勝っても負けても最後にしようと思っている」と語った。この日も進退は明言せず「この試合に勝ったから、どうということはない。ここで勝手に言ったら筋が通らない」と引退をほのめかした。週明けにも所属事務所と話し合う予定だが、事務所の関係者は「選手を続けてほしい」と慰留に努める方針だ。

 金メダルを獲得した北京五輪後、電撃的に格闘家に転身した男の情熱は冷めてしまったのか。石井の心の内は本人にしか分からない。

[ 2015年4月12日 05:30 ]

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