ボクシングのIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(31=仲里)が13日、同級9位ファーラン・サックリン・ジュニア(21=タイ)との初防衛戦(4月22日、大阪府立体育会館)へ向けて大阪市内のジムで練習を公開した。
身長158センチの高山より10センチほど高い長身の相手を「カウンターがすごくうまい」と警戒しつつ「自分のボクシングを貫き通してやれば、問題ない」と自信ものぞかせた。
昨年から通う愛知・菊華高では8日に始業式があり、新たなクラスメートから「カッちゃん、カッちゃん」と呼ばれて「びっくりした」と苦笑い。「1年の時は野球部メーンのクラスでしたが、今年はサッカー部員が多い。野球のノリと、サッカーのノリは違うみたい」と、オトナの31歳らしく冷静に分析。
次戦に勝てば、仲里会長の地元沖縄での世界戦や、WBA同級王者との2団体統一戦、ライトフライ級に上げての2階級制覇など、夢が膨らむ。「必ず勝たないといけない。落とせない試合」と気を引き締めた。