北京五輪柔道金メダルの総合格闘家・石井慧(28)が、1年ぶりの勝利を挙げた。

 11日、両国国技館で行われたIGF3大会で、ニック・ロズボロウ(米国)と対戦。196センチ、115キロの相手をコーナーに追い詰め、4度も足を掛けて倒して、上からパンチを浴びせた。最後は、1回4分22秒、腕固めで快勝した。ミルコ・クロコップに2連敗し、昨年4月5日の両国大会以来、1年ぶりの勝利だった。この試合を最後に引退をほのめかしていたが、試合後、引退問題は「今は言えない」と封印。「いつも以上に緊張した。どの試合も勝てば、気分いい」と話していた。