1、統計学者型:
過去のデータを分析し確率を重要視するタイプです。
統計学者タイプの人たちに共通して言えることは、過去のデータに基づいて、成功の確率が高いものだけをトレードする。突発的なニュースで株価が荒れることがあるが、最終的に株価はノーマルな状態に戻るものだ。2、理論家、セオリー派:
相場観を語ることが好きな人達の多くは理論家、セオリー派に属します。
セオリー派にとって重要なことは全体像だ。ファンド・マネージャーの場合なら、中央銀行や政府による金融政策、それに地政学的リスクなどを考慮して、全体的な金融環境を先ず把握する。中央銀行の姿勢はタカ派だろうか、それともハト派だろうか?極めて簡単に言えば、中央銀行が量的緩和を促進しハト派な態度なら、その国の株は買いだ。3、トレーダー型:
このタイプにとって重要な事は、マーケットに繰り返し現れるパターンだ。言い換えると、トレードで成功するためにはパターンを素早く認知する能力が要る。パターンと言っても、それはチャートパターンだけに限られたことではありません。スティーンバーガー氏は、投資心理もパターンの一つに含めています。現在の市場の雰囲気は明るいでしょうか、それとも大衆は恐れを感じて株を売っている状態でしょうか?優れたトレーダーは市場のムードを把握するのが上手いものです。
スティーンバーガー氏は、こんな興味深いことも指摘しています。
「私はデータを重要視する統計学者型、そしてセオリー派でもありトレーダーでもある」、という人が存在することは確かだが、そんなやり方で実際に成功している人は少ない。何故だろうか?大きな理由の一つは、一人のトレーダーが3つのタイプを備えることはトレードの失敗になってしまうからだ。たとえば、あなたは大局的に見た場合、買いが正しいと判断したとしよう。しかし一時的な悪いニュースで株価が崩れ投資心理が一転すると、あなたも一転して株を売ってしまう。
(参照したサイト:The Three Paths to Success in Financial Markets)
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