2015.04.13 Mon posted at 15:30 JST
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(CNN) サウジアラビア国防省は11日、イエメンでイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」を標的とした空爆を開始して以来、フーシ派の戦闘員500人以上を殺害したと発表した。国営サウジ通信が伝えた。
サウジ軍司令官によると、サウジが主導する中東9カ国の軍は3月26日以来、1200回の空爆を実施した。空爆はフーシ派のイエメン南部への進攻を阻止する狙いで行ったとしている。
10日にはサウジとイエメンの国境付近で衝突があり、国境越しに砲撃してきたフーシ派に対してサウジの部隊が応戦。サウジ通信によれば、砲撃を受けてサウジ兵3人が死亡、2人が負傷した。
イエメン保健省の11日の発表によれば、市民の死者は385人、負傷者は342人に上っている。一方、世界保健機関(WHO)の統計では、武装組織の戦闘員なども含めて死者648人、負傷者2191人としている。
イエメンではフーシ派の攻勢で1月にハディ大統領が実権を失い、混乱が深まった。国連によれば、サウジの空爆が始まる以前から、イエメンの人口2500万人の大多数が人道援助を必要とする状況に陥っていた。
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