2015年03月12日 (木)
こんばんは。
米国の調査で、糖尿病合併症の発症率が、この20年間(1990~2010年)に急速に低下していることが判明しました
医学誌「ニューイングランド ジャーナル オブ メディスン」に2014年4月17日付けで発表されました。
米国では、
(1)急性心筋梗塞 マイナス67.8%
(2)高血糖症による死亡 マイナス64.4%
(3)脳卒中 マイナス52.7%
(4)下肢切断 マイナス51.4%
(5)末期腎不全 マイナス28.3%
日本では
1)心筋梗塞はもともと米国に比べて発症率が少ないので、
比較しにくいですが67.8%も減っていないと思います。
2)高血糖そのものによる死亡は、かなり少ないので、やはり比較しにくいです。
3)脳卒中に関しては、やはり52.7%も減ってはいないと思います。
4)下肢切断は、ほとんど減っていないと思います。
5)末期腎不全は、新規透析に占める糖尿病腎症の割は合増え止まりましたが、絶対数は増加し続けています。
1)3)に関しては、日本では米国ほど減少していません。
4)は、ほとんど減少していません。
5)は、1983年から2007年まで24年間、糖尿病腎症の割合は増え続けたあと増え止まったようです。
しかし透析患者数全体が増え続けているので、糖尿病腎症からの透析絶対数は2013年まで増え続けています。
年間透析患者の割合で、1998年に慢性糸球体腎炎を抜いて疾患別一位になっています。
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013
糖尿病腎症の割合 43.4 43.3 44.5 43.6 44.3 44.2 43.8%
透析患者数全体 275,242 283,421 290,661 298,252 304,856 310,007 314,180
結局、米国では、1990~2010年にかけての20年間で、糖尿病合併症が大幅に減少していますが、日本ではほとんど減少していません。
糖尿病の治療薬としては、米国も日本もそんなに差はありません。なので、合併症発症率の差は、薬以外に要因があることとなります。
運動療法もそんなに差があるとは思えません。そうなると残るのは、糖尿病の食事療法だけです。
米国では1993年から糖質管理食が広まりはじめました。
米国では1994年に炭水化物と脂質の割合を固定しなくなりました。
2005年、ボストンのジョスリン糖尿病センターは、炭水化物の推奨量を40%に下げました。
全米最大の糖尿病患者会は、大分前から炭水化物40%ていどを推奨しているそうですが、いつ頃からそうなのかは、判然としません。
ともあれ、米国では糖尿病と診断されたら、糖質摂取を意識することは、1993年糖質管理食が広まり始めたころからは、常識になっていったと思われます。
これに対して日本の糖尿病食は、1969年から一貫して糖質60%を推奨しています。
あくまでも仮説ですが、
糖質摂取比率が、40%の米国の糖尿病患者と
糖質摂取比率が、60%の日本の糖尿病患者の差が、
合併症の差に繋がった可能性は高いと私は思います。
なお米国でも、糖尿病合併症の発症率は減少ですが、糖尿病患者数は増え続けています。
これは、糖尿病患者以外の米国人は、50%くらいの糖質摂取比率のため、糖尿病発症が予防できていない可能性があります。
江部康二
☆☆☆
以下糖尿病ネットワークより抜粋
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2014/021697.php
糖尿病合併症が20年間で大幅減少
心筋梗塞や高血糖は60%以上減
2014年04月25日
カテゴリー:2014年 医療の進歩 糖尿病合併症
心臓病や脳卒中、腎臓病、下肢切断といった糖尿病合併症の発症率が、米国でこの20年間に急速に低下していることが判明した。「糖尿病は数百万の患者の生活に影響をもたらす破壊的な病気ですが、医療は進歩しており、糖尿病合併症は減りつつあります」と、研究者はこの調査結果を歓迎している。
「脳卒中」や「下肢切断」も、20年間で50%以上減少
この調査は、米国疾病予防管理センター(CDC)から研究助成を得て行われたもので、医学誌「ニューイングランド ジャーナル オブ メディスン」に4月17日付けで発表された。
研究チームは、「米国医療聞取り調査」(National Health Interview Survey)、「全米退院調査」(National Hospital Discharge Survey)、「米国腎臓データシステム」(U.S. Renal Data System)、「米国人口動態統計」(National Vital Statistics System)の4件の大規模調査のデータを用いて、1990~2010年の糖尿病合併症の発症について調べた。
その結果、2010年までに、以下の5つの合併症すべてにおいて、相対的な発生率が低下していることが判明した。
(1)急性心筋梗塞 マイナス67.8% (95%信頼区間[CI] -76.2~-59.3)
(2)高血糖症による死亡 マイナス64.4% (同-68.0~-60.9)
(3)脳卒中 マイナス52.7%
(4)下肢切断 マイナス51.4%
(5)末期腎不全 マイナス28.3% (同-34.6~-21.6)
絶対的減少がもっとも大きかったのは「急性心筋梗塞」(1万人あたりマイナス95.6人)で、もっとも小さかったのは「高血糖による死亡」(同マイナス2.7)だった。
「糖尿病合併症を長期間予防すれば、生活の質(QOL)の低下を防ぐことができます。糖尿病をもつ人は、治療を続けながら、より良く生活していくことができます」と、CDCのシニア研究員のエドワード グレッグ氏は述べている。
糖尿病合併症が急速に減っている背景として、新しい治療薬が開発されるなど、糖尿病の治療の選択幅が拡大していることや、コレステロールなどの脂質や、血圧をコントロールする治療が普及したことを挙げている。
「医療の進歩が影響しているのはもちろんのことですが、患者自身が食事や運動、禁煙などの生活スタイルを改善し、自己管理することが一般的に行われるようになったことも、大きく貢献しています。糖尿病は、医師や医療スタッフが合併症の危険因子を管理するよりも、患者自身が生活スタイルを改善することで得られるメリットが多い病気です」(グレッグ氏)。
糖尿病の治療では、医療従事者が患者の生活習慣の指導を行い、自己管理を促しており、その努力が成果をもたらしはじめている。「生活習慣の指導はますます重要です」と指摘している。
20年で糖尿病人口は3倍に増加 医療費も急増
良いニュースをもたらした調査結果だが、一方では、米国を含め世界中で糖尿病の患者数が増え続けていることが懸念されている。
「米国だけでも糖尿病有病数が20年間で650万人から2,070万人と、3倍以上に増えています。さらに、糖尿病予備群の数は7,900万人以上に上ります。糖尿病合併症の発症率を抑えられても、糖尿病の全体の有病数が増え続けているので、糖尿病合併症は減っているとは言えないのです」と、グレッグ氏は注意を促している。
糖尿病の経済的な負担も深刻だ。米国の糖尿病や合併症の医療費は年間18兆円(1,760億ドル)に上り、毎年増え続けている。
「糖尿病腎症による腎不全、脳卒中、下肢切断などの数は、まだ多いのが現状です。糖尿病合併症を予防するとともに、2型糖尿病の発症数を減らす対策を行う必要があります」と、グレッグ氏は言う。
なお、20年間の調査は情報が不足しており、1型糖尿病と2型糖尿病を識別できていないことや、糖尿病が原因となる視覚障害や、低血糖の影響などについても不明な点も多いことを付け加えている。
米国の調査で、糖尿病合併症の発症率が、この20年間(1990~2010年)に急速に低下していることが判明しました
医学誌「ニューイングランド ジャーナル オブ メディスン」に2014年4月17日付けで発表されました。
米国では、
(1)急性心筋梗塞 マイナス67.8%
(2)高血糖症による死亡 マイナス64.4%
(3)脳卒中 マイナス52.7%
(4)下肢切断 マイナス51.4%
(5)末期腎不全 マイナス28.3%
日本では
1)心筋梗塞はもともと米国に比べて発症率が少ないので、
比較しにくいですが67.8%も減っていないと思います。
2)高血糖そのものによる死亡は、かなり少ないので、やはり比較しにくいです。
3)脳卒中に関しては、やはり52.7%も減ってはいないと思います。
4)下肢切断は、ほとんど減っていないと思います。
5)末期腎不全は、新規透析に占める糖尿病腎症の割は合増え止まりましたが、絶対数は増加し続けています。
1)3)に関しては、日本では米国ほど減少していません。
4)は、ほとんど減少していません。
5)は、1983年から2007年まで24年間、糖尿病腎症の割合は増え続けたあと増え止まったようです。
しかし透析患者数全体が増え続けているので、糖尿病腎症からの透析絶対数は2013年まで増え続けています。
年間透析患者の割合で、1998年に慢性糸球体腎炎を抜いて疾患別一位になっています。
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013
糖尿病腎症の割合 43.4 43.3 44.5 43.6 44.3 44.2 43.8%
透析患者数全体 275,242 283,421 290,661 298,252 304,856 310,007 314,180
結局、米国では、1990~2010年にかけての20年間で、糖尿病合併症が大幅に減少していますが、日本ではほとんど減少していません。
糖尿病の治療薬としては、米国も日本もそんなに差はありません。なので、合併症発症率の差は、薬以外に要因があることとなります。
運動療法もそんなに差があるとは思えません。そうなると残るのは、糖尿病の食事療法だけです。
米国では1993年から糖質管理食が広まりはじめました。
米国では1994年に炭水化物と脂質の割合を固定しなくなりました。
2005年、ボストンのジョスリン糖尿病センターは、炭水化物の推奨量を40%に下げました。
全米最大の糖尿病患者会は、大分前から炭水化物40%ていどを推奨しているそうですが、いつ頃からそうなのかは、判然としません。
ともあれ、米国では糖尿病と診断されたら、糖質摂取を意識することは、1993年糖質管理食が広まり始めたころからは、常識になっていったと思われます。
これに対して日本の糖尿病食は、1969年から一貫して糖質60%を推奨しています。
あくまでも仮説ですが、
糖質摂取比率が、40%の米国の糖尿病患者と
糖質摂取比率が、60%の日本の糖尿病患者の差が、
合併症の差に繋がった可能性は高いと私は思います。
なお米国でも、糖尿病合併症の発症率は減少ですが、糖尿病患者数は増え続けています。
これは、糖尿病患者以外の米国人は、50%くらいの糖質摂取比率のため、糖尿病発症が予防できていない可能性があります。
江部康二
☆☆☆
以下糖尿病ネットワークより抜粋
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2014/021697.php
糖尿病合併症が20年間で大幅減少
心筋梗塞や高血糖は60%以上減
2014年04月25日
カテゴリー:2014年 医療の進歩 糖尿病合併症
心臓病や脳卒中、腎臓病、下肢切断といった糖尿病合併症の発症率が、米国でこの20年間に急速に低下していることが判明した。「糖尿病は数百万の患者の生活に影響をもたらす破壊的な病気ですが、医療は進歩しており、糖尿病合併症は減りつつあります」と、研究者はこの調査結果を歓迎している。
「脳卒中」や「下肢切断」も、20年間で50%以上減少
この調査は、米国疾病予防管理センター(CDC)から研究助成を得て行われたもので、医学誌「ニューイングランド ジャーナル オブ メディスン」に4月17日付けで発表された。
研究チームは、「米国医療聞取り調査」(National Health Interview Survey)、「全米退院調査」(National Hospital Discharge Survey)、「米国腎臓データシステム」(U.S. Renal Data System)、「米国人口動態統計」(National Vital Statistics System)の4件の大規模調査のデータを用いて、1990~2010年の糖尿病合併症の発症について調べた。
その結果、2010年までに、以下の5つの合併症すべてにおいて、相対的な発生率が低下していることが判明した。
(1)急性心筋梗塞 マイナス67.8% (95%信頼区間[CI] -76.2~-59.3)
(2)高血糖症による死亡 マイナス64.4% (同-68.0~-60.9)
(3)脳卒中 マイナス52.7%
(4)下肢切断 マイナス51.4%
(5)末期腎不全 マイナス28.3% (同-34.6~-21.6)
絶対的減少がもっとも大きかったのは「急性心筋梗塞」(1万人あたりマイナス95.6人)で、もっとも小さかったのは「高血糖による死亡」(同マイナス2.7)だった。
「糖尿病合併症を長期間予防すれば、生活の質(QOL)の低下を防ぐことができます。糖尿病をもつ人は、治療を続けながら、より良く生活していくことができます」と、CDCのシニア研究員のエドワード グレッグ氏は述べている。
糖尿病合併症が急速に減っている背景として、新しい治療薬が開発されるなど、糖尿病の治療の選択幅が拡大していることや、コレステロールなどの脂質や、血圧をコントロールする治療が普及したことを挙げている。
「医療の進歩が影響しているのはもちろんのことですが、患者自身が食事や運動、禁煙などの生活スタイルを改善し、自己管理することが一般的に行われるようになったことも、大きく貢献しています。糖尿病は、医師や医療スタッフが合併症の危険因子を管理するよりも、患者自身が生活スタイルを改善することで得られるメリットが多い病気です」(グレッグ氏)。
糖尿病の治療では、医療従事者が患者の生活習慣の指導を行い、自己管理を促しており、その努力が成果をもたらしはじめている。「生活習慣の指導はますます重要です」と指摘している。
20年で糖尿病人口は3倍に増加 医療費も急増
良いニュースをもたらした調査結果だが、一方では、米国を含め世界中で糖尿病の患者数が増え続けていることが懸念されている。
「米国だけでも糖尿病有病数が20年間で650万人から2,070万人と、3倍以上に増えています。さらに、糖尿病予備群の数は7,900万人以上に上ります。糖尿病合併症の発症率を抑えられても、糖尿病の全体の有病数が増え続けているので、糖尿病合併症は減っているとは言えないのです」と、グレッグ氏は注意を促している。
糖尿病の経済的な負担も深刻だ。米国の糖尿病や合併症の医療費は年間18兆円(1,760億ドル)に上り、毎年増え続けている。
「糖尿病腎症による腎不全、脳卒中、下肢切断などの数は、まだ多いのが現状です。糖尿病合併症を予防するとともに、2型糖尿病の発症数を減らす対策を行う必要があります」と、グレッグ氏は言う。
なお、20年間の調査は情報が不足しており、1型糖尿病と2型糖尿病を識別できていないことや、糖尿病が原因となる視覚障害や、低血糖の影響などについても不明な点も多いことを付け加えている。
セブンイレブン限定で麦芽100パーセントで糖質40パーセントカットのビールが発売になっています。
2015/03/13(Fri) 00:07 | URL | ありーた | 【編集】
ありーた さん
「アサヒ ザ ロイヤルラベル(Asahi THE ROYAL LABEL)」
100ml中に、糖質1.2~1.8gですね。
そうすると350ml缶で、3.6~5.4gとなります。
「アサヒ ザ ロイヤルラベル(Asahi THE ROYAL LABEL)」
100ml中に、糖質1.2~1.8gですね。
そうすると350ml缶で、3.6~5.4gとなります。
2015/03/13(Fri) 07:58 | URL | ドクター江部 | 【編集】
真面目に医師の指示を守ってカロリー制限をしているのに眼底出血してしまった方のブログなど複数見かけました。なんとも言えない気持ちです。。
2015/03/13(Fri) 12:15 | URL | misako | 【編集】
糖質制限初めて2ヶ月ほど経ちます
糖質5gタンパク質70g脂質80g
髪の毛が太くなって肌のシミが消えました
火傷の跡も日々小さくなってきています
ただ最近乾燥肌が気になります唾液も少ないような
調べてみますと粘液には糖タンパクが必要
糖鎖は重要
グリコーゲンには保水性があるなど
糖質もある程度は必要なのではないのかと思いまして心配しております。ちなみに私は35歳女性です
糖質5gタンパク質70g脂質80g
髪の毛が太くなって肌のシミが消えました
火傷の跡も日々小さくなってきています
ただ最近乾燥肌が気になります唾液も少ないような
調べてみますと粘液には糖タンパクが必要
糖鎖は重要
グリコーゲンには保水性があるなど
糖質もある程度は必要なのではないのかと思いまして心配しております。ちなみに私は35歳女性です
2015/03/13(Fri) 13:10 | URL | tk | 【編集】
今の医学はどれだけ合併症へと誘導しているのでしょうか?
糖質制限の重要性は見て見ぬ振りしてるのでしょうか?
医師の多くは本当に無知なのでしょうか?
大学病院なのに1人も糖質制限を推奨する医療者がいないことが不思議でなりません。
病院食をほとんど食べていませんが、
ひどい日は何も食べれるものがない日があります。
おひたしなども甘いタレみたいなもので和えてあるのが分かります。
今は糖尿になった自分が悪いので耐えてますが正直胃が空っぽです。
残してるのがバレたら医者が言った一言。
「無理に残したりしないでください。これはカロリーが計算されてるので全部食べて必要な栄養素になっているんです。」だそうです。
あたしはカロリーを計算してもらいたいのではなくて糖質を計算してもらいたい。
早く糖質制限を推奨している病院を受診したいです。
糖質制限の重要性は見て見ぬ振りしてるのでしょうか?
医師の多くは本当に無知なのでしょうか?
大学病院なのに1人も糖質制限を推奨する医療者がいないことが不思議でなりません。
病院食をほとんど食べていませんが、
ひどい日は何も食べれるものがない日があります。
おひたしなども甘いタレみたいなもので和えてあるのが分かります。
今は糖尿になった自分が悪いので耐えてますが正直胃が空っぽです。
残してるのがバレたら医者が言った一言。
「無理に残したりしないでください。これはカロリーが計算されてるので全部食べて必要な栄養素になっているんです。」だそうです。
あたしはカロリーを計算してもらいたいのではなくて糖質を計算してもらいたい。
早く糖質制限を推奨している病院を受診したいです。
2015/03/13(Fri) 15:37 | URL | チョ | 【編集】
こんにちは。
私は
単純性網膜症が進行しないように、糖質制限食を
続けて血糖をコントロールしています。
さて、以前に眼底出血を
起こしたからか目が少し
赤いところがあります。
この場合、目は冷やした方が良いのでしょうか?
温めた方が良いのでしょうか?
私は
単純性網膜症が進行しないように、糖質制限食を
続けて血糖をコントロールしています。
さて、以前に眼底出血を
起こしたからか目が少し
赤いところがあります。
この場合、目は冷やした方が良いのでしょうか?
温めた方が良いのでしょうか?
2015/03/13(Fri) 16:48 | URL | momo | 【編集】
misako さん
理論的に考えて、カロリー制限高糖質食では、糖尿病合併症は防げないということを
糖尿病専門医は認識して欲しいと思います。
カロリー制限高糖質食では、食後高血糖と平均血糖変動幅増大が必発で、糖尿病合併症の予防は困難です。
理論的に考えて、カロリー制限高糖質食では、糖尿病合併症は防げないということを
糖尿病専門医は認識して欲しいと思います。
カロリー制限高糖質食では、食後高血糖と平均血糖変動幅増大が必発で、糖尿病合併症の予防は困難です。
2015/03/13(Fri) 17:33 | URL | ドクター江部 | 【編集】
tk さん
スーパー糖質制限食でも、野菜や海草や茸の糖質は摂取します。
また、糖質ゼロでも肝臓でブドウ糖を新たに作ります。→糖新生といいます。
必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、微量元素、食物繊維は人間に必要で
食物から摂取する必要がありますが、糖質制限食ではこれらは豊富に摂取しますので心配ないです。
理論的には必須糖質はないのです。
「最近乾燥肌が気になります唾液も少ないような」
摂取エネルギー不足にご注意ください。
通常は糖質制限食でお肌しっとりになります。
スーパー糖質制限食でも、野菜や海草や茸の糖質は摂取します。
また、糖質ゼロでも肝臓でブドウ糖を新たに作ります。→糖新生といいます。
必須脂肪酸、必須アミノ酸、ビタミン、微量元素、食物繊維は人間に必要で
食物から摂取する必要がありますが、糖質制限食ではこれらは豊富に摂取しますので心配ないです。
理論的には必須糖質はないのです。
「最近乾燥肌が気になります唾液も少ないような」
摂取エネルギー不足にご注意ください。
通常は糖質制限食でお肌しっとりになります。
2015/03/13(Fri) 17:39 | URL | ドクター江部 | 【編集】
momo さん
眼球結膜が少し赤いのは、アレルギー性結膜炎などでもあります。
とりあえず冷やすほうがいいと思いますが、詳しくは眼科でご相談ください。
眼球結膜が少し赤いのは、アレルギー性結膜炎などでもあります。
とりあえず冷やすほうがいいと思いますが、詳しくは眼科でご相談ください。
2015/03/13(Fri) 17:49 | URL | ドクター江部 | 【編集】
初めてメールを致しますが、現在67歳になる。男ですが昨年健康診断で糖尿の初期と言われました。自分は間食もせず甘いもの等は好きでないので殆ど口にしていませんでしたが。ショックでした其の時先生の書籍2冊を購入して目から鱗が取れ糖質制限し炭水化物も摂らず糖質コムから調味料も購入して現在3ヶ月めに入りますが80キロの体重が1ヶ月で70キロまで落ちましたが以後全く減らず、時々は400から1キロ程度増える事が有りますが、問題は無いか心配です。先生のブログは毎回見て頑張っていますが、今度は色々な数値を送り見ていてだきたく思います。今回は初めての経験なので又、改めて投稿します。
takasi kimura さん
10kg減量しておられますので、このまま気長に糖質制限食を続けていただけばよいと思います。
10kg減量しておられますので、このまま気長に糖質制限食を続けていただけばよいと思います。
2015/03/15(Sun) 08:05 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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