2015.4.13 05:05(2/3ページ)

FC東京・武藤、御前試合で首位弾!移籍は「ゆっくり考えたい」

ダイビングヘッドで決勝点を決める武藤

ダイビングヘッドで決勝点を決める武藤【拡大】

 旬の男が会心のゴールを決めた。世界有数のビッグクラブ、チェルシーから獲得のオファーを受けているFC東京のFW武藤が、後半19分に頭で決勝点。敵地に駆け付けたサポーターから大歓声が上がった。

 「ボールをキープしてから簡単にはたいて、そこからゴール前へ入っていけた。自分のよさが出せたと思う。雑音、プレッシャーはあるけど、チームに貢献することだけを考えたい」

 右サイドでボールを拾うと左のFW河野にパスし、ゴール前へ突進。DF太田の左クロスに体を投げ出し、頭でたたきつけたボールはGKの手前でバウンドして、ゴール左隅へ突き刺さった。

 日本代表のハリルホジッチ監督が視察した“御前試合”。武藤は「意識することはなかった」と言うが、前半に3本のシュートを放つと、後半も貪欲にプレー。同8分にはDF森重の折り返しを頭で合わせたものの、クロスバーにはじかれた。「しっかりたたこうと思った」とすぐに修正し、11分後には反省を生かす形でゴールネットを揺さぶった。

 試合終了間際には、冷静な武藤らしからぬ相手選手との小競り合いを見せたが、「お互いに勝利に飢えていたから」。チームはこの日引き分けた浦和と並んで、10年ぶりのJ1首位に立った。

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