旦那よ、3,000円のブラは高くないんだ。普通なんだ。
http://anond.hatelabo.jp/20150413011815
この話について。
値段を決める要素としては
需要とそれに対する供給の問題だと思います。
ブラジャーに関しては
デザインの好き嫌いという嗜好が反映されるものだと思うので
男性の下着より種類が多く一種類当たりの消費量が減るということになるでしょう。
そうなれば、開発コストの希釈化に繋がりにくいので
結果として安くなりにくい部分があるのではないでしょうか。
また、トリンプかワコールか忘れましたが
女性向け下着会社の開発の話をテレビで見ましたが手作業による部分が多く
ミシン針が折れるような固い部分の処理もあるようで、
折れたミシン針のチェックなどの品質管理にも
コストが掛かっているように思えます。
ブラジャーのボーン付け縫製での針折れを防ぐには / JUKI 工業用ミシン
http://www.juki.co.jp/industrial_j/customer_j/jm_j/hint/s_31.html
ですから下着というよりも小物、
より嗜好性が高く作業工程としても手間が掛かる
財布や靴と比較した方がわかりやすいと思うのです。
靴であればデザイン性で好き嫌いが出ます、
縫い合わせ工程よる人件費の問題
サイズも0.5mm刻みなので在庫管理の手間や
デザインは好きだけどサイズが合わないなど
ミスマッチが起きやすいでしょう。
財布もデザインによる好き嫌いや
縫い合わせ箇所の多さで安くて質のいいものを探すのは難しいと思います。
まとめると
ブラジャーに関しては
デザインの嗜好性とサイズパターンの多さによる
売れ残りリスクと開発コストの希釈化の難しさ
縫い合わせ工程の多さによる人件費が掛かること
固いものを縫い合わせることによるミシン針の折れやすさと
それに伴う検針工程などでの通常より高い安全コスト
ここら辺が要因で
男性向け下着よりは高くなりやすいという
別ジャンルのものと理解した方がよいのではないでしょうか。
だれか明確な答えがわかる方がいらっしゃれば
教えていただきたいと思います。
追記
検索したらこちらが出てきました。
ランジェリー・クリエイターのためのブラジャー講座 コラム ・・・ もし商品の中に針が入っていたら大変!
http://maisonlaceres.blog32.fc2.com/blog-entry-29.html
ブラジャーなどの場合、ワイヤーとかアジャスターとかの金属類を普通に使用しているため、安全な製品でも警報が鳴りっ放しになってしまうのです。
その点を考慮して最近は「検針機対応」というワイヤー類も提供されるようにはなりました。このような金属素材を使っていれば、対応していない針などがあった時にのみ反応します。ただしこれらにも素材の値段が高くなってしまうという障壁があります。それならば、金属探知機など使わずにミシン針が折れた時に気をつけて折れた針を取り除けば良いではないかと思われる向きもあるかもしれません。ところが折れた針はほんの数ミリほどの小さいものですし、激しく上下運動しているものが折れるのですからどこかに吹っ飛んでしまったり、ミシンの小さい隙間に隠れてしまったりと、製品の中に入ったのかそれとも入らずにどこかに行ってしまっているのかそれも分からないという場合が多くあります。
そのため生産上では非常にロスが多いのですが、事が事故に結びつくものですので針が折れた時にはミシンをすべて止め、「折れた針を復元」することが出来るまで破片を探すという手段を採っている工場もあります。
なるほど、使われている素材による検針の難しさや
折れた際の商品の廃棄ロスもあるのですね。