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川内原発再稼働巡る仮処分 22日に判断
4月7日 12時50分

川内原発再稼働巡る仮処分 22日に判断
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鹿児島県の川内原子力発電所を再稼働させないよう住民が求めている仮処分の手続きで、鹿児島地方裁判所は、今月22日に決定を出すことになりました。仮処分の決定は、すぐに効力を持つことがあり、全国で最も早く、再稼働に向けた手続きが進む川内原発に対する裁判所の判断が注目されます。
鹿児島県の川内原発1号機と2号機について、鹿児島県、熊本県、それに宮崎県の住民12人は「地震や大規模な噴火で深刻な事故が起きるおそれがあるうえ、住民の避難計画も実効性に乏しい」として、鹿児島地方裁判所に仮処分を申し立て、再稼働させないよう求めています。
これに対して、九州電力は「想定される地震に対して十分な安全性があり、巨大噴火の可能性も極めて低い。避難計画も適切に策定されている」などと反論しています。
鹿児島地方裁判所は双方の主張を聞いて審理を進めてきましたが、住民側の弁護士や九州電力によりますと、裁判所から今月22日に決定を出すと連絡があったということです。
川内原発1号機と2号機は、全国の原発で初めて、原子力規制委員会から新しい規制基準に適合していると認められたことを受けて、地元・薩摩川内市と県が再稼働に同意し、先月30日から、1号機について原子力規制委員会が再稼働の前に必要な使用前検査を行っています。仮処分の手続きでは、決定が出るとすぐに効力を持つことがあり、裁判所が川内原発の安全性についてどのように判断するか注目されます。

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