日本との物品役務提供協定締結 「計画ない」=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は13日、日本政府が来月、韓国に対し物品役務相互提供協定(ACSA)の締結を呼び掛ける見通しだとする日本メディアの報道について、ACSAに関する協議は行われておらず計画もないと明らかにした。

 同部の金珉ソク(キム・ミンソク)報道官は同日の定例会見で記者の質問に対し、現在のところ、来月シンガポールで開かれるアジア安全保障会議に合わせた韓日防衛相会談開催やACSA締結は計画されていないと答えた。

 金報道官は、2013年末に南スーダンに派遣されていた韓国部隊が日本の自衛隊から銃弾の提供を受けたことに触れ、「海外で国連平和維持活動(PKO)活動を行っていると(日本側の)物資が必要なときがある」と認めながらも、両国間に(過去の歴史問題など)さまざまな懸案もあるためACSA締結を推進していないと重ねて強調した。

 国防部は韓日がACSA締結について協議していないと明らかにしたが、アジア安全保障会議の場で防衛相会談が実現した場合は日本側が主導的に締結問題を取り上げる可能性は残っている。

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