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【どんなかたちで登場するのか？？】

【M3中戦車リー】



１．第2次世界大戦初期の電撃戦で圧倒的な勝利を収めた先進的なドイツ軍戦車に対抗するため、米陸軍が急遽開発した中戦車。

２．M3は当時、75mm砲を装備した大型旋回砲塔を車体に搭載する技術的経験が米軍に不足していたことから、
　　旋回砲塔には37㎜砲を車体に射界の狭い75m砲を搭載したもので、
　　旋回砲塔に75㎜砲を車体右前方に搭載したM4戦車開発までの繋ぎだったが、北アフリカ戦線ではそれなりに活躍。

３．M3中戦車リーのほかにM3中戦車グラントがあるが「リー」「グラント」というのは英軍での呼称。
　　米軍では単純にM3と呼ばれた。
　　なお、「リー」「グラント」は米南北戦争時の北軍ユリシーズ・S・グラント将軍と、南軍のロバート・E・リー将軍の名前を取ったもの。

４．大雑把な分類として「リー」はガソリンエンジン、「グラント」はディーゼルエンジンを搭載。

５．M3が活躍する映画で有名なのが、ゾルタン・コルダ監督ハンフリー・ボガード主演の「サハラ戦車隊」第二次大戦真っただ中の1943年に製作。
　　北アフリカ戦線が終結した1943年の11月に公開された。
　　米陸軍が全面協力しているため実車が登場。
　　エンジン始動シーンなど、マニアックなシーンも多い。
　　発砲シーンのブラストの大きさから実弾を撃っているのではないかと思えるほど。
　　着弾シーンも土が抉れるほど激しく、迫力満点である。

６．「サハラ戦車隊」は1995年にテレフィーチャーとしてリメイクされたが、
　　その際にはオーストラリアでロケがなされ、同国に保管されていた実車が撮影に使用された。

７．1979年にスティーブン・スピルバーグが監督した戦争コメディ映画「1941（いちきゅうよんいち）」では、
　　「サハラ戦車隊」へのオマージュとして、「サハラ戦車隊」でハンフリー・ボガードが演じたガン軍曹が戦車に名付けた
　　「ルル・ベル」と同じ名前のM3が登場する。
　　が、このM3はオリジナルではなく、M4戦車のシャーシにM3の車体のハリボテを載せたもの。
　　足回りのサスペンションがM4になっている点や、車体前面の操縦手用視察窓の位置の違いなどがオリジナルとの相違点。

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