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統一地方選 知事選はすべて現職が当選
4月13日 4時42分

統一地方選挙の前半戦は12日に投票が行われ、10の道と県の知事選挙は、自民・公明両党と民主党が事実上対決する構図となった北海道と大分の知事選挙で、ともに与党が支援した候補が当選するなど、すべての現職が当選しました。一方、政令指定都市の市長選挙では、自民党と民主党などが対決する構図となった札幌市長選挙で、民主党と維新の党が推薦した新人が初当選しました。また、41の道府県議会議員選挙で、自民党は、大阪を除く40の議会で第1党を維持しました。
4年に1度の統一地方選挙の前半戦は、12日、10の道と県の知事選挙、5つの政令指定都市の市長選挙、それに41の道府県議会議員選挙と17の政令指定都市の市議会議員選挙の投票が行われ、即日開票されました。
このうち知事選挙では、自民・公明両党と民主党が事実上対決する構図となった北海道と大分の知事選挙で、ともに与党が支援した候補が当選し、ほかの8つを含め、いずれも無所属の現職が当選しました。
一方、5つの政令指定都市の市長選挙では、自民党と民主党などが対決する構図となった札幌市長選挙で、民主党と維新の党が推薦した新人が初当選し、残る4つの市長選挙は、いずれも無所属の現職が当選しました。
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41の道府県議会議員選挙では、定員2284のうち、自民党は、追加公認を除いて1153議席となり、定員全体の過半数の議席を24年ぶりに獲得しました。さらに自民党は、大阪を除く40の議会で第1党を維持し、このうち24の議会で過半数を獲得しました。
民主党は264議席で選挙前の議席を下回りましたが、新たに石川と高知で議席を獲得するなど、候補者を擁立した40の議会のすべてで議席を確保しました。
公明党は169議席で候補者全員が当選し、選挙前の議席を維持しました。
維新の党と大阪維新の会は、大阪で第1党を維持するなど、合わせて70議席を獲得し選挙前を上回りました。
共産党は111議席で、9つの議会で議席を新たに獲得するなど、選挙前より36議席増えました。
次世代の党は、6人を擁立しましたが、議席を獲得できませんでした。
社民党は埼玉で議席を失いましたが、選挙前と同じ31議席を獲得しました。
生活の党と山本太郎となかまたちは議席を獲得できませんでした。
諸派は、23人が当選しました。
無所属は463人が当選しました。

一方、いまの大阪市を廃止して5つの特別区を設ける、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票を来月に控えるなか、議会勢力の動向が注目された大阪府議会と大阪市議会の議員選挙は、大阪維新の会が、ともに第1党を維持しました。ただ、大阪府議会で目標としていた過半数には届きませんでした。
また、神奈川県議会議員選挙では、旧みんなの党出身の議員らで結成した地域政党「みんなの改革」は1人が当選しました。
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17の政令指定都市の市議会議員選挙は、定員1022に対し、▽自民党が301議席、▽民主党が126議席、▽公明党が174議席、▽維新の党と大阪維新の会が合わせて84議席、▽共産党が136議席、▽次世代の党が1議席、▽社民党が3議席となっています。▽諸派は42人が、▽無所属は154人が当選しました。
残りの1議席は、熊本市議会議員選挙の南区選挙区で、最後の1議席を巡って、2人の候補者の得票が並んだため、14日にくじ引きで当選者を決めることになっています。

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