2015年04月11日
尼僧イェシェ・カンドの焼身後の生死は不明であったが、4月10日付けRFA英語版等によれば、次の日の9日、警察が家族に死亡を知らせたという。しかし、家族は遺体を引き取らせてもらえず、遺灰もなく、本当に尼僧が亡くなったどうかは分らないと話しているという。
最近家にいた彼女は焼身の前日珍しく尼僧院に現れたという。そして尼僧院の仲間たちと話をするなかで、彼女は「明るく、楽しむべきだわ。でもチベットのために何かやることも大事だわ。焼身とかね」と言ったという。しかし、その時には誰も彼女が本気に焼身するとは思ってもいなかったという。
「イェシェ・カンドはとても控えめでした。勉強や修行をたくさん終えていましたが、まったく鼻にかけることもなく、親しみ易い性格でした」と仲間の尼僧は語る。
井早さんはこの絵に次のダライ・ラマ法王の言葉を添えられている。
"Give the ones you love
Wings to fly
Roots to come back
and reasons to stay"
Dalai Lama
愛するものたちに
飛ぶための翼を
帰る場所(根)を
そこに留まる理由をあげなさい
内地焼身者顔写真。
これまでチベット内で起こった主な抵抗運動と焼身発生地を示した地図。マークされているのが今回のカンゼ。
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