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【大リーグ】

田中、大人の対応通じず

2015年4月12日 紙面から

 【ニューヨーク穐村賢】“大人の対応”も大物には通じなかった?開幕直前に「1年を通じて健康でいられるとは思わない」などとヤンキースの田中将大投手(26)について悲観論を繰り返したメジャー通算219勝男のペドロ・マルティネス元投手=元レッドソックスなど=が10日(日本時間11日)、ヤンキースタジアムで田中と初対面。田中は「握手をお願いする」と話していた通り、自らが歩み寄り“公約”通りに握手。マルティネスも笑顔で応じたが、同日に出演したラジオ番組では「(開幕戦は)65%くらいの状態だった」と再び辛口批判した。

 “因縁の男”がヤンキースタジアムに姿を現した。「田中が1年を通して健康でいられるとは思わないし、いまも万全だとは思えない」と悲観論を展開した殿堂投手のマルティネスだ。外野でキャッチボールを終えた田中が、苦笑いを浮かべながら自ら歩み寄る。「(球場で会うことがあれば)たぶん握手をお願いすると思いますよ」と話していた通り、有言実行で田中から「ナイストゥミーチュー(初めまして)」と声を掛け、がっちり握手。日本メディアの前を通り過ぎる際には「撮りたい画は撮れたかな!」と余裕の笑顔も見せた。

 それでも、マルティネスの“口撃”が変わることはなかった。この日はFM局WFANに出演。4イニング5失点だった田中の開幕戦について「65%くらいの状態。ドタバタで昇格させたマイナーリーガーの若手よりましだったかもしれないが、本来はストライクゾーンを積極的に攻めるのに、それができていなかった」と酷評。さらに「自分も経験があるから分かるが、痛みを感じながら投げているのかもしれない」と不穏なコメントも飛び出し、同局(電子版)も「本来の姿でない田中は見る価値がない」と切り捨てた。

 12日の次回登板は全米中継の宿敵レ軍戦。マルティネスを納得させるためにも、大一番で本来の姿を見せつけるしかない。

 

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