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普天間基地内の墓 1年ぶりに墓参り4月12日 22時16分
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先祖を供養する沖縄の伝統行事「シーミー(清明祭)」に合わせて、宜野湾市にあるアメリカ軍普天間基地では、基地の中に墓がある住民たちが、12日立ち入りを許可され、1年ぶりに墓前に手を合わせました。
宜野湾市にあるアメリカ軍普天間基地は、70年前の沖縄戦のさなか、集落があった土地を接収して造られたため、基地の中には今も墓が残されています。
12日は、先祖を供養する沖縄の伝統行事「シーミー」に合わせて、基地内に墓がある住民およそ500人がアメリカ軍から立ち入りを許可されました。
このうち、滑走路の誘導灯のすぐ脇に墓がある比嘉和子さん(66)は3世代11人で墓の前に集まり、1年ぶりに墓を清めて手を合わせました。
普天間基地は、日米両政府が返還に合意してから12日で19年がたちましたが、返還には名護市辺野古への移設しかないとする政府と県内移設に反対する沖縄県との間で対立が続いています。
墓参りをした比嘉さんは「基地内に墓があるのは、そこで住民が暮らしていたということです。沖縄戦があったためにこういう状況になっていますが、子や孫を普通に育てることができる沖縄になってほしいとお祈りしました」と話していました。
12日は、先祖を供養する沖縄の伝統行事「シーミー」に合わせて、基地内に墓がある住民およそ500人がアメリカ軍から立ち入りを許可されました。
このうち、滑走路の誘導灯のすぐ脇に墓がある比嘉和子さん(66)は3世代11人で墓の前に集まり、1年ぶりに墓を清めて手を合わせました。
普天間基地は、日米両政府が返還に合意してから12日で19年がたちましたが、返還には名護市辺野古への移設しかないとする政府と県内移設に反対する沖縄県との間で対立が続いています。
墓参りをした比嘉さんは「基地内に墓があるのは、そこで住民が暮らしていたということです。沖縄戦があったためにこういう状況になっていますが、子や孫を普通に育てることができる沖縄になってほしいとお祈りしました」と話していました。