編集委員・吉岡桂子
2015年4月12日02時45分
中国が創設を提唱する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)について、日本の対外経済政策を後押しする政府系金融機関、国際協力銀行(JIBIC)の渡辺博史総裁にきいた。
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AIIBの設立で、アジアのインフラ整備に向けた資金のポケットが大きくなること自体は歓迎できます。日本の加盟の是非についてはコメントできない。政府が決めることです。
金融機関の立場として懸念もあります。AIIBが融資の対象とするのは、すでに世界銀行やアジア開発銀行(ADB)からお金を借りている国も多い。これにAIIBも加わり、一国の返済処理能力を超えた貸し出しにつながるおそれがあるからです。
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