04月12日 19時14分
宮城県と山形県にまたがる蔵王山で、火山性地震が、12日午後6時までに35回観測され、気象台は、火口湖の御釜周辺では、過去に活発なときに、突発的な噴気や火山性ガスの噴出があったことから、十分注意するよう呼びかけています。
仙台管区気象台によりますと、蔵王山では、7日以降、火山性地震を10回以上観測するなど、やや活発な状態が続いていて、12日は午後6時までに、35回起きました。
火山性地震は、5年前の観測開始以来では、去年8月7日の1日に44回が最も多く、次いで今月9日の35回となっていて、12日は、すでに2番目に多い状態です。
蔵王山では、地下のマグマなどの動きを示す火山性微動が、9日に2か月ぶりに観測されていますが、その後は観測されていません。
火口湖の御釜周辺では、噴火する前などにみられる地盤の傾きに大きな変化はなく、望遠カメラによる監視でも目立った異常は確認されていないということです。
気象台は火口湖の御釜周辺では過去に活発なときに突発的な噴気や火山性ガスの噴出があったことから、十分注意するよう呼びかけています。
新着ニュース