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Damehumanoid 曰く

2015-04-12

[]アイドルマスター シンデレラガールズ(アニメ)1st season感想

アニメ放映開始した頃は各話感想書こうかなーとか思ってたんですよ。


一話終わってさてどう書こうかと思案してるうちに相変わらずの筆不精が発動したのと、

感想をガッツリ書く方がだいぶいたのでもう書かんでええかなーという気分になり^^;


ただまぁ1シーズン終わってみると意外とあまり見かけない話とかあるなと思いまして。

話のネタぐらいにはなるかねーということで思いつくままに書いてみようかと。




全体の印象

綺麗に組み上がったパズル。

それが今の時点での自分の感想。

計算されたパーツ同士は綺麗に組み上がってて、とても良く考えられたバランス。

アニマスという先達がある中でようこんだけ仕込んで組み上げたなと素直に思う。


ただ、このパズルは自分はジグソーパズルだと思ってるので。

最終的に出来上がる絵の方が楽しみなんよね。

2期を見終わった時に、どんな絵が見れるんだろう。

それを楽しみにしている。




見せ方

物語として一番怖いなーこの人と思ったのは、やはり未央の上げ方と落とし方かなぁ。

今だにそれが長々と話題に上がることの一つの理由は、あの落としっぷりにあると思う。

あれを怖かったかもしれんけどやっちまう人なんだなと。

執念、という言葉が高雄監督のイメージとして残った。


とはいえ、その見せ方の執念が時にくどすぎるわ、と思ったのもまた事実。

花とか時計とかセミとかに気合い入れられてもなぁとつい思ってしまう^^;

細かい細工にこだわりまくった結果として、全体にノルマクリア感が否めず。

物語を観たというよりも神経衰弱が全部埋まるのを眺めてたような気分。

確かに綺麗に組み合わせが開いていって、そら綺麗だねとは思うんだけど。

で?と言わざるをえない。暗喩やらなんやらはメイン看板じゃないんだから。


別にシナリオや表現が単純でもなんでもよかったのよ。

おいらはただただアイドルが何を為すかが見たかった。

ただ、どーにもあれこれ考える事自体は好きな人なので。

ぶっちゃけると、気が散るんだわあれ^^;


作画とかは結構どーでもいいのよ。

「細身の武内P、なんか五エ門みたいだなー」と思う程度にしか画はよう知らんし。

さすがにロングの画がしょぼすぎた時はどないかせーよくらいには思ったけど。


多分そういう技量の問題ではなくて。

それこそやっぱり6話とかわかりやすいんだけど。

「アイドルより自分のシナリオで見せたいもん優先しようとせんかったか?」と。

正直そこまで高雄さんやA-1を知ってるわけではないのでね。

序盤にこういうのが来たのはちょっとしんどかったなぁ。


ま、一応そこは製作陣のある種の愛が重すぎたのだと信じるとしてだ。

正直戦線は崩壊しかねなかったわけで。

好きになってくれんのはありがたいしうれしいんだが、もうちょいこうなんというか。

一人相撲とらなくても良かったのになぁと。




聴かせ方

そんなわけで、どうにも最初の頃はシナリオ側の押し出しが強すぎて窮屈なアニメだなと。

でもそれで終わらなかったのは、声優陣の聴かせ方がいいアニメだったからだと思う。


例えばそれこそ未央が挫折した6話。

あそこで視野狭窄だな〜とはそら思うわけだけれど、声に真っ直ぐさが乗っかってたから。

7話でしぶりんが武内Pに詰め寄るシーンも大好き。

あんまり表に出さない子ではあるのだけれど。個人的にはもっと泣いて笑って怒れと。

少しずつでもそういうの重ねてったらいい女になると思うんだよな、しぶりんは。

そんな感想を思い起こさせるだけの言霊をふーりんは乗っけてくれたと思う。


そして1期でこれぞを挙げるとしたらやはり7話のしまむらさんで。

あのPとの会話で、どんだけポジティブなんやと話題になりましたが。

あれ、声優さんは全部頭に入ってるわけで。どうしても演技に出ちゃいがちだと思う。

知ってることや、もしくは知ってるけど知らないことにしなきゃいけないニュアンスが。

それをあの時まったく感じなかったんよね。

あの時のしまむらさんがこぼすであろう情感を、過不足なく紡ぎだした。

その点であれははっしーの1期ベストのシーンだと今でも思ってる。


その他にも例えば13話の川島さん楓さんの貫禄であったり、美嘉の姉御っぷりであったり。

ゲームをやってたイメージだと、346の先輩後輩の構図って違和感があって。

やっぱりゲームの中で会った順番だったり、CDデビューの順番だったりが先に浮かぶ。

でもアニメが終わる頃には他のメンバーも含めて、きちんと346プロの構図が腹に落ちてた。

その辺り、本当にこの人達いい仕事したんだなぁと思う。

普段は一門だ芸人だと親しみを込めて言われてるけどw

声優としてほんといい仕事してくれたアニメだった。




武内P

聴かせ方、という話で言うならやはりこの人も重要で。

特番だっけかで言ってたけど。「自分には経験がない。だから沢山現場で教えてもらってる」

武内Pの有り様って、この言葉のとおりだよなと思う。

最初はやたら強面で言葉数少ないから、有能なPなんかなーと思ってたんだけど。

話が進むにつれて、どうもこの人仕事の面ではそれほど有能じゃないんじゃないかという^^;


一番わかり易いとこでいうと、合宿回。

そもそも346プロの設備と環境があれば、遠方に合宿に行く理由がないのが一つ。

もう一つは、合宿で得た団結が、武内Pにとってはまったくの偶然なのが一つ。

お前一体何考えて合宿することにしたんだよと^^; (それこそリアルオトナのジジョー(ry


基本的に情熱と愚直の人なのだろうな、と思うわけです。消去法で。

で、それが憎めねえんだよな。だって本当に一緒に成長しようと歩いてんだもん。中の人が。

過去にプロデュースの経験あったならもうちょい新米アイドルにアドバイスせーよとか。

出る番組の情報ぐらいちゃんと確認して伝えてやれよとか。

本番2日前にシロートの二人に作詞ゴーサイン出すなよとか。

そら言いたいことは山ほどあるよ。あるけどよ。まぁしゃーねえかとなっちまう。

ああ、すっ転びながら成長する人なんだ、と思わせるだけの何かがあるんだ、あの人。

(過去のすっ転びで何も学んでないのかとさらにツッコミたくはなるが根負けした^^;

相変わらず人の目利きだけは鬼のようにいいなアイマスは、と思う。

これからも一緒にすっ転んで一緒に困って一緒に笑顔になって。

そういう人なんだろうなとは思えたので。うん、これからもよろしく。




2期へ

「アニメ制作側が気合入れまくったけどその気合にムラがありすぎるわ窮屈だわ制作ペース崩壊してるわでどうなるんやこれと思ったけどそれをむしろ強度に変えるだけの威力を声優陣が見事に見せきったアニメ」

1期を観ての感想はそんなとこです。

出来がいいかっつったらいいとは言わんわ。でも面白かったよと。


緻密なパズルなんていらねえからさ。彼女らの景色が見てえ。

そらアニメ大好きな方々には今のやり方が受けがいいかもしれねえけどさ。

俺はアニメよりアイマスが観たい人なので。うん、これは俺のワガママ。

両立して見せらぁ!と豪語するのであればもちろん楽しみに見させていただく。

元々脳みそこねくり回すの自体は嫌いじゃないからw


あとはそうだなぁ。話の中身に関して野暮を承知で言うなら。

しまむらさんとしぶりんの物語が、シンデレラプロジェクトの物語の歯車にならないといいなと。

これはアニマスで俺が春香と千早の物語を観てとても残念だったからぼやいてるだけの話。

まぁ多分大勢の方はそれを望む気がするので。期待しないで眺めてます、ハイ^^;


あとはなんだろう。武内Pかねぇ。

某Pとの間では「武内P346のボンボン説」なんて話もよくしてるのですが。

最終話で出てきたやたら女っ気過多のおねーさんがどう絡むのかはちょいと楽しみ。

武内Pが愚直と情熱の人だとすると、ああいう思わせぶりなキャラは苦手だろーなとw

まぁそこはNOMAKEで本気出すかも発言があった魔王ちひろがどうにかするんでしょうか。

そんな話も見てみたいわw




最後に、印象に残ったシーンの話でも。


最終話、フェスが終わったあとで、みんながステージに集まるシーン。

あそこでしぶりんがさ、背伸びするとこあるじゃない。

あれ、ガラスの靴を履いてた時の景色を思い出してたんだろうなと。

ヒールの分、ちょっとだけ高かった景色。


今の彼女たちの気持ちは、あそこに集約されてると思うのです。

シンデレラが眺めてた景色を、また観たいって。

そういう意味では、1シーズン終わって、彼女たちはようやく目標が出来たのかなと。

ほんとに、「シンデレラプロジェクトってなんなんだよ」というのは未だに疑問なんだけど。

少なくとも、彼女たちにはフェスでビジョンが見えた。

これでようやくスタートラインに立ったと言ってもいいかもしれない。


そこに連れてってやれるのは、アニメ制作陣はじめ、声優の皆様だけだから。

どうか、アイドルたちをよろしく頼みますm(_ _)m

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