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小児がん患者に子どもを 体外で精子作る研究開始へ4月6日 17時29分
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獨協医科大学の研究グループが、体の外に取り出した男性の精巣の組織から精子を作り出す臨床研究を始めることになりました。小児がんの子どもの中には、抗がん剤治療などで精子を作り出せなくなるケースがありますが、研究が成功すれば、将来子どもを持てる可能性を残せるとしています。
臨床研究を始めるのは、獨協医科大学越谷病院の岡田弘教授の研究グループです。
小児がんの子どもの中には、抗がん剤や放射線の治療によって精巣が傷つき、将来、精子を作り出すことができなくなるケースがありますが、有効な対策がありません。
このため研究グループは、まず大人の男性の精巣の組織を体外で培養し、その中にある「精原細胞」から精子を作り出す臨床研究を始めることになりました。
成功すれば、小児がんの子どもの精巣を治療前に凍結保存しておく臨床研究に移り、将来子どもを持つ可能性を残せるようにしたいとしています。
すでにマウスを使った実験では成功しているということで、臨床研究を行う岡田教授は「精子は精巣の組織の形を保ったままならば体外でも作り出せることがマウスで判明している。小児がん患者に子どもを持つチャンスを残しておいてあげるために、早く技術を確立したい」と話しています。
小児がんの子どもの中には、抗がん剤や放射線の治療によって精巣が傷つき、将来、精子を作り出すことができなくなるケースがありますが、有効な対策がありません。
このため研究グループは、まず大人の男性の精巣の組織を体外で培養し、その中にある「精原細胞」から精子を作り出す臨床研究を始めることになりました。
成功すれば、小児がんの子どもの精巣を治療前に凍結保存しておく臨床研究に移り、将来子どもを持つ可能性を残せるようにしたいとしています。
すでにマウスを使った実験では成功しているということで、臨床研究を行う岡田教授は「精子は精巣の組織の形を保ったままならば体外でも作り出せることがマウスで判明している。小児がん患者に子どもを持つチャンスを残しておいてあげるために、早く技術を確立したい」と話しています。