ネットで有名になったきっかけ
唐澤貴洋弁護士の話に入る前にとある人物の話をしておかねばならない。
詳細を書くとあまりに膨大な量になるため概略だけ書くが、
彼こそが唐澤貴洋弁護士を世に知らしめた一大人物なのは間違いない。
そもそもは2ちゃんねるのなんでも実況J板(以下なんJ)にいた
長谷川亮太という高校生が八神太一なる固定ハンドルネームを付けたことからすべてが始まる。
彼はコテハンを付けたまま3年間ほぼ毎日煽りや中傷を含めた自分語りを繰り返し、
事実上の荒らしとして君臨していた。
なんJは2chの中でも1,2を争う巨大掲示板で常時数千人が接続してため、
なんJ民の彼に対する恨みの量は膨大なものに膨れ上がっていた。
そして住民達の怒りもついに臨界点に達しヘイトが爆発、
2chでもまれに見る規模の特定騒動・誹謗中傷が始まった。
彼はたび重なる批判と中傷に耐え切れず、なんと弁護士にすがるのである。
その相談相手こそが、「唐澤貴洋」だったのである。
炎上に至るまでの経緯
1.IPアドレスの開示
相談を受けた唐澤貴洋弁護士はさっそく2ちゃんねる運営へ削除要請を申請し、
同時に批判要望板にて中傷書き込みをした発信者の情報開示請求を行い、その有能ぶりを見せつける。
長谷川亮太への誹謗中傷を書き込んだ者はまたたく間にIPを開示されてしまったのだ。
↓IPアドレス開示の現場
↓それに対する当時のなんJ民の反応
…しかしこのIPを開示するという手法、実は単に脅すというだけで
実際にはほぼ何の意味もないのである。
例えば誹謗中傷の書き込みを行った者を訴えようとする場合、
1.IPを開示をする
2.IPアドレスをもとにプロパイダーに情報開示を請求する
3.書き込み主に対して訴訟を起こす
…といったかなり面倒な手順を踏まなければならず、仮に成功したとしても単なる中傷の書き込み程度では
大した罰則が無い上、むしろ数十万の費用と手間がかかるためやるだけ損なのである。
こうしたIPアドレスの開示だけで高額な着手金だけせしめる手法はパカビジ(IPパカパカビジネス)と呼ばれており、
詐欺行為に近いとして糾弾されることもある。つまりこの唐澤貴洋弁護士、依頼人の問題の解決よりも
パカビジにより小遣い稼ぎを重視するパカ弁だったのである。
2.そして唐澤貴洋弁護士も炎上へ
自業自得な2ちゃんねるでの炎上で弁護士を雇うという前代未聞の行動と、
弁護士という肩書きを前に、長谷川亮太を誹謗中傷していたなんJ民達も最初は怯えていたものの、
誹謗中傷によるIP開示の次の段階である民事訴訟が現実的で無いことを知り、また
弁護士事務所のTwitterアカウントでジュニアアイドルのアカウントをフォローする
意味のないIP開示だけで着手金だけをせしめるずさんなやり口
等、弁護士として非常識な一面が明らかになり、
「無能」の烙印が押された結果、誹謗中傷の対象が担当弁護士の唐澤貴洋にまで拡大する。
さてここからが唐澤貴洋弁護士の腕の見せ所である。
依頼人だけでなく弁護士である自分にまで誹謗中傷が及んだことにより
唐澤貴洋弁護士は自分自身に対する誹謗中傷の書き込みに対してもIPを開示することになる。
実際にIPを開示されたスレッドと書き込みの例がこちらである。
…ご覧の有り様であるが、前述した通り誹謗中傷によりIPが開示されたとしても、
なんJ民達はIP開示それ自体は子供騙しでほとんど意味が無いことを知っていたため、
IPを開示して脅すという手法がむしろ逆効果になりこれらの誹謗中傷を増長させてしまう結果になったのである。
そのため、唐澤貴洋弁護士に対しどの程度の誹謗中傷なら開示されないのか、
という無茶苦茶なチキンレースで遊び始め、原因である荒らしの八神太一そっちのけで
唐澤貴洋弁護士への誹謗中傷が激増する自体となってしまったのだ。
そしてどうなったか?
一連の騒動によりなんJで一躍有名人となった唐澤貴洋弁護士。
2ちゃんねるでも1,2を争う勢いを持つなんJで唐澤貴洋弁護士をネタにする風潮が出来上がった結果…
事務所のサジェストが汚染される。
唐澤貴洋弁護士について語る専門の掲示板まで作られてしまう。
唐澤貴洋弁護士への殺害予告で逮捕される者も現れる始末。
唐澤貴洋弁護士をネタにする音楽が多数作られる(Orpheusという自動作曲ソフト)。
挙句の果てに官能小説まで書かれてしまう。
熱烈な唐澤貴洋弁護士のファンにより勝手に10円玉硬貨に事務所の宣伝シールを貼られ、
自販機などで流通させられてしまう。(シールを貼るだけなら法的には問題無いらしい)
街中には唐澤貴洋弁護士の公式イラストを印刷したシールで溢れかえり…
悪芋の手により放送局やアニメの公式サイト、2chまとめブログがクラッキングされ、
事務所の宣伝をされてしまう。
ツイッターのアプリ連携スパムにより大量の殺害予告ツイートが出回ってしまう。
…このように、一介の弁護士としてはかなり異質な扱いを受けている。
この騒動は鎮火するどころか日に日に悪化してきており、どう終わりを告げるのかは神のみぞ知るところである。
ちなみに、唐澤貴洋弁護士やその周りの事件・人物については、
専用のwikiにて随時更新されているため、興味を持った方はそちらを見るといいかもしれない。