(場内拍手)
(信濃)いや〜。
(奥重)いや〜。
(信濃)屋上は気持ちええなぁ。
(奥重)ええ天気やなぁ。
(信濃)なあ。
あれ?ちょっと待ってちょっと待って。
見て。
こんなとこにこんなもんあるやんか。
懐かしいな。
俺高校んときなバレーボール部やってんや。
ちょっと天気もいいしみんなでバレーボールしようや。
(奥重)でも俺見たことあるけどやったことないねや。
そうなん?見たことあるならできるやろ?俺も教えるし。
頼むで。
じゃあやってみよか。
(信濃)おいほんなら気合い入れていこうな!
(3人)お〜い!ボールに集中!おいおいおい!ボールに集中!おいおいおい!相手の選手びびってる!来い!
(信濃)やったことあるやろ!何!?今の。
怖っ!
(奥重)えっ?
(信濃)ちゃう。
普通にパス回ししよう言うてただけや。
(奥重)そういうことかいな。
はよ言うてぇや。
(信濃)なんやおい。
(川畑)おうおうおうおう。
(信濃)川畑さんやないですか。
おお〜いやバレーボールか。
楽しそうやな。
俺も入れてくれよ。
(まみ)ええ〜?せっかく4人でやってるのに。
人数関係ないやん。
頼むわ入れてぇなもう〜。
(多希子)まあまあじゃあもうせっかくやから入れてあげますよ。
もうええやんけええやんけ。
(多希子)いくよ〜。
(一同)おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!おい!
(奥重)取って取って。
(まみ)おい!
(信濃)おい!
(多希子)ちょっと何やってんの。
(信濃)楽しいなぁ。
なんにも楽しないわおい。
わし全然回ってきぃひんやないかい。
(多希子)じゃあ川畑さんにもパスしたらいいのね。
はいは〜い。
いくよ〜。
(一同)おい!おい!よっしゃ!来い来い来い。
(奥重)おい!痛い痛い痛い痛い…。
低い低い。
ええっ?取られへんがなそんなん。
(信濃)場所が悪いんですよ。
場所が悪い?じゃあ回れ回れほんならもう。
(多希子)いいですよ。
もういきなり来いいきなり。
(信濃)いきなり?
(一同)おい!高すぎるわおい!無理やこんなもん。
(信濃)違いますよ。
川畑さんが鈍くさいんですよ。
はあ!?
(奥重)そんなに鈍くさかったら同期の内場さんみたいにクビになりますよ!えっ?同期の内場って最近見ぃひんな思うたらクビになったんかいな。
(まみ)はい。
なんでも副社長の怒りを買ってクビにされたんですって。
内場のやつ何しでかしたんや。
(信濃)そんなことよりも早くボール取ってきてください。
なんで俺が行かなあかんねんな。
(奥重)早く行ってくださいよ。
なんで俺やねんお前。
(まみ)行ってください。
(多希子)行けよ!は〜い。
(信濃)いや行くんかい!なんやあの人ほんま。
キーンコーン…
(チャイム)
(多希子)昼休み終わった。
仕事戻ろっか。
(信濃)ちょ…ちょっと待ってちょっと待って。
川畑さんは?
(奥重)あっ川畑さんかぁ。
(信濃)うん。
(3人)川畑さん!おいおいおい!川畑さん!おいおいおい!川畑さんはほっとこう!
(信濃)あかんやろ!いやほっといたらあかんやん。
ちょっとおいおい!
(内場)ああ〜。
あいつらほんまにうるさいなもう昼休みの度に。
ゆっくりできひんわほんまに。
あら?誰もおらへんがな。
あいつらもう…。
おい内場!あっ!まだおったんかいな。
「まだおった」やないがな。
おい!お前クビになったって聞いたぞ。
なんで屋上におんねんおい。
(内場)川畑かいおい。
お前どういうことやねんおい。
(内場)ああ〜もうよりにもよってお前に見つかるとはなぁ。
俺もびっくりしたがなお前。
恥ずかしいわ。
同期のお前に見つかんのがいちばん嫌やってん俺。
なんで俺やったら嫌やねん?お前なそない言うけどなお前はまだええやないかい。
俺はお前一旦クビになっとんねんでこれ。
おい!お前笑うてんねやろ?腹で。
「笑うて」…。
俺こっちやおい!お前2人おんのか?バレーボールやこれ!違う。
こっちやこっちやお前。
ああ〜びっくりしたがなお前。
「びっくりした」やないがなお前。
なんでこんなとこおんねん?いやまあこれにはいろいろ訳があるわけよ。
訳ってなんやねん?教えてくれやおい。
もうしゃあないな。
ほんならお前やから言うけども絶対誰にも言うなよ!そらそうやがな。
いや俺…口が堅いで有名やろ?俺。
なっ?頼むわ。
ほな。
実はな…。
俺は副社長にクビになったやん。
おう。
らしいな。
(「なごり雪」)でも社長がなお情けで残してくれたわけや。
(大音量で「なごり雪」)ちょっとうるさいなおい!なんの音やこれおい。
見つかったらあかん言われて…。
お前ようしゃべってられるなぁおい。
めっちゃうるさい音楽流れてきぃひんかった?お前何言うてんねん?そんなんないよ。
えっ?えっ?俺だけ!?ええっ!?すまん。
もう一回説明してくれ。
ちゃんと話聞けよ。
実はな副社長にクビになったやろ?
(「なごり雪」)ビヨーン
(効果音)なんや?残っときなさいと。
ビヨーン
(効果音)ビヨーン
(効果音)副社長にバレたらえらいこと…。
ビヨーンビヨーン
(効果音)ないしょの部署…。
なんの音やねんおい!おいおいおい!こつこつ働いて…。
ええっ!?お前聴こえてない?
(内場)えっ?なんか「・ジャンジャンジャン」「ビヨーン」いうやつ。
あれ?何を言うとんねん。
もう一回説明してくれおい。
もう一回!?すまんな。
なんか…。
ちゃんと聞けよほんまに。
だからな…。
(女性)・汽車を待つ君の横で僕は時計を気にしてる誰が歌うてんねんおい!おい!オバハンがおるぞオバハンが。
誰がオバハンやねんお前。
違うがな。
オバハンの声でなんか「・汽車を待つ君の横で僕は」って。
お前さっきから何…。
ええっ!?ピンポンパンポーン
(チャイム)えっ?えっ?なんや?
(女性)館内放送のチェック終わります。
こいつやこいつ!この声!
(内場)館内放送の人やないかい。
せやろ?ちゃんと聞けよ人の話は。
どういうことやねん?だからな副社長にクビになったけども社長はまあ残っときなさいとお情けで残してくれたわけよ。
社長が?おう。
でもなこのこと副社長にバレたらえらいことやろ?だからバレんように秘密の部署でこうやって仕事してるわけよ。
なるほど。
ほなほんまにクビになったわけではないんや?そうやねん。
ほんで秘密の部署ってどこや?
(内場)ここです。
いやいやこれただの資材置き場やがなおい。
(内場)これはカムフラージュやないか。
誰も近づかん…気付かんようにしてるわけよ。
そ…そうなん?
(内場)このブルーシートの中にその…部署があるわけや。
まじかおいおいおい!ちょっと見してくれよおい。
(内場)お前やから見したるけど…。
ちょっとだけ。
えっこの中にあんの?ええっ?
(内場)じゃあいくぞ。
めくってええの?これ。
(内場)はいよいしょ!うわっ!すっげぇ。
お前ちゃんとしたオフィス出てきたがな。
(内場)そやろ?おい誰かおっさん寝とるぞ。
(島田)おじゃましますぅ〜。
なんやおい。
なんや?これ。
(内場)すみませ〜ん。
(島田)あっ!お前ブルーシートめくってお前…どういうことやこれ内場君!
(内場)大丈夫大丈夫です。
うちの同期のやつでね注意してたんですけど見つかってしまいました。
(島田)大丈夫か!?大丈夫。
これは保証します私が。
こいつは昔から口は臭いんです。
いや関係あれへん。
あっ口は堅いんです。
(島田)堅いのか?内場の同期の川畑と申します。
(島田)ああそうかね。
えっこの人は?
(内場)開発部の部長やった島田さんいうてな俺とおんなじように副社長にクビになったんや。
えっこの人も副社長に?
(内場)そうやがな。
えっほんでブルーシートの中で?
(島田)ああそうだよ。
うわ〜ブルーシートがこすれてかわいそうにこれ。
違うよ!ブルーシートがこすれてこんな頭になったん違うよ。
違うんですか!?申しわ毛ぇありません。
「毛ぇありません」!?ついぴっかり。
「うっかり」だそれを言うなら!内場君ちゃんとなんとか言いなさい。
ハゲ。
(島田)俺かいおい!私に言うてどうするんだ。
こっちだこっちだよもう。
すみませんね。
ということでこの中で2人で働いてるということかいな。
まあまあそういうことやね。
いやいや3人やねんほんまは。
えっ3人?
(内場)ああ。
っていうかな今休憩行ってはんねや。
うん。
あき恵さ〜んあき恵さ〜ん!すごいなこれ。
(あき恵)はい!なんやおい!びっくりした!おいおいどっから出てくんねん。
(内場)いやうちの部署のな休憩所やねん。
狭すぎるやろこれ!
(内場)ないから部屋が。
ちょっとこれどうなってんのよ!?この人誰!?誰なの!?ねえねえ。
(内場)落ち着いてください。
僕の同期なんですけどもちょっと見つかってしまったんでちょっと教えたんです。
川畑泰史と申します。
よろしくお願いします。
(あき恵)どうも。
浅香あき恵です。
そうですか。
えっこの人も副社長にクビにされはったん?
(内場)クビになったんや。
受付嬢で入社したのはええけど顔がブサイクすぎるいうて。
切ないなおい!うわっ大変ですね。
いやでもこれ屋上やろ?ブルーシートだけでは雨降ったらビチャビチャなるんちゃいますか?
(島田)大丈夫だ。
ここになほれモップとこれ長靴あるやろ。
えらい原始的な方法ですね。
(島田)大丈夫大丈夫。
(あき恵)そんなことよりも誰が来るか分かれへんでしょ!早くブルーシート元に戻してよ。
(島田)そうやな。
じゃあ戻すぞ。
でもお前大変やなぁ。
大丈夫か?姿をしばらく見ぃひんからな…。
ガサガサガサガサ!うるさいなおい!
(島田)えっ?わざとやってるでしょ?これ。
(あき恵)きっちり伸ばさないと見えるでしょ!でもそれ秘密の部署やろ?社長も知ってはんねやったらこうあの…地下室に作ってもらうとかできひんかったんか?
(内場)あかんねや。
というのはな目立ったらあかんしなバレたらあかんから。
そうか〜。
うわ〜大変やなでも。
お前このこと誰にも言うなよ。
秘密厳守やぞ。
頼むぞ!お前しか言うてへんねんから。
えっちょっと待って。
俺しか知らんってこと?ほなお前彼女の靖子ちゃんは?おんなじ会社で働いてんねんで?いや俺はクビになってから一切連絡取ってないねん。
靖子ちゃん心配してるやろ〜。
俺かて連絡したいよ。
でも社長は「絶対に他言はだめです」ということで。
そらそうやわな。
(島田)いやあの〜内場君よ川畑君からその靖子さんに伝言頼んだらどないや?
(内場)あっそやもう分かったしなあお願いできるかな?いやいやそらええよ?そやけどこれをどう説明していいか分からへんがなこれ。
(あき恵)ちょっと何してんのよ。
扉が開けっ放しになってるやないの!これが開いてたらライトがつけへんようになるでしょ!いやすみません「扉が開いてたらライトが」ってなんの話ですか?
(あき恵)いやもしも屋上に人が来たら私たち隠れないといけないでしょ?うんそうやわね。
(あき恵)だから人が来る前にあのライトが点滅して私たちに知らせるようになってるの。
そういうシステムを作ったの。
ああ〜センサーで。
(あき恵)そうなの!もしも扉を開けっ放しにしてたらそのセンサーが作動しないのよ!だからきっちり閉めといてちょうだいね。
ああ〜なるほどね分かりました分かりました。
(島田)おお〜点灯した!
(あき恵)ああ〜早速来たわ!
(内場)絶対ないしょやで。
言うなよ頼むでほんま。
かなわんなぁこれ。
ええ〜!?中入って。
あっ警備員さん。
(レイチェル)どうもおじゃましマウス・トゥ・マウス。
何しとんねんおい!なんや?いきなり。
おい!何なんすか?あなた。
すみません実は僕出身が埼玉なんですよ。
いや関係あらへん!埼玉の人みんなそんなんせぇへんでしょ。
であの〜警備員さんがなんの御用ですか?
(いちじま)実はですね安全確認のために見回りに…。
ちょ…ちょっと!声が高すぎる。
何なんですか?あなたは。
ああ〜すみません。
実は僕両親が2人とも公務員でして。
いやそれも関係ないですね!すみません何しに来られた?
(レイチェル)すみません実はですね副社長から社内のパトロールを強化するように言われてやってまいりました。
ガサガサガサガサ!
(いちじま)あれ?いや今ブルーシートの中が動いたような気が…。
そんなことないですよ。
(レイチェル)おいブルーシートの中に誰かおんのか!?
(内場)誰もいません!ちょっとおい!誰もおらんのか…。
いけんのかいなおい!セーフセーフセーフセーフ。
おいおいおい…。
(内場)ああ〜びっくりした。
答えてもうた。
声出してどないすんねんな。
(内場)いやもうびっくりするわ。
(あき恵)また来たわ!
(島田)またやまたや。
(内場)なんやねん。
なんやせわしないなこれおい。
すみませんさっきブルーシートの中から声聞こえませんでした?今頃かいなおい。
(いちじま)一応調べさして…。
いやいや近づかないでください。
近づいたらだめです!あのねこの中には体に触れてしまうと体が溶けてしまう薬品が入ってるんですよ。
(内場)えっうそ!?どれ?ちょっとおい!
(レイチェル)おいやっぱり誰かおるやろ!
(あき恵)誰もいてない言うてる!だからぁ!
(レイチェル)やっぱおらんのか。
ええんかいなおい!なんやめっちゃいけるやんこれ。
(内場)どれ?どれ!?溶けてしまう薬品どれ!?
(島田)どれやねん?どれやねん?
(内場)ああ〜掛かってる!ああ〜!いやいやいやいや!ええっ!?溶けてる?溶けてる?溶けてる?ああ〜〜!!お前らおもしろトリオかおい。
警備員さんが近づきかけたから俺がうそをついただけや。
(あき恵)ああ〜びっくりした。
あっまた来たわ!
(内場)もう忙しい!
(島田)ほんまにもう。
これなんの鬼ごっこやねんおい。
オッケー?大丈夫?すみませんやっぱり誰かいませんか?いませんから。
(レイチェル)いや中を見せてください。
近づかないでください。
いや危ないですから。
(島田)もう〜!近づいたらダメよダメよダメなのよ!なんやおい!ちょっと…。
ええんかいなおい!ええ〜!?
(あき恵)はぁ〜。
(内場)ああ〜もう…。
(あき恵)急にびっくりするわ。
あのねどさくさに紛れてギャグ言うのやめてください。
(島田)ああ〜すまんすまん。
(あき恵)あっまた来たわ!
(内場)もう〜出てこんと中入っといたらよかった!っていうかだんだんおもろなってきたこれ。
ええ〜!?
(靖子)あら川畑さん。
靖子ちゃん!靖子?
(靖子)今日もいい天気ねぇ。
あっほんまやな天気ええなぁ。
(靖子)ねえ〜。
(内場)あの…お〜い!お〜い!えっえっなんや?なんや?
(内場)言うてたん…言うて言うて。
言うてってさっきの伝言かい?おう。
いや伝えてもええけど…。
だからどう言うてええか分からんからやな。
ほんなら俺が言うとおりに言うてくれたらええわ。
あっお前が言うてくれんねんな?おう。
分かった。
靖子ちゃんあの…内場のことやねんけどな。
(靖子)あっ勝則さんのこと?もう心配してたのよクビになってから連絡取れなくって…。
そらそやろなぁ。
いや実はな俺内場から伝言を預かってるんや。
(靖子)ほんとに!?ねえ教えて。
あっそうやな。
え〜っとなんやったかな?んんっ。
急に海外に赴任することになったんや。
あっ…。
あの〜急に海外に赴任することになったらしいんや。
(靖子)えっ…。
帰って来るまで俺を信じて待っててくれ。
帰って来るまで俺を信じて待っててくれって言うてた。
(靖子)ちょっとどういうこと?海外ってどこ?ええっ!?「どこ」?ど…。
ア…アフリカ。
アフリカや。
(靖子)アフリカ!?ねえアフリカのどこ!?
(内場)えっいやそれは知らん…。
ばかねアフリカなんて言うからでしょ!ばかねアフリカなんて言うからでしょ!急に聞かれてんからしゃあないがな!急に聞かれてんからしゃあないがな!
(島田)何をもめてんねん!何をもめてんねん!
(靖子)何ももめてないわよ?
(内場)ハゲは黙っとけ!ハゲは黙っとけ!
(靖子)「ハゲ」なんて…。
ははっ。
はははっ!まあまあとにかくまああの〜内場のことを信じて待っといたってほしいんや。
それがもう無理なの。
無理ってどういうこと?実は私勝則さんとは別れようって思ってるの。
えっ?
(内場)ええ〜。
ううっ…。
泣くな泣くな泣くな。
分かった。
分かったから。
ちょっと今勝則さんの声がしなかった?いやそんなわけないやん。
あれや。
きっと靖子ちゃんの内場への気持ちが強すぎるから空耳やがなこれ。
ああ〜そう?とにかくまあ内場のことを待っといたってほしいんや。
それがほんとに無理なのよ。
いや…ちょっと待つだけやんか。
いやちょっといろいろ私にも…。
そうなんすか。
(烏川)高橋くんここにいたのか?
(靖子)はい。
誰かと思うたら烏川かいな。
(烏川)おう誰かと思うたら万年平社員の川畑やないか。
偉そうに…ちょっと出世したと思うてよぉ!お前みたいなおにぎり顔の人間は万年平じゃ。
お前もおんなじ顔やこれ!あほか!お前もおにぎりやないかい!俺はおにぎりじゃない。
なんや?おむすび顔や。
一緒やん!言い方ちゃうだけじゃ…。
品があるんや品が。
黙れおにぎり。
なんやうるさいお前こら!
(烏川)何をすんねんお前。
どけやほんまもう!大丈夫?川畑さん!おい違うぞ!向こうや。
なっ?似たようなもんやねんそんなもん。
(靖子)あの〜何か御用でしょうか?副社長が捜してる。
(靖子)副社長が?副社長…。
(烏川)副社長!池乃副社長!おい!おい副社長はいつ来んねん?
(烏川)さっきまでおったんやけど。
(靖子)ええっ?
(烏川)何しに行ったんやろ?
(池乃)いやいやもう来とるぞ。
(烏川)あれ?声がする。
(靖子)声がする。
(烏川)副社長!どこですか?
(池乃)ええ〜?かくれんぼですか?
(池乃)おい皆既日食になっとるぞ。
皆既日食?いや明るいですけどね。
(池乃)いやだから…。
あのな声は聞こえるかな?
(烏川)声は聞こえます。
声のする方に近づいて。
(烏川)こっちや。
(池乃)こっちの方や。
声や声のする方。
はい・見下げてごらん
(烏川)いやおい!わっ!それはないよ。
ええ〜?いやいや拍手がくるということは今皆さんも気が付いたんと違うんですか?
(池乃)いやちゃう。
靖子君2回ぐらい目が合ったぞ。
いや…。
(池乃)チラッチラッと見とったぞ。
見てません。
(池乃)靖子君どうだ?私とつきあうことについて答えは出たかね?ですからそれは…。
だから一生懸命考えてくれたまえ。
おい内場君ねライバル会社のスパイだったことを君に教えたの誰かな?私なんだよ。
内場がスパイ!?
(烏川)そうだよ!あのまま内場とつきあっていれば君まで共犯者として疑われていたんだよ。
(靖子)そりゃそうですけど…。
あの〜副社長すみません内場がスパイというのはほんとなんですか?部外者は関係ない。
いやいや私は会社の人間なんで。
いやだから部外者は…。
いや部外者ではないんです。
おいいや…おいおいおいいや〜!ははっ。
あははっ。
そうか〜。
顔パンパンや〜ん。
なんの話ですか?それ握手せんでも言えるでしょ。
いやいや感動したよこれ〜。
感動します?
(池乃)いや靖子君ねっ?いろいろ向こうでお話をしよう。
(靖子)でもほんとにあの…。
あの〜副社長すみませんまあ靖子さんも嫌がってます。
やっぱ仕事中ということでございますんで…。
靖子君は嫌がっとらんよ。
いやいやどう見ても嫌がってたじゃないですか。
いやそうじゃないんだよこれが。
いや違うんですよ。
女性というものはそうじゃない。
あのねひと昔前はどうか知りません。
でも最近の女性というのはやっぱりね…。
昔も今も女性の心は…。
私の話聞いてください。
私の話を聞いてください。
昔の女性はどうか知らん…。
昔も今も女性の考えは変わらない。
だから最近の女性ははっきりしてるんです。
いいならいいあかんならあかんって言う…。
だから私の話を聞こう!いやもしオッケーや言うても立場上は…。
もういい!なんや?もういい。
もういい!もういい。
もういい。
もういい。
もういい。
(場内笑い)もういい。
もういい。
うんざりだよもう。
勘弁してくれ。
自分の考えがいちばん正しいと思い込んでる。
言ってみろ。
いつからそんなつまらん男になってしまった?若い頃はそれなりに人望も厚かったろうしみんなに信頼もされてたろう。
そんな思慮深かったあんたが今では自分がいちばん正しいと思い込んでる。
裸の王様だよ。
そんなやつはこの世に生きる価値はない。
生きる意味もない。
死んじまえ。
あの世へ逝け!地獄へ落ちろ。
なんとか言ったらどうなんだ?ミスターパン。
誰が「ミスターパン」やこれ!川畑です。
(池乃)おうとりあえずあの…。
(烏川)いいから下がってなさい。
(靖子)いやでもほんと…。
(池乃)いやまあ一応ねもし結婚することになったら君も一応招待するからね。
はあ?
(池乃)2人で…いいよ。
・パパパパ〜ンパパパパ〜ン
(「結婚行進曲」)・パパパパ〜ン・ミスターパンやかましいわあほ!悪口やないかただの。
(烏川)おい川畑俺ずっとおにぎりやと思ってたけどパンやったんやな。
意味が違うぞおい!顔パンやないんやほんまもう。
(島田)あぁ〜。
ちょっとちょっと内場!いや今聞いたけどお前…スパイやったってほんまか?こっちが聞きたいわ。
濡れ衣や!えっ?っていうことはお前スパイではないっていうことかいな?
(内場)当たり前やろ!あたり前田のクラッカーだわ。
ああ〜じゃあスパイじゃないっていうことは分かった。
いやせやけどお前…お前みたいな優秀なやつがなんでクビになんねん?なんか問題起こしたわけでもないねやろ?身に覚えがないがな。
ある日会社に出社したら急に「君はクビだ!」って言われたんや。
冗談みたいな話やなぁ。
まったく冗談はよしこさんだわ。
(内場)これが冗談やったらええけどな現実やがな。
俺だけちゃうで。
開発部のエースと言われたこの島田さんもクビ言われたんやで。
えっ2人ともかいな?そんなばかな!そんなバナナ!おい何をしとんねん!おいおい!集中攻撃はやめなさいほんまに。
もう見られてしょうもないこと言われたらたまらんでほんま!いやいや開発部のエースやったんすか?
(島田)そうなんだよ。
私はなまあ長い年月をかけて我が社が業界のトップに立てるような新しいソフトを開発したんだ。
いやところがその新しいソフトを発表する1週間前に池乃が私とまったく同じ内容のソフトを発表したんだよ!ええ〜!?
(内場)それでなそのソフトがな莫大な利益を上げたもんやから会社としてはなもうほっとかれへんし池乃を副社長にして島田さんはクビや。
えっということは島田さんの方が発表早かったら副社長になれてたかもしれんってことですか?
(島田)そういうことだよ。
あぁ…。
謝りに行かんでええねん!「なんや?」思うがなほんまに。
いや〜でも2人ともね急にクビって変な話ですよね。
(島田)そうなんだよなほんまに。
(あき恵)あっまた誰か来たわよ。
(内場)もう〜よう来るなぁ人。
また烏川やったらどうしよう。
俺も入らしてもらおう。
おじゃまします。
(内場)どうぞ。
いらっしゃい。
(信濃)よし誰もおらんな。
で相談したいことって何?
(まみ)誰にも言わないでね。
(2人)うん。
実は多希子烏川さんに俺とつきあわないと会社をクビにするって脅されてるの。
(2人)ええっ!?
(奥重)烏川さんってそんな人やったんか…。
(信濃)それやったら烏川さんの上司の池乃副社長に話したら?
(まみ)それが無理なの。
(信濃)なんで?池乃副社長も私に靖子さんとの仲を取り持たないとクビにするって言ってきてるの。
(2人)ええっ!?
(信濃)副社長がそんなことを…。
(奥重)でもちょっと待って。
そんなんでほんまにクビなんかできんの?
(まみ)それができるのよ。
ほら営業部の内場さん副社長が狙っている靖子さんとつきあっていたからってライバル会社のスパイっていう濡れ衣を着せられてクビにされたんですって。
(奥重)えっ?そうやったんや。
(まみ)それだけじゃないの。
池乃副社長は島田さんが開発したソフトを盗んで自分の手柄にしたの。
そしてそのことがバレる前に逆に自分がソフトを盗まれたと言って島田さんをクビにしたの。
(信濃)なんてひどいことを。
(多希子)じゃあ私も烏川さんとつきあわないとクビになるの?
(奥重)残念ながらそういうことやな。
(多希子)そんなん絶対嫌!
(信濃)いやでもまだ烏川さんでよかったやんか。
そうよ多希子。
これが烏川さんじゃなくて川畑さんならどうする?川畑さんとつきあうんやったら舌かんで死ぬ!
(まみ)多希子!
(信濃)ちょっと!聞きたくなかったな〜。
ずっとつらい毎日やったけど初めて笑えたわ。
やかましいわ!お前らなんやねん。
いやそんなこと…俺のことよりやえっ?2人がクビになったんあの2人の陰謀やったってことかいな。
あぁ〜あ。
俺が靖子とつきあってるっていうことで俺をスパイの刑にかけてクビにする…。
ああ〜…。
(島田)まさか池乃が私のソフトを盗んでいるとはな。
(内場)お先真っ暗やもう…。
(島田)ああ〜飛び降りたくなってきたな…。
(内場)死にたい。
いやちょっとちょっと…。
(内場)死のう。
(あき恵)あほなことやめてちょうだいよ…ああ〜!ん?あき恵さ〜ん!
(2人)なんで飛び降りたん?お前らのせいや!
(あき恵)いいかげんにしてよ!ほんとに死んだかと思ったわ。
すぐ下にベランダがあったから助かったけどほんまに死んだかと思ったわ〜!!あの〜すみませんどこに訴えかけてんねんおい。
(内場)そうですね…また一つ強くなられたかと。
そんなんで強うなりたないわ。
自分のことで精いっぱいですみません。
(島田)池乃と烏川が裏で悪いことしてたとはな。
(内場)あっそや。
こんなことしてられへん。
靖子…靖子がえらいことなるやん教えたらんと。
副社長の餌食なる。
そやな。
ほなここへ呼び出して僕が説明しますわ。
(島田)そうした方がええな。
靖子ちゃんね。
よっしゃ。
あっもしもし。
靖子ちゃん?川畑ですけど。
うん。
今どこにいてる?なんでそんなとこにいてんの。
仕事中やろ?うん。
はいはいはいはいはい。
あかん留守番電話ですね。
(内場)なんでやねん!
(島田)なんでやねん。
今「なんでそんなとこいてんの」いうて話してたやないか。
「電波の届かないとこに」…。
(島田)ガイダンスやそれは!あっそうか…。
分かるやろお前!ガイダンスやでぇ?靖子やでぇ?分かるやろお前〜!ガイダンスやでぇ?靖子やでぇ?分かるやろお前〜!ほんまにもう。
はははっ。
いやガイダンス…。
もうええ!もうもう…もうええから。
なっ。
ああ〜靖子ちゃんや。
あっもしもし留守電聞いてくれた?いやちょっとな電話で話しにくいことなんでちょっと屋上上がってきてくれへんかな?ああ〜そうか。
あっ分かった。
いや大丈夫大丈夫。
来るまでずっと待っとくから。
うん何時でも。
はいはい。
(あき恵)靖子ちゃんなんて?あっいやちょっと今今仕事で手ぇ離されへんしちょっと時間かかるけど手ぇすいたら上がってきてくれるって。
(内場)ああ〜。
絶対来んねんな?
(あき恵)ああ〜!
(内場)えらいことやもう。
靖子ちゃんにしちゃ早すぎるしな。
(内場)隠れぇ隠れぇ隠れぇ。
おいおいおい。
ガイダンス…。
もうええねんそれは!恥ずかしいわほんまにもう。
(池乃)いよいよこれからだね〜。
ははははっ。
副社長。
高橋君とはどうですか?いやいやおかげさんでもうひと押しだよ。
君がいろいろフォローしてくれるおかげで助かっとる。
ふふふっ。
まあ私も部下に2人をくっつけるように脅しておきましたんでもうばっちしです。
以前から思っておったが君はほんとに頭が…大きいね。
えっ?褒めてませんけどそれ。
いや褒めとる。
「頭いいね」ということだよ。
あっそういうことですか。
ジョークだよそれぐらい。
ありがとうございます。
ははははっ。
それとですね例のライバル会社の吉本商事に我が社のデータを売ってこの会社を乗っ取るという計画は順調ですか?ああ〜もう順調順調。
もう手はずどおり進めばねあとは向こうにデータを渡せば終わりなんだよ。
データを渡すのは君の役目だからね。
お任せください。
よろしく頼むよ。
それからですねこの乗っ取りがうまくいった暁には私を副社長にというお話…。
念には及ばんね。
この世はね持ちつ持たれつ魚心あれば水心というやつだよんん〜!にゃはははっ!
(烏川)なんちゅう笑い方ですか。
あっ失礼します。
吉本商事です。
来たか。
もしもし。
はい。
あっもう下に着かれましたか?はい。
ああ〜あの…初対面でございますのでそちらの特徴教えていただけますか?はい。
黒い服を着た美人の女性と2人のボディーガード。
そのうち1人は緑のスーツにツンツン頭。
もう1人は白いスーツに金髪。
そして全員がサングラスを掛けていると。
なるほど。
あっ少々お待ちください。
すみません電話代わりました池乃でございます。
今ちょっと横で聞いておったんですが随分派手な格好でおいでになるんですなぁ。
いやそれは別にかまわんのですけどもね事が事だけになるべく目立たない方がいいと思いまして。
ですから取り引きは屋上の方でお願いしたいと思うんですが。
はい。
こちらの方は社員の烏川が対応します。
はい。
えっ特徴ですか?紺のスーツ。
はい。
赤いネクタイ。
ええ〜おむすびのような顔です。
はい。
お…おむすびね。
ええ〜それから口笛は吹いておりません。
よくそういうこと言われますが「口笛吹いてるやろ」「吹いてませんよ」「吹いてる」「いや吹いてないって」「ほないっぺん吹いてみぃ」「ピュ〜」「やめてみぃ。
あっ一緒やん!吹いてたやろ」とかそういうこと…。
なんの説明ですか?それ。
あっでは後ほど。
はいはいはい。
じゃあデータ取りに行きましょ。
よっしゃよっしゃ。
ああ〜いよいよだねうん。
ふふふっ。
(内場)えっ?えっ?いやあいつら会社乗っ取ろうとしとるがな。
(内場)ほんまや。
(あき恵)どうしてもあいつらの悪事を暴きたいわ!よっしゃこうなったら我々4人でその取引現場を押さえるっていうのどうです?
(あき恵)でもボディーガードがついてくるんでしょ?私たちじゃとてもじゃないけど太刀打ちできないわよ。
いやだから正面からやったら絶対戦っても負けますけども…いやあのねそのボディーガードがブルーシートの前に立ったときに我々中に隠れてて後ろから棒かなんかでバ〜ン殴るいうのは…それやったら勝てるでしょ?
(島田)ボディーガードやで?ここのブルーシートの前に立つとはかぎらんやろ。
この入り口の前に立ったら何もできへんで。
そうか…分かりました。
じゃあ私が烏川になりすましてそのボディーガードと取り引きしますよ。
ほら紺のスーツ。
赤のネクタイ。
おむすび顔。
ねっ?向こう初対面やから絶対私のこと烏川やと思うやないですか。
で私がうまいことそのスパイを誘導しますブルーシートの前に。
であなたたち3人はブルーシートの中に隠れててで前に立ったところで後ろから棒かなんかでバ〜ンと殴る。
そいつらが倒れる。
ほな今度は人数もぴったりですからあなたたちがその服を奪ってねっ。
次はほんま物の烏川と…あなたたちがスパイになりすまして取り引きをするんですよ。
そしたら烏川の持ってるデータを奪えるんじゃないですか?どう?どう?そんな作戦うまくいくわけないでしょ?ほんとに頭悪いわね。
(島田)それはさすがに無理があるな。
中身が足りないんだよ。
(あき恵)うん。
いやあんた外見足らんがな。
ああ〜…。
偉そうに。
(内場)ドラマばっかり見とんねんこいつね。
上っ面なんですよ。
もう浅はかっていうかね。
(島田)分かる分かる。
あかんか。
こんなんどうやろ?
(あき恵)どんなん?屋上で取り引きするやんか。
だからそんなんやったらあいつらスパイのやつら3人か…来ると。
そのときに烏川の代わりに誰かがおったらええねやん先に来て。
あっ川畑!お前烏川の代わりになってくれや。
紺のスーツ。
赤いネクタイ。
おむすび顔。
ぴったりやないかい!お前が来たらな向こうは初めてやからな絶対間違って烏川やと思いよるって。
でそのときに悪いけど俺らブルーシートに隠れてるからブルーシートのとこにな3人をおびき寄せてくれへん?いや…。
で後ろを向いてるときに我々が殴って気絶さしてその服を奪って我々がその3人組になりすましたらええねや。
ほんなら向こう…今度はほんま物の烏川が来たときに我々3人がスパイやいうことで取り引きしたらどう?えっ?ほんなら烏川の持ってるデータを我々がもらえるというわけよ。
(あき恵)すばらしい作戦だわ!
(内場)いやいや。
(島田)それでいこう!それで。
いや俺が言うたやんそれ!
(島田)えっ?いやいや俺言うたやつをこいつ言うただけやないっすか。
いや俺が言うたんやんか今の。
ちゃうやん。
お前も言うたけどその前に俺言うてたやん。
今俺考えたんやないか。
ひらめいたやつや。
違うよ俺が言うたんをお前が…。
なんやねん「俺が言うた俺が言うた」ってお前横取りかい!お前やそれ!
(内場)そんな欲しいか手柄。
いやちゃうやんそれ。
欲しがるわ〜!ちゃうやん。
俺が言うたから…。
(内場)ええかげんにせぇよ。
俺が言うたんやで。
みんな証人がおんねんから…。
いやちゃうやん。
俺が言うたんや。
俺や。
俺や。
いや俺や。
俺や。
分かった。
お前の手柄でええわ。
なんじゃこいつおい!
(あき恵)とにかく内場君のその作戦でいきましょ。
俺のやのに…。
(あき恵)あっ来たわ!
(内場)もう時間ないから頼むで。
よっしゃ!烏川の代わりに…俺の言うたのやってくれよ。
いや俺が言うたやつやもう!腹立つわもう。
大丈夫か?お前ほんま。
烏川の代わりに…。
言うてたとおりの格好やがなこれ。
すごいな。
あの…吉本商事のスパイの方ですか?
(安世)はい。
紺のスーツに赤のネクタイ。
あなたが烏川さんですね?そうです。
(中條)いやちょっと待ってくださいよ。
烏川さんはおむすび顔と聞いてますが。
そうでしょ?
(中條)あなた…おにぎり顔ですね。
おいどう違うねん!違いがまったく分からん。
(ヒロ)ほんまに烏川さん?そ…そうですよ!
(ヒロ)じゃあ合言葉で確認さしてもうてええかな?合言葉なんか聞いてへんがなこれ。
んんっ。
わ…分かりました。
いいですよ。
(ヒロ)5月5日はこどもの…。
日。
(安世)本物の烏川さんですね。
そらそうやろおい!それ以外に何があんの?これ。
よかった〜。
(安世)取り引き始めましょうか。
ああ〜分かりました。
じゃあすみませんこちらの方に来ていただけますか?
(中條)はあ?あなたもそちらに行って我々もそちらに行く…おかしくないですか?ははっ両方こっちいうのもね。
じゃああの〜これ…。
いやなんでそっち動くんですか。
(ヒロ)いやおたくが動きはるからや。
あっ距離をね保つタイプ…。
はははっ。
分かりましたじゃあ…。
うんよっしゃ。
さあ取り引き…。
いやできひんがなおい!いやこっち来てくださいよ。
(ヒロ)なんで行かなあかんねん。
いやあの…あっおなか痛い!あっやばい!すみませんちょっとおなか押さえていただけませんか?
(安世)大丈夫ですか?ああ〜あの…1人では無理です。
3人で押さえていただかないと困るんです。
(安世)3人?とにかく3人でおなかを押さえてください。
(内場)大丈夫か?違う違う違う違う…。
お前ら3人ちゃう。
あっ…。
(ヒロ)お前らなんじゃい!?
(中條)裏切ったなお前!
(島田)お前らじゃい!
(中條・ヒロ・安世)あっ!簡単にいけたがなおい。
作戦なんやったんや。
(安世)放してよちょっと!
(中條)ああ〜くそっ!
(内場)入れ!
(島田)入れ入れ!
(内場)あほんだらおらぁ!よっしゃよっしゃここまでオッケー!でも内場そやけどお前着替えの方は大丈夫やなこれでな。
あの〜髪の毛のこと忘れてたがな。
金髪にツンツン頭いうて。
はぁはぁ…。
なんとかする!頑張る!小学生かお前は。
頼むで。
大丈夫?川畑さ〜ん!そうや靖子ちゃん呼び出してたん忘れてたわ。
手短に話しよ。
(靖子)ねっ大事な話って何?あああの〜実はな…。
うん。
(直子)靖子。
えっ?なんじゃこの化け物はおい。
な〜んでやね〜ん!すみません何を振りまいたんですか?今。
何も振りまいてません。
なんやの?あんた。
私は靖子の親友で受付嬢の直子よ。
受付嬢?最近クビになった受付嬢の代わりに入ってきたの。
なんでブスをクビにしてまたブス入れんねんおい!意味が分からへん。
ちょっと「ブス」って何よ。
何突いてんねんお前。
ぴゅっ!なんや?おい。
えっ?ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…ドン!パン!パンパンパン!
(場内手拍子)なんの挨拶?なんやねん?それ。
私は乳首を4回触られたら反応してこんなことやってしまうんです。
乳首触られてそんなんなる?なりますよ。
ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!すごいなぁ。
もう1回してよ!3回しか触ってないわ。
4回触って。
ああ〜4回ね。
ぴゅぴゅぴゅぴゅ…。
速い速い!普通に4回触ってよ。
ああ〜。
ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…ドン!パン!パンパンパン!どないしたらええねん?「ドン!」やんのかいな?やってよ。
(靖子)ねえ直子どうしたの?靖子が心配だから追いかけてきたのよ。
あなたどうせ靖子を口説こうとしてたんでしょ。
違うねん。
大事な話があるから…。
(安井)直子!
(直子)まさじどうしたの?お前が心配やから追いかけてきたんや。
おいお前どうせ直子のこと口説いてんねやろ!これのどこがええねん?お前。
なんやねん?
(安井)何ごまかしてんねやお前。
何突いてんねんお前。
イヤ〜ン。
うちの会社こんなんばっかりかおい!何?それ。
何を言うてんねやお前…。
イヤ〜ン。
イヤ〜ン。
イヤ〜ン。
バカ〜ン。
あっ向こうちゃうやつ…。
ええっ?イヤ〜ン。
バカ〜ン。
ソコ〜ン。
おっまだある!ええっ?イヤ〜ン。
バカ〜ン。
ソコ〜ン。
ヒザ〜ン。
4種類もある!すごいなこれ。
イヤ…バカ〜ン。
あれ?思わず出てしまったね。
ええっ?イヤ〜ン。
バカ〜ン…あっイヤ〜ン。
ほらほら!ええっ?これ…。
何?これ。
イヤ〜ン。
バカ〜ン。
ソコ〜ン。
ヒザ〜ン。
順番どおりやったらいけんねんねこれ。
おもしろい。
これいっぺんに全部押さえたらどないなんねやろ?これ。
イヤバカソコヒザ〜ン。
全部言いよった。
全部言うた。
(安井)お前変態やな!お前や!なんや?お前ら。
(直子)ちょっと!さっきから何よ?あなたね…。
ぴゅっ!ここは俺に任せろ。
イヤ〜ン。
(直子)私に任せて。
ぴゅっ!
(安井)俺に任せろ。
イヤ〜ン。
私に任せて。
ぴゅっ!俺に任せろ。
イヤ〜ン。
私に任せて。
ぴゅっ!俺に任せろ。
イヤ〜ン。
私に任せて。
ぴゅっ!俺に任せろ。
イヤ〜ン。
私に任せて。
ぴゅっ!
(安井)俺に任せろ。
イヤ〜ン。
(直子)私に任せて。
ぴゅっ!
(安井)俺に任せろ。
イヤ〜ン。
私に任せて。
ぴゅっ!俺に任せろ。
イヤ〜ン。
私に任せて。
ぴゅっ!俺に任せろ。
イヤ〜ン。
私に任せて。
ぴゅっ!俺に任せろ。
イヤ〜ン。
私に任せて。
ぴゅっ!俺に任せろ。
イヤ〜ン。
私に任せて。
ぴゅっ!俺に任せろ。
どうしたらええねんおい!終わりも分からんしよぉこれ!
(安井)よしすっきりしたし帰るか。
おいちょっと待てよお前ら。
(直子)靖子行きましょ。
なんやねんほんま。
ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…。
(安井)イヤ〜ン。
あっ靖子ちゃん帰らしたらあかんやん。
まあええかあとでゆっくり話したら。
それより着替えやな。
大丈夫ですか?
(あき恵)お待たせ。
着替えたわ。
もう〜あき恵さん。
顔がブスのまま!もう。
やかましいわほんま!「ブスブスブスブス」何回も言うなボケ!ほんま。
なめとったらあかんでほんま。
怒るでしかし!おっさんなってるよ!おっさんじゃない。
今のはやっさん。
違いが分からへんこれ。
いやあのね美女って言われてるんですよ。
あの〜サングラスだけは絶対外さないでください。
分かってるわよ。
掛けたらいいんでしょ。
であの〜内場の着替えは?もうじき着替え終わると思うけど。
ああ〜そうなんや。
(内場)よいしょ。
おお〜!よう似合うてるよう似合うてる。
いやサイズはぴったりやけど髪の毛やがなだから。
金髪にせな。
ちゃんと用意してあんねや。
これはもう分かれへんで。
すごいで。
すごい!さすが短時間で。
金髪は…お前…。
いやおい…。
いや何してんの?何してんの?金髪や。
えっ?えっ?何してんの?
(内場)金髪。
金髪やろ?金髪やいうてモップをかぶってるようにしか見えへん。
材料がないからしゃあないのよ。
しゃあないけどやな…。
(内場)いや相手初対面やで。
そんなもん「あっ金髪や」って思いよるで。
いや思わへんわこれ!ちょっと…前はよしとしよう。
じゃあ後ろ向いてみぃお前。
これはあかん。
これはあかんよお前。
(内場)いや…まあええやん。
とにかく絶対後ろだけは向くなよ。
(内場)よし分かった。
頼む落とさんようにな。
で島田さんがあの緑の方かいな?
(内場)そうや。
でもあれツンツン頭やで。
ハゲやのにどうしようもないやろ。
(内場)なんとかする言うてた。
ほんまかいなこれ。
おっさん正気かおい!
(島田)正気やで。
長靴かぶって何しとんねやほんまに!いやこれ…これでいける!?
(内場)よう止まってると思ったれよ。
ほんまやな。
(内場・島田)ああ〜来た来た!
(内場)もう時間ないし。
いやこれ絶対あかんやろこれ。
(島田)ええからええから。
もう無理やでこれ。
頼むよ。
はい大丈夫です。
どうもどうもお待たせしました。
(烏川)ああ〜副社長。
本物の取り引き相手かどうか確認します。
(池乃)ほうほう。
やばいでおい。
黒の服を着た美人?おお〜。
なんのポーズやねんおい。
(烏川)白いスーツに金髪?振るな振るな!振ったらあかん。
(烏川)緑のスーツにツンツン頭?いやこれどの方向からも…もう〜!
(烏川)間違いありません。
いけんの〜!?いけたいけた。
(池乃)ではお願いしましょうか。
(あき恵)では早速データをお渡しください。
(池乃)烏川君。
(烏川)どうぞ。
(あき恵)ではこちらを。
池乃さん一つだけお聞きしたいんですけど。
なんでしょうか?こんなすばらしいソフトを開発したんですからこのままでも十分出世は望めたでしょうにどうして危険を冒してまで我々との取り引きに応じたんですか?ははははっ。
ごもっともな疑問ですよね。
もう取り引きも終わったからお話ししましょう。
実はこのソフトはね私が開発したもんじゃないんですよ。
島田という男が開発したんですがねそれを私がまあまあ盗みましてねそして彼が発表する前に私が発表したと…こういうわけなんです。
(あき恵)ふ〜ん。
(内場)いやしかしその島田という男に知れたらまずいんじゃないですか?ですからその前にクビにしてやりました。
もう1人邪魔な内場という男と一緒にね。
(烏川・池乃)ははははっ。
やっぱりそういうことですか。
(烏川・池乃)川畑!全部聞かしていただきましたよ。
私利私欲のために優秀な内場や島田さんをクビにしてなんとも思わないんすか!何を言っとるんだ?いや「クビにした」って言う…。
クビにした?冗談を本気にとってどうするんだ。
冗談!?今頃海外で一生懸命研究しとるよ。
ほう〜海外ね。
ははっ!本人を前にしてようそんなことが言えますね!
(池乃)はっ?本人?私だ!
(烏川・池乃)内場!私だ!
(烏川・池乃)島田!私よ!
(烏川・池乃)ブッサイク!おかしいやろ!
(あき恵)忘れたんですか!?ブスだという理由だけであなたにクビにされた浅香あき恵です。
忘れてはしませんよ。
確かにブスだという理由でクビになりましたけどもそれは私が決めたことではありません。
(あき恵)はあ?
(池乃)満場一致で決まったんです。
(烏川)会議の結果です。
(池乃)はい。
(内場)じゃああの〜池乃の策略じゃなくて会議でクビに…。
かわいそう。
オーマイゴッド!そこはやめろ!何しとんねや?ほんま。
いや〜でもね…ねっ!罪を認めて観念してください。
(烏川)なんで観念せないかんねん。
いやいやそうでしょうこれ。
(池乃)何か確たる証拠でもあるんですか?いや我々は聞いただけで証拠言われてもやね…。
・
(みどり)証拠はここにあります。
(内場)ん?
(池乃)誰だ!?
(みどり)おじゃまパジャマ。
なんや?
(烏川・池乃・川畑・内場)社長!証拠はここにあります。
あなたたちの会話をすべてうちの秘書が録音しました。
おお〜よかったよかった。
清水。
(清水)はっ!
(直子)ぴゅっ!
(安井)イヤ〜ン。
(直子)ぴゅっ!
(安井)イヤ〜ン。
それどうでもええやつや!もう!すぐ消せそんなもん。
池乃の会話があるやない池乃の。
すみませんでした。
何しとんねや!
(池乃)・見下げてごらん
(池乃)ふふっふふっ。
んん〜!にゃはははっ!いやこのおっさんのギャグばっかりやないかい!どこを残しとんねんおい!ありました。
いやこのおっさんのギャグばっかりやないかい!今もしたんかい!どこを残してんねんほんま。
(みどり)もうええもう!証拠なんかいりません。
私がすべて聞きました。
池乃烏川あんたらクビや!とっとと出ていきぃ!
(池乃)ちょっと…。
(みどり)連れていきぃ!
(レイチェル)お前たち観念せぇ。
(いちじま)吉本商事のスパイはどこですか?
(あき恵)このブルーシートの中にいてますわ。
(いちじま)はい。
でもあの〜服奪ったんで裸やと思うんですけどね大丈夫っすか?
(いちじま)よし出てこい!いやなんで自分らの着せてんねんおい!ハゲにまでせんでええねん!何してんの?ほんま〜。
(レイチェル)よし行くぞ!そのケースよこせ。
ついてこい!
(烏川)しゃあないなもう。
(いちじま)汚いことしやがって…ああ〜…ええ〜…じゃねぇぞ。
(中條)ああ〜…うう〜…。
あるかぁ!
(いちじま)何言うてんねんお前は…。
おいなんで成立したんや?今の。
いや〜でも社長!社長が偶然にでも聞いていただいてたんで助かりました。
偶然やないんですよ。
(あき恵)そうよ。
私が呼んだんです。
ねえ〜お母さん!
(みどり)あき恵。
お母さん!?
(清水)そうなんです。
あき恵お嬢さんを受付に配属したんですが池乃たちが怪しいと思いこの部署に異動したんです。
ということは…えっ?受付をクビになったのは社長の指示だったんですか?いいえブスやからです。
おいそれは合うとんのかい!お母さん!我慢我慢。
なんの我慢やほんま!
(みどり)島田さん内場さん。
(内場・島田)はい。
(みどり)こんなとこへ押し込めてごめんなさいね。
(内場)あっいえいえ。
これからは元の部署で十二分に力を発揮してください。
戻れるんですか!?
(みどり)当たり前じゃないですか。
(内場)ありがとうございます!よかったよかった。
(みどり)ちょっと待ってくださいね。
ここへ来てください。
勝則さん!
(内場)あっ靖子!
(清水)今の話彼女も一緒に聞いていました。
(靖子)烏川にだまされてたとはいえ誤解してごめんなさいね。
ああ〜誤解が解けてよかった。
靖子会いたかった。
勝則さん。
よかったよかった。
ほんとうまいこといきました。
(みどり)川畑君。
あっはい。
(みどり)あき恵に聞きました。
会社のことみんなのこと苦労かけてすみませんでした。
ああ〜いや当然のことじゃないですか。
(みどり)いや〜私ね実はあなたみたいな人に我が社を継いでほしいなって思ってたんです。
私が社長ですか!?やった〜!
(内場・島田)すごいやん。
(みどり)それでねあき恵と一緒になってこの会社継いでもらえませんか?
(内場)いや〜。
まさに天国から地獄やがなおいこれ。
(島田)何を言ってるんだ。
いい話じゃないか川畑君。
(内場)そうやないか!一国一城の主やぞお前トップやぞ!会社の社長!ブサイクなんかどうでもええやないかい!誰に怒ってんねん!そらそやな。
(島田)そらそうやで。
社長やもんな!よし分かりました。
喜んで継がせていただきます。
(みどり)ありがとう。
あの〜あき恵さん僕と結婚してください!
(あき恵)川畑さんごめんなさい!ええ〜〜っ!?
(すっちー)
(一同)イエ〜イ!
(すっちー)新喜劇若手座員の一芸披露のコーナーでございます。
さあ今日は誰いきましょうかね〜。
ちょっと待って新喜劇にあんな人おったかな?すみませんあの〜どちらさんですか?
(新名)
(すっちー)「ダイアモンド★フユカイ」!?「ユカイ」じゃなくて!?いや〜吉本新喜劇の
(一同)はははっ…。
(すっちー)ちょっと待って
(茂造)4月28日から5月11日まで祇園花月でよる芝居「茂造の美しき謎」を行います。
7回目となる今回は茂造最大の謎が明らかに。
チケットは好評発売中。
皆さん笑って
(なまって)感動しに来たらどぉやぁ。
行ってみたい世界遺産ランキング1位アンコールワット
2015/04/11(土) 12:54〜13:54
MBS毎日放送
よしもと新喜劇[字]【「青いお空とブルーなシート」】
会社の屋上でクビになった同僚と再会した川畑。屋上にはオフィスがあり、とある仕事をしていると言う。そこで自分達がクビになった真相を聞いてしまい・・!?
詳細情報
番組内容
【青いお空とブルーなシート】
会社の屋上でクビになった同僚と再会した川畑。
屋上にはオフィスがあり、とある仕事をしていると言う。
そこで自分達がクビになった真相を聞いてしまい、汚名返上の為とある作戦を思いつく。果たして作戦は成功するのか!?
出演者
川畑泰史/烏川耕一/内場勝則/島田一の介/浅香あき恵/高橋靖子/今別府直之/安井まさじ/若井みどり/清水啓之/井上安世/中條健一/吉田ヒロ/いちじまだいき/レイチェル/信濃岳夫/奥重敦史/前田まみ/福田多希子/池乃めだか
ほか
ジャンル :
劇場/公演 – 現代劇・新劇
バラエティ – お笑い・コメディ
福祉 – 文字(字幕)
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