食戟のソーマ #02 2015.04.11


(料理人)最後の品です。
(薙切えりな)うん。
コン!
(鹿威しの音)あぁ〜。
ウホッウホッん?うわっ!不味い!うっ!熱っ熱ちちっ!ああ〜!まったくそろいもそろってよくもここまでひどい品を並べられたものね。
特に最後の牡蠣雑炊。
そうまるでニシローランドゴリラと混浴しているような味がするのよ。
(料理人)またしても難解な…。
(料理人)やはり凡人とはひと味違う感性をお持ちだ。
察するに下ごしらえの段取りを1つ省いたようね。
あなたのグループが事業拡大に入ったこともそのための効率化を進めていることも知っています。
だからといってこんな品で私の舌を汚すことが許されると思って!?ひっひぃ〜!もっもっ…。
(一同)申し訳ありませんでした!えりなお嬢様〜!コン!
(城一郎・回想)旅立つときだ創真。
てめぇの器を量ってこい
(幸平創真)場違い感がとんでもねぇぞ。
他の受験生みんななんで執事とか護衛がついてんだ?
(城一郎)あれ?言ってなかったっけ?お前が編入試験を受けるそこは日本屈指の料理学校卒業到達率10%以下の超絶エリート校だぜ。
(城一郎)まあ頑張れよ創真。
そこの学校で…。
(マクフリー)ヘイジョウ!
(城一郎)プリーズウエイトアモーメント!親父今どこにいるんだ?
(城一郎)ニューヨークシティー。
マンハッタンロイヤルホテルVIP専用レセプションホール。
はあ!?今そこで飯作ってんだ。
(マクフリー)ヘイジョウ!よくぞニューヨークに帰って来てくれた!最高のディナーだ!ハハハハッ!大声出すんじゃねぇよ!ドクター・マクフリー。
また血圧上がるぜ!ハハハハッ!ドクンドクンドクン
(鼓動)美味い!ああ〜病を得て議会から離れたこの身最後にユキヒラ氏の料理を食べられたらもう悔いはないと思っていたがまだ何度でも食べたいと欲張ってしまうな。
ハハハッ。
先生また来ましょう!ええ何度でも!幸平はここか〜!お戻りください僧正様!断食の最中にございますぞ!門徒たちに示しが…。
え〜い黙れ黙れ黙れ!幸平の料理を目の前にして食ってはならぬだと!?ならば私は信仰を捨てる〜!・
(僧侶たち)僧正様〜!・
(僧正)幸平〜!
(城一郎)最初はインドイタリアスペインと仕事して昨日アメリカに入ったんだ。
しばらくは東海岸の都市で料理を出す予定になってる。
はあ?話についていけねぇんすけど。
(城一郎)まっちょいと頼まれてな。
なあ創真よ。
その学園で卒業まで生き残れないようじゃ俺を超えるなんて笑い話だな。
やってやらぁ!よし。
じゃあ特別に料理が上達する秘訣を教え…。
プツ…ツーツー…
(電話が切れた音)もう切りやがった。

(僧正)幸平どこだ〜!はいよ!
(城一郎・心の声)≪いいか創真。
いい料理人になるコツは自分の料理の全てを捧げたいと思えるようなそんな女と出会うことだぜ≫で次の予定は?
(緋沙子)こちらです。
編入試験の審査?ふっ…評議会入りするとこんな仕事も回ってくるのね。
着替えを済ませたら向かいます。
≪くっそ!何が笑い話だ≫≪ぜってぇ生き残ってやろうじゃねぇかよ!≫ガン!
(蹴る音)あっ…。
あっごめん!蹴っちまった。
(二階堂)気にしないで。
君も編入希望なんだね。
まあ座りなよ。
おう。
(二階堂)今日は遠月中等部からの進級試験結果発表と僕らのような他の中学からの編入受験もあるからにぎやかだね。
僕は二階堂圭明。
家はフランス料理店をやっている。
へえ〜奇遇だなぁ。
俺の実家も料理屋なんだよ。
ふふっ奇遇でもないかもよ。
(二階堂)向こうにいる彼は全国展開してるレストランの跡取り。
あっちは関東中に鮮魚を卸してる大問屋の息子。
ここにいるほとんどの者が料理業界のサラブレッドなのさ。
ふ〜ん。
君の家はなんていうお店?ああ「ゆきひら」っていう。
「ゆきひら」。
料亭さんかな?ははっ!そんな大した店じゃねぇよ。
下町にある定食屋なんだけどさ…。
えっ?ぐはっ!低俗な庶民がこの僕と並んで座るな〜!いいかよく聞け。
この学園は庶民の来ていい場所じゃない!食の上流階級に生きる者だけが学ぶことを許される聖なる庭。
それがここ遠月茶寮料理学園!お前のような低俗な民は書類審査だけで落とされるだろ…。
ううっ!「ゆきひら」で食ったこともねぇくせにうちの格を決めんじゃねぇ!
(護衛たち)坊ちゃ〜ん!
(護衛)ああっ!
(受験生)見ろよ定食屋のせがれが編入するつもりらしいぜ。
(受験生)ふっ冗談だろ?
(受験生)身の程知らずにも限度があるぞ。
≪先が思いやられるぜ。
のっけからこの調子じゃあ審査するのはどんな偉そうなヤツなんだ!≫
(受験生)あれってひょっとして…。
(受験生)あっ…ああ。
編入希望の皆さん本日の編入試験を一任されました薙切えりなと申します。
≪女の子?しかも学園の制服着てる≫≪あの子が審査員なのか?≫入試課から通達は?
(緋沙子)読み上げます。
まず申込書類を基に10人単位で集団面接。
そのあと3品ほど調理の実技。
通過者を更に…。
ふん!くだらない。
(緋沙子)はあ…。
そうね…調理台をここへ。
(緋沙子)あっはい!
(受験生)なんだ?あれ。

(受験生)食材?
(受験生)どうするんだ?メインの食材は卵。
ひと品作りなさい。
私の舌をうならせた者にだけ遠月学園への編入を許可します。
(受験生たち)ええっ!?なお希望者には今から1分間だけ受験を取りやめ棄権することを認めましょう。
えっ1分!?あっ…棄権…。
(受験生たち)うわ〜!ええ〜…。
おい待て!なんで逃げんだよ?お前まさかあのお方を知らないのか!?知らん。
教えて。
(二階堂)薙切えりなは人類最高の神の舌…神の舌の持ち主!えっ?
(二階堂)赤ちゃんが言葉を話しはじめるのは普通1歳から2歳の間だが彼女は生後3か月のとき初めてしゃべった言葉が…。
うっ…ぷはっコクが足りない
(二階堂)生まれてすぐにその才能の片鱗を見せた彼女は幼少時から日本中の有名店の味見役を依頼されてきた。
(二階堂)料理界の重鎮たちは皆薙切えりなの顧客なんだ。
彼女が下した評価は業界全体に知れ渡る!もしも…もしも彼女に才能なしの烙印を押されでもしたら料理人としての人生が閉ざされてしまうんだよ〜!うっ!ひぃ〜!やっぱり見込みのないグズばかりね。
あんな連中のために私の時間を割くわけにはいかないわ。
もう今日の予定は消化しましたね?
(緋沙子)あっはい。
これから私室で新作料理を試します。
あっ!≪えりな様の新作料理…≫どうしたの?緋沙子。
物欲しそうな顔をして。
あっ…。
いえその…。
私の料理を試食する権利が欲しいの?ほっ欲しい…です。
まあ!いやしい子だこと。
うふふふっ。
ああっ…申し訳ありません。
その前に報告しなくてはね合格者は0だと。
はい。
あのさ〜作る料理はなんでもいいの?≪何?≫≪私に挑む者が?≫
(二階堂)うわぁ〜〜!卵さえ使用していれば作る品は自由よ。
でも本当にやる気?辞退するなら今のうち…。
いや〜ほんと焦ったわ。
料理もしねぇで落とされたらどうしようって思ってさ。
離れろ!この方をどなたと心得る!誰なの?
(緋沙子)中等部首席生徒にして学園の最高意思決定機関遠月十傑評議会の史上最年少メンバー薙切えりな様だ!ほう〜こりゃなかなかの業物ですね。
(2人)ウロウロするな!あっ?もう一度聞くわよ。
本当に私の試験を受ける気なの?えっ?だって美味いって言わせればいいんだろ?受けるよもちろん。
≪こいつ…≫えりな様。
幸平創真…。
実家は定食屋。
見るからに二流の料理人。
私の高貴さが分からないのね。
野良犬に宝石の価値が分からないように。
ふふっ。
そこまで言うなら味わってさしあげるわ。
料理業界底辺の味をね。
喜んで。
うちの店のとっておきを出してやるよ!お待ちを!薙切試験官殿。
ボオッ!トントントントン…
(切る音)卵は和洋中あらゆるジャンルの基本となる食材。
日々さまざまな高級卵料理を口にするえりな様に対して一体どんな料理を…。
≪卵は溶いて使うようだけど完成形が全く見えてこないわね≫幸平創真君。
作る品は一体何?えっ?ここまで見てまだ分かんねぇの?ぷぷぷっ。
今すぐ不合格にするわよ!いいこと?不出来なものを相手にしている暇はないの!この私の舌に見合う料理を作るつもりがあるのかって聞いてるのよ!いいぜ。
教えてやる。
俺の作る料理は「食事処ゆきひら」裏メニューその8!裏メニューですって?一体どんな手の込んだ料理を…。
ふりかけごはん。
シャッシャッシャッ
(2人)うっ…。
ダン!ふざけないで!やっぱり底辺の料理人ね。
とんだ時間の無駄だったわ。
えりな様。
もちろんただのふりかけじゃねぇよ。
俺が作るのは「化ける」ふりかけごはんだ。
「化ける」ふりかけですって?さあそろそろ上がりますよ。
≪幸平創真…この男一体どんな品を出すつもりなの?≫お待ちどお!
(2人)あぁ…。
≪いや…やっぱりバカにしてる!≫はぁ…。
(緋沙子)ほんとにただのふりかけだ。
所詮二流料理人の仕事ね。
全く食指が動かないわ。
≪神の舌とまで呼ばれる味覚を持つ私の食卓には贅と趣向を凝らした高級品だけが並ぶ≫≪まさに美食の天上界≫≪そこで生きてきた私にこんなものを出すなんて≫試験はこれで終了です。
(緋沙子)えりな様!この品の本当の姿はこれからなのに。
ん?どういう意味かしら?ふん!≪卵の陰に何か…≫まあ見てなよ。
ふりかけの真価は白米の上でこそでしょ。
さて…。
あっ…。
仕上げだ。
≪ごはんの熱で溶けて…≫≪溶けると同時に卵が次々とコーティングされていく≫≪この香りは鶏?≫≪じっくり煮込まれた鶏肉のまろやかな香りが立ち上ってくる≫≪これが「化ける」ふりかけごはん?≫≪さっきまでと見栄えがまるで違う≫≪一体どんな味がするのか…≫ひと口だけ味見してさしあげます。
へっ。
さっさと器をよこしなさい!おあがりよ!ドクン≪ああっ!≫≪はっ!私としたことが審査を忘れて味わってしまった!≫≪今の食感は何?≫あれ〜?ふた口目いっちゃうの?ひと口だけって聞いた気がするけど?何か文句ありますか!?冗談だってば。
ゆっくり食いな。
んんっんんっ!煮こごりね。
大正解!四角いのは手羽先の煮こごりだ。
煮こごりってのはゼラチン質の多い肉や魚の煮汁が冷えてゼリー状に凝固したものだけど手羽先をカツオだし酒薄口しょうゆで煮込んでその煮汁を冷やして固めて細かく切ったんだ。
熱々ごはんに振りかければ溶け出した手羽先の煮汁が卵そぼろにぷるんと絡みつく。
≪言うなればこの煮こごりは鶏肉の旨味が溶け込んだ濃厚なスープ≫≪とろりとした煮汁のコクと塩っ気がふわふわの卵そぼろの優しい甘さを引き立てている≫≪そしてかむ度にふわふわととろとろが口の中をなで回していく。
溶けた煮こごりが卵の美味しさを各段に跳ね上げているんだわ≫≪これは今まで食べてきたどの料理にも似ていない私の知らなかった味の世界≫どうよ?どうよ?食わずに帰らねぇでよかったろ?だ…黙りなさい!まだ審査は途中よ!こんなありふれたメニューでも創意工夫で逸品に化けさせる。
これが「ゆきひら」の料理だ。
≪だけど美食の天上界に生きるこの私が認めるわけには…≫≪こんな庶民代表のような男が作った料理なんか認める…わけには…≫≪認める…わけ…には…≫≪ああっ!≫≪この味はまるで…≫≪天使の羽根で愛撫されているかのような…≫
(一同)へらへらへらへら…。
へらへらへらへら…。
へらへらへらへら…。
≪ああ〜!あっち行け〜!≫≪来ないで!来ないでよ〜!≫≪嫌ぁ〜〜!≫
(一同)へらへらへらへら…。
≪認めたくない!舌が…体が反応しちゃう!≫うっ!うぅ…。
確かにうちはちっこい定食屋だしあんたが食の上流階級なのも本当なんだろうね。
けどさ上座にふんぞり返ってるだけじゃ作れねぇものもあるぜきっと。
くっ…。
えりな様。
さあどうだい?「ゆきひら」流ふりかけごはん美味いか不味いか言ってみな!まっ…不味いわよ〜!あれ〜!?ヒュー…
(風の音)何よ何よ何よ!あんな偉そうな物言いこの薙切えりなに対して許せない!ドン!ううぅ…うぅ〜。
≪幸平創真…≫≪君のような人間は遠月学園には必要ありません!≫へらへらへら…。
ボオッ!もしもしえりなです。
おじい様に…学園総帥にお伝えください。
本日の編入試験合格者は…0名です。
ええ〜…。

(仙左衛門)ふむ。
ふふふふっ…はっはっはっはっ!
(仙左衛門)ふん!次回「食戟のソーマ」三品目をどうぞ。
ごきげんよう。
(僧正)うっ…もがっもがっもがぁ〜〜!2015/04/11(土) 02:55〜03:25
MBS毎日放送
食戟のソーマ #02[字]

「神の舌」▽“味”体験料理バトル、開宴!『おあがりよ!!』▽発行部数600万部突破!週刊少年ジャンプ連載の人気「創造する新料理マンガ」が遂にアニメ化!!

詳細情報
番組内容
創真が向かった編入試験の審査員は薙切えりな。彼女は人類最高の味覚「神の舌(ゴットタン)」を持つ。えりなに「才能なし」と言われたら、料理業界では生きていけず、試験から逃げる編入希望者が続出するが…!?
出演者
【声の出演】
(幸平創真)松岡禎丞
(薙切えりな)種田梨沙
(田所恵)高橋未奈美
(水戸郁魅)石上静香
(タクミ・アルディーニ)花江夏樹
(イサミ・アルディーニ)小野友樹
(一色慧)櫻井孝宏
(榊涼子)茅野愛衣
(吉野悠姫)内田真礼
(伊武崎峻)村田太志
(丸井善二)小林裕介
(新戸緋沙子)大西沙織
(幸平城一郎)小山力也
(薙切仙左衛門)銀河万丈
(堂島銀)子安武人
ほか
原作・脚本
【原作】
附田祐斗・佐伯俊(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
<協力>
森崎友紀
【キャラクターデザイン】
下谷智之
監督・演出
【監督】
米たにヨシトモ
【シリーズ構成】
ヤスカワショウゴ
音楽
【オープニングテーマ】
ウルトラタワー「希望の唄」
【エンディングテーマ】
東京カランコロン「スパイス」

【音楽】
加藤達也
制作
【アニメーション制作】J.C.STAFF

【番組HP】
http://shokugekinosoma.com/
【Twitter】@shokugeki_anime
https://twitter.com/shokugeki_anime
ハッシュタグ「#shokugeki_anime」

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)

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