5趣味の園芸「暮らしを奏でるハーブ」 2015.04.10


おはようございます。
三上真史です。
「趣味の園芸」司会として5年目を迎えました。
今年度も皆さんと一緒に草花のある暮らしのすばらしさそして園芸の魅力をたっぷりと伝えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
さあ今僕は本日の講師であるハーブ研究家の桐原春子さんのお宅の前に来ています。
こちらをご覧下さい。
立派なローズマリー。
なんと40年以上育っているそうなんですね。
きれいな花も咲いていますしちょっとよろしいですかね。
あ〜優しい香りに包まれます。
そして上をちょっと見てほしいんですがかわいらしい猫のトピアリーが迎えてくれています。
さあこちらからお送りする今日のテーマは「はじめよう!ハーブ生活」の第1弾です。
ハーブの第一人者桐原さんのお宅から香りを楽しんだり料理に使ったり暮らしを奏でるハーブの魅力をご紹介します。

(テーマ音楽)新しい生活が始まる4月。
香り豊かなハーブを取り入れて暮らしに彩りを加えてみませんか?さわやかな香りを放つポプリ。
摘みたての葉で入れるハーブティー。
手軽に楽しめるハーブのある暮らしをご紹介します。
料理に使うものは用途に合わせて寄せ植えにすると便利。
シェークスピアをテーマに楽しむ事もできるんです。
手のひらサイズの小さな花束を作ったり調味料に香りをつけたり。
生活に楽しみと彩りが加わりますよ。
後半のコーナーは「寄せ植えアプリ」。
今回はマーガレットをポップに飾ります。
暮らしを奏でるハーブ。
講師は40年以上にわたってハーブを研究している…世界各国を訪れガーデニングとハーブの楽しみを伝えています。
まずは桐原さんのハーブを楽しむ暮らしをご紹介しましょう。
千葉県松戸市にある自宅。
およそ50坪の庭にハーブだけで100種類以上も育てています。
朝はお気に入りの紅茶を飲む事から始まります。
庭で摘んだペパーミントとレモングラスを加えてオリジナルの味わいに。
季節ごとのハーブの香りですっきりと目覚めます。
その季節に合わせて今だったらやっとペパーミントが茂ってきてあるいはレモングラスは冬越しができたものがありますのでそれを採ってきたりあるいは茂ってる時にドライにして残しておいたものを使ったりとか。
今回はそれなんですけれどもいろいろ楽しむ事ができるわけですね。
続いて庭の手入れ。
毎日よく観察する事で植物は美しく育ちます。
桐原さんが最初にこの庭に植えたハーブが…毎年3月から4月にかけて日当たりと風通しが良くなるようにせん定をします。
そのゲッケイジュの枝に庭で採れたオレガノやローズマリーなどをつり下げて乾燥させます。
ドライハーブはおもてなしに。
フレッシュなペパーミントをたたいて香りを引き出しドライハーブに加えます。
玄関の棚に置いてお客様に香りを用意。
リビングには摘みたての花やハーブをあしらった「モイストポプリ」でお客様を迎えます。
桐原さん至れり尽くせりのおもてなしありがとうございます。
ようこそいらっしゃいました。
早速癒やされてるんですけども玄関にあのようにいい香りのするポプリ。
そしてリビングにはこのように。
これは「モイストポプリ」っていうんですけれどもねお塩を使ってありますよ。
下にお塩を敷いてるんですね。
その上に春のお花まさにプリマベーラという感じなんですけれども。
最高ですね。
お迎えのお花ですね。
生の花を使う事もできるわけですね。
あります。
庭にあるハーブや草花でこんなに優雅なおもてなしができるわけですね。
花やハーブを栽培する事によって生活がとっても豊かになるっていう事を実感しております。
そしてこちらもいい香りしてるんですよ。
これは今まだ春浅いですからミントなどはちょっとしか伸びてないんですけれども。
それからレモングラスはたまたま冬越しできたものがあったものですからそれと一緒にこの2つのミックスでフレッシュをお飲み頂きたいと思います。
あ〜もう香りがすばらしい。
いただきます。
ああ。
この甘く優しいハーブの香りが口いっぱいに広がってスッと鼻に抜けるんですよね。
お上手。
すばらしい表現です。
しかも摘みたてだから香りが格別ですね。
かもしれないです。
ちょっと私も頂くわ。
うん。
スッキリさわやか。
これって薬効もあって元気にするって力が出ますからそういう点がよろしいですよねハーブティーというのは。
しかもこうやって癒やされますもんね。
別に庭がなくても鉢植えで十分ですので是非皆さんなさって下さい。
まずはハーブを楽しめるお庭ご紹介頂けますか?どうぞ。
よろしくお願いします。
こちらは桐原さんの庭の見取り図。
まずは玄関から中に向かって案内して頂きます。
あっそうだわ。
ちょっとこれご覧なって。
ほら。
のぞき窓なんですけれど向こうが見られるように作ってあるんですよ。
のぞき窓ですか。
ベンチが見えてきれいだ。
ちょっとそういった遊び心そういったもののある庭ってまたいいですよね。
童心に返るようなワクワクした気持ちになりますね。
わ〜きれいに咲いてますね。
バラもほらこんなに芽が伸びましたね。
これからですね。
私の庭は「センテッドガーデン」といって香るものを植えてあるんですね主に。
そこのところにハーブもいっぱいという事で。
ちょうど今はヒヤシンスが1年ぶりに咲き始めていい香りですよね。
これ今フワッと香ってますね。
ヒヤシンスの甘い香りだ。
一年中香りも楽しめるんですか?そうなんです。
ず〜っと1月から12月までいろいろ考えて。
それがまた楽しいんですよね。
最高ですね。
香りも彩りも季節と共に。
もちろん彩りもいろいろ変わってきますので。
桐原さんお気に入りのハーブの一つマートル。
庭を美しく見せる役割を果たしています。
常緑で木がこのように茂りますので私は部屋の中から見た時にちょうど壁のように緑の壁のように緑のキャンバスのようになるようにここで仕立てております。
先ほどリビングから見た景色。
あちらから見ると背景になってるんですね。
でこちらに彩りが草花で。
全体に絵画のようにまとまってるんですね。
ハーブだけでなく野菜も植えています。
「装飾式野菜畑」といって「ポタジェ」ともいうんですよ。
ちょっとかわいらしいでしょ全体に。
こんな小っちゃくても。
でも大っきく育っててこれ食べられるんですか?もちろん全部食べられるものばっかりですよね。
例えばこれ「ロマネスコ」っていうんですけれども。
大きいですね。
こんなに大きくなりました。
後ほど召し上がって頂きますから。
いいんですか?わ〜楽しみです。
それからブロッコリーなんですけれどもきれいな花でしょ。
花咲いてますね。
食べたあとにちょっとつぼみを残しておいてそれを花を咲かせるって。
これが春らしくて私大好きなんです。
野菜といえども花も一緒に楽しむわけですね。
こちらはお手製の鳥の餌台。
メジロやシジュウカラなどがやって来ます。
ハーブ野菜季節の草花が植えられた庭。
自然と寄り添う桐原さんの暮らしです。
テーマを決めてハーブを植えると使いやすく楽しく育てられます。
桐原さんのアイデアをご紹介しましょう。
こちらはどんなテーマですか?これは料理用のクッキングハーブなんですよ。
料理に使えるハーブたち。
そうなんです。
まとめておくといいわけですね。
そうですね。
いつでもここで摘む事ができるという便利なものなんですね。
これ鉢にしてあるというのは鉢ごとに分かれてたりするんですか?そうなんです。
コリアンダーとディルの寄せ植えは魚料理に使います。
チャービルとイタリアンパセリはサラダに。
ゲッケイジュタイムオレガノは煮込み料理に使うブーケガルニを作るための寄せ植えです。
ハーブティーに使うミントは生育旺盛。
単独で植えています。
鉢ごとに用途を分けてコーナーにまとめて使いやすく育てています。
シェークスピアをテーマにしたコーナーもあります。
イギリスのガーデニング文化に詳しい桐原さんならでは。
シェークスピアって作品にハーブをたくさん登場させているんですね。
ですからそれをピックアップしてどこの場面にどういう具合に出てくるかという感じでですねず〜っと植えてあります。
シェークスピア作品の中に出てくるハーブたち。
そうなんです。
まとめて植えてあるんですか。
そうなんです。
これよく見ると札に作品名書いてますよね。
ちらっと見るとすぐ分かるように。
例えばあちらなんですけれども「ワイルドタイム」っていうハーブなんですけれども妖精の女王タイターニアが「夏の夜の夢」に登場するんですけどその女王が眠るベッドがこのワイルドタイムなんですね。
ハーブを見る事でその名作のシーンが浮かぶわけですね。
そうですよね。
とっても楽しい作業。
ピックアップするのも育てるのも楽しいですよね。
こちらも遊び心があって古くから愛されてるハーブだからこその楽しみ方ですかね。
元気に育てたハーブを収穫して香りを楽しんだり料理を作って味わったり。
楽しみが広がります。
こちらは「タッジーマッジー」というハーブの花束。
ヨーロッパで古くから使われてきました。
とってもかわいいでしょう。
かわいらしいです。
ちょうどね手のひらにのるくらいなこのくらいのもので。
小さい花束なんですね。
抗菌作用のあるハーブ類などを主にやって病気よけとか虫よけとかそういったものに使ったものなんですね。
ですから人ごみの所に出かける時に手に持ったり腰の辺りにつるしたりして使ったようなんです。
ふだんから身につけてお守りのような花束なんですね。
こちらは?イギリスで買ってきたんですけどもこれはタッジーマッジー専用のポットなんですね。
これちょうどこうやって入るような形になっております。
ほんと小さいんですね。
専用ポットがあるくらい親しまれている花束。
これはどのように作るんですか?この場合でしたらかわいらしいミニのバラを中心にしてそして周りにハーブのマートルやらローズマリーを同心円状的に置いていきます。
周りにハーブたちを。
そうすると誰が作ってもまとまるという。
もちろんハーブは料理にも。
調味料に加えると幅広く使えますよ。
何にハーブを漬け込んであるんですか?これってお酢なんです。
お酢!?私は米酢で漬けました。
これどんな酢でもいいんですか?何でもいいんですよ。
お好みで。
これってそれぞれ…違いますね。
これはね魚のためにフェンネルとゲッケイジュと赤トウガラシを使って作りました。
それからこの2つはローズマリーでしょ。
それからこれオレガノとこの赤トウガラシ。
こちらの方はドレッシングに使ったりスープの中にちょっと入れたり。
何にでも使えますので。
作り方はとっても簡単。
お好みのお酢にきれいに洗って水けを切ったハーブを漬け込むだけ。
2〜3週間で風味が出てきます。
ハーブソルトもいろいろな料理に使えます。
粗塩にオレガノタイムパセリなどドライハーブを細かくして加えたもの。
これらの調味料で庭で取れた野菜を頂きます。
ハーブソルトをロマネスコに振りかけて。
いただきます。
う〜ん。
うまい!これは間違いないですよ。
ありがとうございます。
ハーブビネーガーを使ったドレッシングはいかがでしょう?もう香りが!いい香りしますね。
いただきます。
いただきます。
あっ!?あっ思ったより優しいですね。
そうですか?そんな酸味がそこまで強くもなくて優しくハーブが包んでくれてる感じがしますね。
やっぱりハーブがある事によって味わいがグッと深くなってくるんじゃないかなと思います。
ハーブを育てる生活って暮らしのあらゆる場面で心が豊かになる気がしますね。
いつも私もそう思います。
是非皆さんもねハーブのある暮らしを楽しんで頂きたいですよね。
僕もまずクッキングハーブからしっかり育ててハーブソルトもこういったものもね自分で楽しめるようになりたいですね。
どうぞ楽しんで下さい。
ありがとうございます。
まだ食べます。
いただきます。
おいしい。
見て嗅いで味わって楽しめる。
暮らしをハーブと共に。

今日の主役はマーガレット。
花の形が豊富でカラフルな品種も増えてきています
今回はマーガレットでポップな寄せ植えをつくってみましょう。
担当講師はこの方です
今回はパステルカラーの花を使ってポップでかわいらしい寄せ植えをつくってみましょう。
主役にするマーガレットを1つ選びます。
杉井さんのお薦めは?
今回選んだのはこのマーガレット。
この真ん中の焦げ茶の部分が咲き進んでくるとこのようなボール状に変化します。
マーガレットの色が淡い白から黄色に変わるんだ。
次は…
今回はパステルカラーの花色が引き立つように白い鉢を用意しました。
丸い陶器と四角い木製の鉢かぁ。
よし四角い方にしよう!
次は…
脇役は主役とは違う花の高さで咲くものを用意しましょう。
マーガレットよりも高い位置で咲く花や低い位置で咲く花を合わせる事で寄せ植えが立体的に表現する事ができます。
高い位置でパステルピンクの花を咲かせる…
低い位置で咲く宿根ネメシア。
淡い紫の花で足元を彩ります。
材料がそろいました
水はけを良くするため底が見えなくなるぐらい鉢底石を入れます。
草花用培養土には緩効性化成肥料を混ぜておきましょう。
レイアウトはこのようにジグザグに並べて同じ花が隣同士にならないようにします
それでは植えつけていきましょう。
仕上がりをきれいにするコツはこのポットの縁と植木鉢の縁の高さをそろえる事です。
まずポットごと鉢に入れて確認。
土を足して高さを調節してからポットを外して植えつけます
最後に棒などで突いて株と株の間までしっかりと土を入れましょう
出来ました。
マーガレットのポップな寄せ植え完成です。
パステルカラーでまとめたマーガレットの寄せ植えです
まるで小さなお花畑!淡い色合いの花を集めたかわいらしい寄せ植えね。
花の色を替えてもう一つつくってみたよ
こっちはピンクのグラデーション。
濃いピンクのマーガレットが主役だとより元気なイメージね。
梅雨入りしたらマーガレットは切り戻しをします。
草丈の半分から1/3の位置で切り戻しておくと秋口に花数が増えて長く楽しむ事ができます。
マーガレットのポップな寄せ植え皆さんもつくってみて下さいね。
「花信」はこの春4年目を迎えました。
今回からは「花信〜こころ咲かせる〜」とタイトルを改めまして思い出の他にも現在そして未来に向けた話題をご紹介していきます。
まずはワンランク上の花の楽しみ方を教えてくれるお便りです。
「昨年4月に放送された『世界にひとつだけのペチュニアづくり』に私もチャレンジしてみました。
録画した番組を何度も見ながらちょうど自宅で育てていたブルーとピンクのペチュニアを交配させてみました。
なかなかタネが出来ませんでしたが気長に待ち続けついに念願のタネが出来ました。
しかし今度は一向に発芽しません。
諦めず時期をずらして何度もまいてみたところやっとかわいい芽が出てきました。
その後も大切に育てこんなに立派な花が咲きました。
平凡な色ではありましたが私にとっては『世界にひとつだけのペチュニア』です。
今年もまた挑戦します」。
番組を見て挑戦して下さった事が何よりうれしいです。
実は渡辺さんの他にも挑戦したというお便りたくさん頂きました。
本当にありがとうございます。
2015/04/10(金) 21:00〜21:25
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸「暮らしを奏でるハーブ」[字]

4月特集“はじめよう!ハーブ生活”。第一弾は入門編。桐原さんのお宅から暮らしに合ったハーブと活用を紹介。<コーナー>寄せ植えアプリ・マーガレット×ポップ/花信

詳細情報
番組内容
4月特集“はじめよう!ハーブ生活”。第一弾は入門編。50坪の庭に100種ものハーブを育てる桐原さんと種類や使い方を紹介。ドライポプリで香りを楽しむ、料理に活用など、自分のライフスタイルに合ったハーブえらびを。桐原さんおススメは寄せ植え。欲しいハーブをコンパクトに育てられる。司会:三上真史<ミニコーナー>寄せ植えアプリ【マーガレット×ポップ】講師:杉井志織(園芸研究家)/花信〜こころ咲かせる〜
出演者
【講師】ハーブ研究家…桐原春子,園芸研究家…杉井志織,【司会】三上真史,【語り】笠原留美,恒松あゆみ

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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