ニホンゴ三壇蜜活用 2015.04.10


(壇蜜)『ニホンゴ三壇蜜活用』。
今週は日本語を作る
日本を代表する言葉のプロが新しい日本語作りに挑戦!
例えば食事に行って全くお金を払う気のない女性の名称
なるほど。
鼻毛が出ている人をさりげなく注意する新しい日本語は?
(高橋茂雄)こういう漢字を見せる。
(壇蜜)アハハハッ…。
これを書いて見せる?
(拍手)皆さんこんにちは。
新しい日本語制作委員会委員長の壇蜜です。
(小田島卓生)秘書を務めさせて頂きます東海テレビアナウンサーの小田島です。
(壇蜜)この番組は言葉を扱うプロフェッショナルたちが新しい日本語を作る番組です。
ちなみにこれまで…。
(高橋)ふくらし粉入れる。
(壇蜜)ふくらし粉入れる?僕がこれ言いだした言葉なんですけど芸人が話を盛る時あるじゃないですか。
(壇蜜)あぁ〜。
(高橋)ちょっと膨らましてんなという時にお前ふくらし粉だいぶ入れたなみたいな。
大さじ2杯きたんちゃう?とかいうのを。
本来ならだから…。
まずは…
言葉のプロたちに新しい日本語を作って頂きましょう
最初のお題はこちら
(林家たい平)アハハハッ…。
(高橋)はい?
(たい平)アハハハッ…。
(小田島)はい。
ということでこちらがお題になっております。
(小田島)まぁ平たく言いますとですね上司からの飲みの誘いを平気で断る若者を名付けてほしいと。
(高橋)なるほどな。
いや分かる。
これはほんまに体験としてありますもんね。
(たい平)ねっ。
もう最近はほんま何回言うたか。
それではシンキングタイムスタート

(高橋)いやえらい…。
(たい平)お祭り騒ぎだね。
(高橋)考えづらいな。
すみません全体的に…。
(たい平)確かにそうですね。
(高橋)何かいろんなもの…。
(小田島)では集中出来ないついでに聞いて頂きたいんですけれども。
何をしゃべるんですか。
(小田島)ポータルサイト『goo』によるgooランキングによりますと会社の飲み会に参加したくない理由ランキングの第1位は二次会三次会と長時間にわたって拘束されるからでした。
これもね昔は当たり前だったんですけれどもやっぱりね最近のそういう方々は。
はいそれでは皆さんの回答見ていきましょう。
あっ高橋さん早い。
(高橋)はい。
まずはお笑い芸人ならではの感性で高橋が作った新しい日本語
上司からの飲みの誘いを平気で断る若者の呼び方にぴったりな新しい日本語とは?もうこれはリアルに僕が使っている感じでいかせて頂きました。
はんにゃパンサージャンポケども。
(小田島)アハハハッ…。
(壇蜜)なんと実名が出てきてしまいました。
はんにゃパンサージャンポケども。
(小田島)早いですよね。
すばらしい。
続いて『笑点』でもおなじみの林家たい平は得意のたい平ワールドを披露する
(たい平)はい。
リバウンダー。
(壇蜜)あぁ〜。
(たい平)もううちへすぐに戻っちゃうんでリバウンダー。
彼はリバウンダーだねと言っているとそのリバウンダーには分からないこっちだけで最初は会話が出来る。
(小田島)はぁ〜。
(高橋)何かあと…。
(壇蜜)これ…。
(小田島)そうですね。
そして芥川賞作家西村賢太はその文学力で見事な日本語を披露
(西村賢太)これですはい。
今リーマン。
(小田島)おぉ〜。
(西村)簡単に今どきのサラリーマン。
(高橋)ほんまに今リーマンやわ。
(西村)それで例えばもっとこう一回断ってさらにもう一回誘ってさらに突っぱねてくるようなやつはスーパー今リーマンとかいろいろこう上に載っけることによって強度を増すことが出来ると。
(小田島)なるほど。
もう…。
スーパーですね。
おっ高橋さん。
どうぞ。
えっと逆島耕作。
(壇蜜)アハハハッ…。
逆島耕作。
他にもワガミチくんやでしょうね世代などさまざまな回答が飛び出したが制作委員長壇蜜がこの現象にぴったりな新しい日本語を決める
私が選んだ新しい日本語は高橋さんのはんにゃパンサージャンポケどもに決定します。
ありがとうございます。
(小田島)これもインパクトが強いですもんね。
相手に言った…。
(高橋)なるほど。
(たい平)アハハハッ…。
(小田島)というシチュエーションもまぁよくあることですね。
ありますね。
(壇蜜)よくあるんですか?そんなわけないじゃないですか。
(たい平)えぇ〜いいですね。
男気がありますね。
また…。
(小田島)アハハハッ…。
(高橋)うわ〜。
何で…。
(小田島)はい。
ということで男性と食事したあとお会計の時に財布は出すけど本当は全く払う気のない女性のことを。
いまだにいますか?こんなふうに。

(壇蜜)あれ?国籍変わりましたよね。
ちなみに「サンケイリビング新聞社」のサイト『シティリビング』のアンケート調査によりますと女性のおよそ7割が男性にデート代を支払ってもらいたいと考えているそうです。
(壇蜜)デート代?
(高橋)まぁ出すけど…。
(高橋)はい。
(小田島)おっ早い。
それでは答えて頂きましょう。
ラリーして代。
アハハハッ…。
代が。
代が女性っぽいですね。
はい。
(小田島)あぁ〜。
(高橋)出します。
いやいや出さへんでええよ。
出します出します。
いやほんまに出すからというこのラリーさえしてくれたらこっちは気持ちよく出す。
(壇蜜)何ラリーぐらいまですると…。
(西村)アハハハッ…。
(壇蜜)俺が払うよ。
いや私払う。
(西村)アハハハッ…。
これが…。
(小田島)アハハハッ…。
(高橋)もう多い多い…お前。
(小田島)絶妙な。
おったい平さん。
ニセ神宮。
(壇蜜)あぁ〜。
これは…。
はぁ〜。
(壇蜜)ニセ神宮だ。
(たい平)あいつ全くはらう気がないんだ。
(小田島)はいあっ西村さん。
(西村)はい。
これでいきます。
ズル休みする樋口一葉。
(高橋)おぉ。
(壇蜜)ズル休みする?
(西村)要するに五千円札ですね。
あぁ〜。
(西村)それで一応女性の肖像ということで樋口一葉とかけて。
(高橋)財布の中で休んでいるやないか。
(西村)そうですそうです。
(小田島)おっ西村さんが挙がりました。
(西村)さっきのがちょっと分かりにくかったので。
もっとストレートに金子やすみさんで。
(壇蜜)アハハハッ…。
(西村)もう完全に人の名前で。
(高橋)お金も休むという。
(西村)そうです。
色とりどりの新しい日本語が飛び出した中壇蜜が選んだぴったりな日本語はニセ神宮に決定
(高橋)ちょっと…。
(小田島)ちょっとついにいい感じでねきましたけども。
まぁということでなぜか同じ方向に避けてしまう。
こういうシチュエーションはあると思いますけれども。
こういうお見合い状態になってしまうこの現象。
実はですね皆さんに名付けて頂きたいところなんですが実はこれちゃんと名前があるんです。
えっ!
(小田島)連続回避現象という。
(小田島)でしょ?
(壇蜜)そのまんまですね。
(小田島)ですからねっ…。
はたして連続回避現象にかわる新しい日本語をプロはどう名付けるのか?
(小田島)おっ手が挙がりました。
(壇蜜)全員挙がりました。
(小田島)じゃあ西村さんいきましょうか。
(西村)一応僕は小説書きということでこの場に出てきたので多少文学的に。
(小田島)おっ!
(西村)謙譲の蹉跌。
(たい平)すごい読めない。
(高橋)謙譲の…。
蹉跌。
まぁ要するに譲り合って謙譲ですよね。
それを蹉跌というのはしくじりとか失敗とか行き詰まるとかそういう意味なんですけども。
それを非常に文学的な表現で…。
(高橋)おぉ〜。
(たい平)すごい。
(高橋)でも何かすごい。
(西村)何か…。
(小田島)いやいや…。
はいじゃあ高橋さん。
まぁだから結局は両方がスッと引き合っているみたいな意味でSN嬢。
(西村)アハハハッ…。
Nだ。
(高橋)磁石のSNとちょっとかけてみました。
SN嬢。
(小田島)さあおったい平さん。
(たい平)はい。
(小田島)おっまたきましたね。
(たい平)モコヨボンド。
モコヨボンド。
ちょっとフランス…。
(小田島)フランスっぽい。
モコヨボンド。
これは実は木工用ボンドからきているんですけど。
気が合ってしまう。
(壇蜜)あぁ〜。
(たい平)それで離れられない。
木をくっつけるという意味から…。
これをフランスなまりでモコヨボンド。
(小田島)モコヨボンド。
高橋さんはい。
(高橋)これ何かどっかでこういうシチュエーション見たことあるなと思って。
こうあぁいいよいいよ…。
いいよいいよ…。
いいよいいよ…。
ジャンガジャンガジャンガジャンガ…と結局これ田中と山根やんと。
(小田島)アハハハッ…。
なるほど。
まぁ確かにこのコントありそうですもんね。
やってそうやなと思って結局このことを田中と山根と呼ぼうと。
プロが生み出した日本語はご覧のとおり
壇蜜が選んだのは
私が選んだ新しい日本語は西村先生の謙譲の蹉跌。
(小田島)おぉきました。
(壇蜜)それに決定します。
続いては適切な日本語がなくて困っている一般の方のために言葉のプロが新しい日本語を作ります
まずは
木下樹里さん主婦の方からの相談
あるものを見つけてしまった時に悩んでいるそうなんですが
(木下樹里さん)私は…。
そう鼻毛が出ている人を見つけてしまうことってありますよね
教えてあげたいけど鼻毛が出てますよなんてそのまま言ったら相手に恥をかかせてしまいます
相手との関係が気まずくならないように鼻毛を注意する新しい日本語を作って下さい。
(高橋)こういう漢字を…。
ハラヘリヒレハレハラヘリヒレハレ。
(壇蜜)ということで皆さんには鼻毛が出ている人をさりげなく指摘する新しい日本語を作って頂きます。
(小田島)はい高橋さん。
(高橋)えぇ〜これはもうちゃんと使えるやつ考えました。
でてたら負けよあっぷっぷと言うて相手の鼻の所をずっと見てるの。
自分との勝負ですねもう。
(たい平)はい出来ました。
(小田島)あっ出来ました?ではたい平さんお願いします。
(たい平)楽しい方がいいですね。
楽しく伝える。
鼻から毛が出ちゃっているので鼻の辺りが大変なことになっている。
フラワーフェスティバル。
(小田島)あぁ〜。
なるほど。
鼻だけに。
(高橋)こんなん言われたら。
あなた…。
フラワーフェスティバル。
(高橋)はい。
(小田島)あっ高橋さん。
言葉とかじゃなくてもうこういう漢字を見せる。
(壇蜜)アハハハッ…。
(壇蜜)すごい。
何やろうなみたいな。
(小田島)アハハハッ…。
さあ鼻毛が出ている人をさりげなく指摘する新しい日本語。
さあどうしましょう。
はい。
私が選んだ新しい日本語はえぇ…。
高橋さんのあのさっきのやつ。
(小田島)漢字。
(壇蜜)この象形文字に決まりました。
これはぜひSNSのいわゆる…。
(高橋)マジでやりたいわ。
依頼者の木下さんぜひ役立てて下さい
続いて会社員の小野寺雄基さんはある人に使える日本語がなくてうんざりしているそうです
(小野寺雄基さん)私は…。
一度いい反応をしたからって会うたびに同じ話をされてしまってはもううんざり
でも相手が気持ち良く話しているのをその話聞きましたけどなんて冷たく遮るのもいかがなものか
何度も同じ話をしてくる相手に聞いたことがあることをうまく伝えるための日本語を作って下さい。
(小田島)でも年を取ってくると同じ話ってしちゃうんですよね。
そうですね。
だからする前に予防線であれこの話したっけと言ってからもう大概僕は話し始めるようにしています。
おっ西村さん。
(西村)はい。
いいですか?
(小田島)はい。
これですね。
(小田島)アハハハッ…。
いつもありがとうございますと。
いつもいつも。
(小田島)これは…。
(西村)まぁストレートのようで。
(小田島)ストレートですね。
(西村)でもまぁものすごい気を遣っている感じが。
驚きました。
(小田島)じゃあ高橋さん。
(高橋)はい。
2回目体感8回目!!
(壇蜜)アハハハッ…。
体感。
(小田島)分かる分かる。
(高橋)分かります?その話2回目体感8回目!!と言われたらあっごめんごめんと結構何かここに…。
(小田島)確かに何でしょうね。
2回目なのに…。
他にもさまざまな回答が出そろった中壇蜜が選んだのは
私が選んだ新しい日本語は西村先生のいつもありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
(壇蜜)ダメだ。
笑って言えなかった。
続いて後藤敦子さんはパート先であることが起こってしまった時の日本語がなくて悩んでいます
(後藤敦子さん)私は…。
人前でお腹の音が鳴ってしまい恥ずかしい思いをしたことありますよね?
そんな時に場を取り繕う自然な日本語があればいいと思いませんか?
お腹がグ〜っと鳴ってしまった時に使える日本語を皆さんで考えてもらっていいですか?
(高橋)はい。
(小田島)おっじゃあ高橋さん。
まぁお腹を指さしてですねグ〜っと言うてますからエド・はるみは今ここに…。
すごいですね。
そのうちコォー!と言うよと言いながら。
(西村)はい。
(小田島)おっ西村さん。
これですね。
静かですね…。
(高橋)なるほど。
(西村)結局…。
何かこうさりげない感じであぁ静かですねと。
自然のような顔つきで。
やっぱりこう…。
(小田島)おったい平さん。
(たい平)まぁ楽しくみんなでずっこけるみたいにハラホロヒレハレというのがありましたからそれをちょっともじってハラヘリヒレハレハラヘリヒレハレ。
おどける。
それでみんなでそこにいる人たちで踊る。
ハラヘリヒレハレ!
(小田島)さあ西村さんノッてきましたね。
(西村)ちょっとまぁはじけた感じで。
腸、絶好腸!
(小田島)アハハハッ…。
(壇蜜)もう腸、絶好…腸と腸がしめてます。
(小田島)超気持ちいい!
(壇蜜)すごい。
というわけで壇蜜が選んだ新しい日本語は腸、絶好腸!に決定
続いてこんな相談も
飯泉祐次さんはご自身の職業に関する日本語で悩んでいるそうです
(飯泉祐次さん)私は…。
この飯泉さんのお仕事はクレジットカードシステムの業務運用管理という一度聞いただけではよく分からない内容
例えばクレジット会社から依頼され一定期間に連続で貸し出しが出来ないようにするシステムを作る仕事なのだがお子さんにパパは何の仕事をしているの?と聞かれると何も答えられずに言葉に詰まってしまうそうです
私の職業をうまく言い表せるような日本語を作って下さい。
クレジットカード会社の運用管理業務を言い表す?あぁそういうお仕事をしているんですねと。
(高橋)これええの出来ました。
あっ早い。
(小田島)早いですね。
(高橋)もう結局何かの歯車。
(小田島)アハハハッ…。
なるほど。
結局何かの歯車でしかないから。
(小田島)さあ…。
おっ西村さん。
これはもうよくある言葉で。
電脳警備員というところで。
何となくかっこいいかなと。
(小田島)う〜ん。
(西村)まぁ電脳警察という何かヘビメタのバンドがありますけどもまぁそれの…。
(壇蜜)言っちゃったパクリ。
他にもサイダーコントロールやネットの中の金庫番など新しい日本語が飛び出したのだが
壇蜜はどれを選ぶのか?
どうしよう。
最終問題はまさかの該当なし
飯泉さん申し訳ありませんでした
ここで全てのお題が終了いたしました。
というわけで本日誕生した新しい日本語はご覧の6つ
日本語の歴史に新たな1ページが加わった瞬間でした
ということで新しい日本語つくります。
は以上です。
それでは皆さんごきげんよう。
(たい平)ありがとうございました。
2015/04/10(金) 02:10〜02:40
関西テレビ1
ニホンゴ三壇蜜活用[字]

壇蜜が3回連続でお届けする日本語バラエティ!3回目は、「新しい日本語つくります」。芥川賞作家ら日本語のプロたちが、日常で使える、新しい日本語を生み出します!

詳細情報
番組内容
「ニホンゴ三壇蜜活用」3回目は、日本語を「作る」!たとえば、鼻毛が出ている人に対して、傷つけることなく指摘する日本語が欲しいと思ったことはありませんか?そこで!芥川賞作家の西村賢太、落語家の林家たい平、お笑い芸人のサバンナ高橋といった日本語のプロたちが、真剣に考案!その中からもっとも「つかえる」日本語を、壇蜜が決定します!お題はそのほか、
番組内容2
「静かな場面でおなかがグーとなってしまい気まずい瞬間に言う一言」や「同じ話を繰り返す人にさりげなく指摘する一言」など、生活で役に立つものばかり!お楽しみに!
出演者
【MC】
壇蜜 
小田島卓生(東海テレビアナウンサー)
【ゲスト】
西村賢太 
林家たい平 
高橋茂雄(サバンナ)

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
趣味/教育 – 会話・語学

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