いや尾木ママもうすっかり春ですね。
春ですね。
新学期ですね。
新学期。
先生方っていうのはどんなお気持ちの季節なんですか。
これはねドキドキだけども何かすてきな事がありそうだとか。
今度はこんな学級にしてみたいとか夢や希望も持ってるのよ。
確かに新しい物語が始まるそんな季節ですもんね。
今日は話したくて皆さんうずうずされていますので尾木ママあっちに行きましょう。
行きましょう行きましょう。
ここは悩める保護者「ホゴシャ〜ズ」が集まるファミリーレストラン。
さあ今日もふだん言えない悩みをさらけ出して頂きましょう!今日は実は保護者会の達人とおっしゃる方がいらしてます。
えっ達人!保護者会に達人がいる。
カワウソさん。
うそ〜。
そんな事ないんですけど。
どんなふうに?ひょっとしてそれ…保護者会に行ってで保護者会に行った内容を…肝心のその保護者会ではちゃんと盛り上がって先生も一緒に話できてるの?そうでもないんですよね。
以外と納得いかない事が多いんで。
やっぱり帰りにこうだったよねああだったよねって話をして愚痴になる感じなんですけど。
僕が現役の頃はね…つまり教室を出て下駄箱へ行くとみんな本音が出てわ〜っとしゃべるわけ。
だからそうじゃなくて教室の中で下駄箱だと思ってみんなしゃべってねって僕なんか言ってたの。
今ファミレス行っちゃうんだ。
(笑い)保護者会はちょっと欠席派でして…。
参加しない理由は?帰りたい。
(笑い)保護者会イコール役員決めっていうようなイメージもありまして。
あ!今日は何ですか?これ。
何をおっしゃっているんですか。
かわいいから。
皆さん言いたい事それぞれお持ちですから。
今日は積極的な保護者会。
ここから日本の保護者会を変えるぐらいの勢いで!本日のメニューは「新学期のお悩み」。
そこで新学期を迎えるにあたって何を思っているか春休みの子どもたちに聞いてみた。
そう。
新学期には「悩んでいる子」も多いのだ!いろんなグループに分かれてやるから…「子どもが新学期は緊張で体調を崩す」。
「いじめにあわないか心配」などさまざまな不安の声が寄せられた。
今日は特にお悩みの多かった…3つについて考える!確かに環境がガラッと変わるので人間関係が悩みになるというのは分かるんですけど忘れ物っていうのも結構大きな悩みなんですね。
先生が変わるとね今までの先生は辞書は置いておいてもいいとかいちいち今度の先生は持ってこいって言うだとか。
ローズマリーさんが小さくなっちゃってますけども。
毎日とは言わないですけど大きい忘れ物から小さい忘れ物まで。
ローズマリーさんのお宅にカメラが入りました。
こちらの映像をご覧頂きましょう。
ローズマリーさんのご長男しゅんすけくんはとにかく忘れ物が多い!かわいいね。
母のローズマリーさんが毎日つきっきりで一緒に学校の準備をしている。
(しゅんすけくん)音楽。
これ使わない。
鉛筆がどんどんなくなってくる。
削った方がいいんじゃないの?今はお母さんが手伝って何とか忘れ物なしで学校へ送り出す毎日。
問題は学校から帰ってきた時…。
ただいま。
おかえり〜。
持ち物をチェックしてみると…。
あれ?しゅん。
しゅん。
また忘れた?家に持ち帰らなければいけないものを…これにはお母さんも手が出せない。
忘れ物しないで下さい!・
(しゅんすけくん)ハイハイ。
「ハイ」は1回!しゅんすけくん何でそんなに忘れ物しちゃうんだろう?なるほど。
早く遊びたいあまりに慌てて学校を飛び出すから持ち物の事を気にする暇がないんだ。
だけど中には絶対忘れちゃいけないものもある!そんな時ローズマリーさんは慌てて近所のママ友にドリルをコピーさせてもらったり…。
携帯のカメラで問題を写して送ってもらいそれを見ながら答えを書くなどして急場をしのぐ。
新学期は学年が上がってドリルも増える!お母さんの不安は高まるばかりだ。
だから宿題をちゃんと持ち帰ったかのチェックも思わず厳しさアップ。
そう。
ローズマリーさんのもう一つの悩みは心配のあまりついつい口うるさくなってしまう事。
もうすぐ3年生になるんでしょ!ちゃんとやろう。
しゅんすけくんはお母さんの様子をどう思っているのかな?ママが〜なんか…しゅんすけくん…お母さん。
家帰ってきてランドセルをすぐに開けて中身をチェックせずにはいられないんですよね。
癖になっちゃってる心配で。
うちも同じく小3になる女子なんですけど。
学校に忘れてくるっていう忘れ物っていうのが私も想定外だったんですね。
先手で先に漢字ドリルとかを新しいの持って帰ってきたら全部コピーして家にストックしておいて。
できるだけそういうので。
(笑い)うちもやっぱり忘れ物がすごく多くて。
私の場合は言わないでほっときます。
上履きは上履きで学校で貸してくれるんですよ。
それを私が洗わなきゃいけないっていう手間がかかる。
だからなるべくほっておく事はするんですけども上履きは私に洗わせないでねと。
任せておいてもらっていいの。
これ大変な学習なのよ。
僕なんかそういう子がいたらやったぜ!なんてラッキーチャンス。
じゃあみんなで考えてみなよ君はこんなに迷惑かけた本当に大変な事をしたんだよって。
それで給料もらってるのが先生よ。
先生からここのうちの親は何も見ていないのかしらって思われてしまうんじゃないかって自分自身のプレッシャーですかね。
それでつい息子が忘れ物をしないようにガミガミ言ってしまう。
私もガミガミ親なんですね。
忘れ物に限らず全ての事に対してとても期待が高くて。
長女に関して。
その期待のところまで来てくれないとついガミガミと言う事がほんとに多くて。
でもそのガミガミって言ったあとにはとっても自己嫌悪に陥っていて。
ローズマリーさんが深くうなずかれています。
それ聞いて逆に僕なんか教師の立場から見るとほっとするっていうか。
ちょっと私がガミガミ言いすぎだなってすごく…。
お母さんの方からちょっと一筆連絡帳でも何でもいいから「こんなタイプで忘れちゃうんですけども何かいいアドバイスあったら先生からもお願いします」とかひと言書けばいいの。
続いてはですね子どもたちがある工夫をする事によって忘れ物がなくなるというつくしさんのご家庭ですね。
こちらをどうぞ!低学年の頃忘れ物が多かったというひなつちゃん。
5年生の今でも新学期は気持ちがそわそわして忘れ物が増えてしまうという。
玄関には持ち物チェックのメモが貼ってある。
えっランドセル!?それはさすがに忘れないでしょう?そこでひなつちゃんは忘れ物が多い自分のためにある作戦を考えた。
使うのは付せん。
学校から帰ってくるやいなや何やらメモを。
これは忘れ物をしてしまうかもしれない明日の自分へのメッセージ。
学校で思い出したい事はランドセルの開いた所に付せん。
家を出る時に忘れたくないものはランドセルの表に付せん。
なるほどこうして目につく所に貼っておけば確認できるね。
ひなつちゃんこんなにたくさんの付せんコレクションを持っている。
そうひなつちゃんは…更に!あれマスク?何でそんなにいっぱい持っていくの?そうもう一つの工夫は「予備作戦」!うっかり持っていくのを忘れてもカバンに予備があれば大丈夫。
靴下やハンカチまで!「忘れ物をなくす」のではなく忘れ物をしても大丈夫なようにするのだ!しかも!今や人の忘れ物まで助けているひなつちゃん君を「忘れ物マスター」と呼ぼう!ランドセルを忘れたっていうのはちょっと衝撃的でしたけどね。
商売道具を。
パキラさんどうですか?夜ランドセルをこっそり見て入れてあげないで次の朝「持った?」って聞くんですよ。
「あ忘れた」って言って自分で入れて。
「だと思ったんだ〜」って。
何年生でしたっけ?1年生と3年生。
それぐらいならとてもいい橋渡しか分かんないね。
先ほどつくしさんはご家庭では付せんが大活躍でしたけどどうですか?ローズマリーさん。
付せんを買ってこなくちゃです。
ちょっと待ってよ。
お母さんがそのうち貼ったりしたら駄目よ。
やりそうだよ。
しゅんすけくんなんか男の中の男よ。
特に男の子は女の子と違って活動的ですから。
友だちとの約束あそこの遊びの場所を取ろうだとかねいろんな事で夢中なの。
だからある意味すばらしいんですよ。
それだけ遊びが楽しいっていうのも羨ましい気がします。
一刻を争って出ていくわけなんだからすごいじゃないね!元気が一番。
(笑い)はい。
ほらそこ!あっ頑張って!今よ今。
あ〜!ほら。
新学期を迎えるにあたり多くの人が不安に思っているのが「友だち」の事。
すずらんさんのお悩みは?うちの子はクラス替えの度になぜか必ず仲のいい子と分かれます。
クラス替えは毎年あるので新学期は親も子もとても憂鬱。
どうしたらいいでしょうか。
すずらんさん。
毎年クラス替えがありますので見事に仲のいい子と離れていきますので娘もすごく1学期とかはお友だちづくりに苦労をしていて。
うちも毎年なんですよね。
特にクラス発表の日は子どもと一緒に私が緊張して。
どうだったどうだった帰って来てって私の方が子どもの帰りを玄関で待ちわびて。
娘もすごい仲の良いお友だちがいるんですけど今まで4年間一緒になった事がない。
意図的にって言ったら変ですけど先生の方で配慮してあえて分けているのかなって。
(一同)え〜!クラス替えっていうのはね学校から見れば基本的に40人の子どもがいたら40人とも成長させたいわけ。
その仲がいいのが今度一緒にならなかったとかあるでしょ。
これね小学校5年生から6年生になる時なんかに仲良し4人組一緒のクラスにしたら学級は崩壊します。
それはね自分たち自己中心的な団結力なんですよ。
クラスでルールを決めたりしてもその子たち私たち気に入らないっていうとその4人は守らないわけ。
高学年は。
低学年はまた違いますけども。
お友だちが…どんな仕組みになってるのかなって。
あの子とはいじめられるから離してほしいとかいうのも全部一旦受け止めます。
いじめといじめられの関係は教師が気が付かない事もありますからね。
そしてなるほどこれはそうしないとまずいなちょっと私たちも気が付いてなかったっていうのはすぐに実現します。
それぐらい大事な事ですから。
いじめ問題っていうのは。
やんちゃな子はベテランの先生があたるようにとかって配慮されてるんですか?ベテランというだけでもなくてこの先生はあの子たち苦手だとかね。
この先生の言う事は聞くとか。
それは分析しなきゃ。
ものすごく緻密ですよ。
そこまでやってるんですか?そこまでやってるわよ。
新しい学年の先生たちが決めるんですか?それとも古い学年の先生たちが決めるんですか?古い学年よ。
それはもう当然。
これはね中学校でいえば2日間ぐらい夜の10時ぐらいまでかけてやります。
もう夜カツ丼をとって。
(笑い)それぐらいね真剣勝負なんですよ。
今まで希望を出した事はないんですけれども出してもいいものなんですか?希望は出して下さい。
ただそれが実現するとは決まってないのよ。
でもああこういう希望を持ってるんだなっていうのは貴重な情報ですから。
情報は僕ら教師の方はいっぱいもらえるほどありがたいの。
続いてはオパールさんからのお悩み。
新しく出会う先生が…去年の新学期の事。
新しく担任になったのが授業中にチョークを投げたり机に足を投げ出したりする困った先生でした。
子どもは先生との信頼関係を全く築く事ができず結局1年間何も言えずに我慢して過ごしました。
今年の新学期にも同じ事が起こるのではと不安でなりません。
というお悩みはオパールさん。
「すごい変な先生なんだ」って言われても…何か先生の事を嫌いにならないようにフォローのしようがなくて…もし言うにしても…校長先生におっしゃるのが一番で別にそれはちくるとかね何かそういう告げ口とかいう意味でなくても知っていたいと思いますからそれはどんどんおっしゃっていいと思いますよ。
その中にわがままなのがあったっていいんですよ。
ああやっぱりすずらんさんわがままだっていうのでぽいって捨てられるだけ。
そう思われたら嫌だなと思って。
思われてもいいじゃない?モンスターペアレント扱いっていうか。
「これはやめて下さい!」じゃなく「どうなんでしょう?」と。
「ちょっと心配なんですが」とか言い方はね。
先生にもお考えがあるのかなって大人のふりをしてしまったりとか。
モンスターペアレントっていう言葉あんなにはやらせたの僕なんですよ。
(一同)え〜!それが皆さんの足かせになってますよ。
こんなにね違う方向にいくと思ってなかった。
どこの学校もそうやって受け入れてくれるんですかね?面倒くさい事は嫌だよって。
先生たち忙しいから。
窓口を閉じているという事もあるかもしれないですね。
そういうところは問題だ。
だから決してわがままでも何でもなくて。
顔色は分かりませんが。
(笑い)ローズマリーさん今日は序盤から家庭内も見せて頂きました。
忘れ物も一つのね人生経験でそこを乗り越えて大きく人間的に成長できるんだぐらいに。
どんと構えてましょうよ。
少し気持ちが楽になりました。
もうちょっと息子を信じてちょっと本人に任せてみようかなと。
お母さんはどんと構えて…ピンチはチャンス。
そうです。
「ウワサの保護者会」はこれからも子育てにまつわるさまざまなテーマをお送りします。
お楽しみに!みんなの知恵が集まるホームページも必見!2015/04/09(木) 22:25〜22:50
NHKEテレ1大阪
ウワサの保護者会「新学期のお悩み」[字]
友達はできる?担任の先生とはうまくいく…?新学期には様々な不安やお悩みが。親子でスムーズにスタートを切るためのアイデアや工夫、尾木ママのとっておき情報も紹介!
詳細情報
番組内容
わくわくドキドキの反面、悩みや不安もたくさんある新学期。「新しい友だちできるかな?」「担任の先生は優しい?」「勉強についていける?」「忘れ物などの生活習慣は大丈夫…?」などなど。お悩み親子に密着取材し、「忘れ物」「友だちづくり」「担任の先生との関係」をテーマに、皆の知恵やアイデアを出し合いながら本音トーク!尾木ママによる「クラス替え裏事情」「困った先生対処法」など、知っておきたい情報も満載。
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,【司会】高山哲哉,【語り】都さゆり
ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題
バラエティ – トークバラエティ
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