(テーマ音楽)「きょうの健康」今週は「これで解消!ストレス」をお送りしております。
昨日に続いて今井雅之さんにご一緒して頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。
今日もペアルックで。
はい。
よろしく白白ですね。
お願い致します。
教えて下さいますのは…今日もよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
ラインナップまずご紹介しますけれども4日目の今日は…ストレスを解消しないとどうなるかこれも知っておきたいですよね。
どうでしょう?ストレスで起こる病気っていうと。
実はですね私今日初めて言うんですけど78年前に映画を作った時に不整脈のすごいひどいやつかかっちゃったんですよ。
ご自身が?はい。
その時に先生が「原因は何ですか?」って言ったらストレスとおっしゃったんです。
「今井さんストレスのない生活をして下さい」と言われても僕らの芸能界ってストレスなしじゃありえないんで。
今日もですから「こんな病気に注意」というようなお話をよろしくお願い致します。
分かりました。
このストレスというのはほとんどの病気に影響するといわれています。
やっぱり。
主なものをこちらに挙げてみたんですが先ほど今井さん不整脈があってストレスだと先生に言われたという事なんですが高血圧心臓病の流れの中で不整脈もやっぱりストレスを受けると起こりやすくなるという事をいわれているんですね。
腰痛もそうなんですか?腰が痛いのもそうですしね。
このようにたくさんあるので1つずつご紹介していきますね。
はいお願いします。
まずは頭痛です。
頭痛は強い痛みが急に起きる片頭痛といわれているものと重い痛みがだらだら続くような緊張型頭痛というのがあるといわれています。
これが日本人に多い頭痛のパターンなんですがどちらもストレスの影響を受けるといわれています。
例えばこの緊張型頭痛というのは筋緊張型の頭痛なんですね。
頭をパソコン作業とかそういうので使い過ぎて頭の筋肉が使い過ぎてギュ〜ッと血管を絞っちゃって発痛物質が出ちゃうという事でやはり筋肉を緩めたりリラックスさせる事で症状がよくなるという事もあります。
筋肉のストレス?筋肉のストレスが緊張型頭痛ですね。
続いて先ほどの2番目の「めまい」のお話をします。
このめまいにはこのように体がふわふわするタイプとぐるぐる目が回るタイプというのがあります。
例えばこのふわふわするタイプですとやはり心の状態とかストレスなどが影響している事があります。
一方ぐるぐる回転性のめまいですとメニエール病であったりあと頭の向きを急に変える事で起きる良性発作性の頭位変換性のめまい症などといった病気もありますんでこういったタイプですと耳鼻咽喉科で診た方がいいのかもしれませんがストレスの影響を強く受けるようなこういうタイプもある訳なんですね。
これも普通のストレスでなるっていう事ですか?ストレスで内耳の機能が弱かったりするとバランスが崩れやすくなってめまい症を起こしやすくという事になるんです。
じゃあ次。
このぜんそくアトピー性皮膚炎というのでくくってみます。
これはどういう事かといいますとストレスがかかると免疫機能が乱れる事があります。
そうしますといわゆるアレルギー反応が起きる事がありましてそうしますとぜんそくとかアトピー性皮膚炎とかそういった事が起こしやすくなる。
続いていきましょうか。
高血圧心臓病でくくってみました。
ストレスがあるとこの血圧というのはどうなると今井さん思いますか?血圧が…上がる。
多くの場合でしたらストレスを受けると血圧は上がるといわれております。
ストレスかかると血管が交感神経の活動が活発になってギュ〜ッと縮まる事で高血圧が起きるといわれているんですね。
血圧を下げるためには減塩したりとか運動したりとか大変な努力が必要なんですがこのストレス対応というのも一手になる訳なんですね。
血圧が高くなると不整脈も起こりやすくなるという事もあるかもしれません。
不整脈僕電気のバ〜ッやってとにかくストレスがひどすぎて勝手に心臓が動いちゃうと。
やはり不整脈というのも定期的に調べて不整脈チェックというのはしておいた方が。
その前にストレスをためない生活…でもそれが無理なんですね私たちはね。
視聴者の方何気なしに見てるけど意外と僕たち緊張してるんでございますよ。
そうですよね。
緊張という事でいけば例えばこういう狭心症心臓病の一種でしょうけど不整脈とか病気の原因になる性格というのもあるといわれているんですね。
タイプA性格なんていうんですけど。
どんなんですか?例えば…「あせあせしている」。
そういったような性格傾向…今井さんの事を言ってる訳じゃないんです。
台本か何かあったんですか?一般的にそういったような…。
全く今の当てはまってますね。
そうですか。
タイプAといわれていてただその反対のおっとりとした方はタイプBというふうにいわれていてタイプAがどうしても心臓病とか起こしやすくなってくるんでそういった性格傾向が明らかになっている人はタイプBへ変えようとする心理プログラム生活改善プログラムなんてものが開発されてるぐらいなんですね。
では次進めますね。
こちら胃痛下痢便秘。
ストレスがおなかにくる事ありますか?胃痛はありますね。
やっぱり本番前とかキリキリキリキリキリッて。
どっちかというと胃の方ですかね?くるのは。
胃の方きますね。
セリフ出てくるんだろうかとか。
特に初日は。
これはもう舞台俳優さんはしかたない事じゃないですかね。
これ胃の方にくる人もいますし下の方の大腸の方にくる人もいたりしてね。
あと最近だと胃よりももっと上食道が胃酸が上に上がっちゃって荒れちゃうという人がいるんですね。
いずれもやはりこれはストレスの影響。
ストレスを受けると胃腸の動きというのが異常を起こしますんでこういったさまざまな症状が出るというふうにいわれています。
私が大病したのはこれですね。
腸の動きが異常になっちゃったんですねストレスで。
大腸は心の鏡なんていうぐらいですから自分では大丈夫だと思っていても大腸の方が悲鳴を上げているという例もありますからね。
精神力が強すぎたのかもしれませんよね。
お医者さんにそれ言われました。
「もう少し精神力が弱かったら早く気付いてた」と。
本当に今井さんみたいに元気で俺は大丈夫だというような人にこそこのストレスというところをしっかりと理解してもらって。
今日は僕のためにやってくれてるのかなと。
この番組。
今井さんのためにやってますからね。
次に腰痛を挙げます。
最近ストレスが原因だという事も分かってきました。
もちろんぎっくり腰とか椎間板ヘルニアとかそういったような実際の整形外科の問題を起こす人もいるんですけどそういった異常はっきりしないのになぜかちょっとした痛みというのがずっと続いてどんどんどんどん悪化していくというような人もいる訳ですね。
それストレスが原因でですか?ストレスが原因でいわゆる慢性腰痛として通常の鎮痛薬の治療に加えてストレスマネージメント心理療法なんかをして効果があるなんて事も最近報告されています。
でもそれ気付いてない人多いでしょうね。
そうなんですね。
最後はこの更年期障害ですかね。
ストレスが更年期障害でどういう感じになるんでしょうかしらね?ほてりだとかそういったようなさまざまな身体症状が出やすくなりますしイライラしたりとかそういった心の症状も出る事があって。
でもそれはホルモンのバランスの問題ででもホルモンはちゃんとあるのにストレスでなる事もあるんですか?そういう事なんです。
いろんな病気紹介しましたけど先ほどの免疫だとかホルモンだとかあとは血圧でしたか自律神経とかさまざまな体のバランスをとるメカニズムがストレスによって影響を受けてしまっていろんな病気にかかっちゃうという事になる。
今井さんは実際にこういった病気になった時に何科を受診すればいいと思いますか?えっ!?どうしても…。
ひと言じゃ言いにくいですよね。
これだけみんな違いますからね。
それぞれありそうですよね。
更年期障害だと産婦人科になりそうですしね。
僕胃の場合は内科でしたし。
それぞれの病気の各科専門科にご相談するというのが原則かと思うんですがそこでもはっきりとした異常が出なかったり明らかにストレスの影響があるような場合は心療内科という手もあります。
心療内科。
心療内科は心を治療する内科となっています。
これは行った事ないですね。
心に原因があるんだけど症状としては体に変調を来している。
例えばさっきの腰痛ですよね。
腰が痛いなと思って…腰痛は外科ですか?外科の方に行ってたら全然治らない。
心療内科。
心療内科というのがあります。
あくまで体を治すという事で内科になっているんですが体と心の両面から治療していくというところで例えば不整脈があった場合でもこれは内科に行って下さいっていうような事じゃなくて循環器科の先生が不整脈治療不整脈のお薬を出しながらそういった心の問題についても扱っていくという事ができればというところで心療内科というのが生まれました。
「よしこれは心療内科だ」って素人って分かります?私たち患者はどうしたらいいですか?最初から心療内科を受診するという判断は難しいと思いますのでまずはその症状に近い科の方にめまいだったら耳鼻科と行ってみてその先生と相談して心療内科へ行った方がいいよって言われたら紹介状を書いてもらって。
これはストレスからきてるんだとかこれは全く違うある臓器からきてるんだというのが分かるものなんですか?全部が全部分かるといえば言い過ぎかもしれませんがさすがに何千例と見ておりますと大体のパターン的なものは見えてきます。
変な話外来から歩いていらっしゃった段階であらって感じるものはありますね。
(桜井今井)そうなんですか。
続きまして今度は心の問題の方もご説明します。
まずはうつ病という事でうつ病の主な症状がこちらになります。
上が色ついてますけど「気分が落ち込む」という症状と「興味喜びがなくなる」というのは中心症状といわれています。
この中心症状以外にも…いずれにしましてもうつ病のサインというのがありますから今ここで「○○」としちゃいましたけどこれが何か分かりますか?「○○が増える」?いろいろありそうな気がしますけどね。
体重が増えるとかそういう事じゃないですよね?体重が増える方ももしかして…。
動かなくなるから。
人との会話が減る?そうですね会話が減るというのもありそうですね。
何々を気にしなくなる?これは何か思いつくものはありますか?格好を気にしなくなる。
そうかもしれない。
オシャレしなくなる。
どうですか?答えの方出してみましょうか。
こちらです。
「増える」。
お仕事されている人でしたら行けなくなるっていう事で欠勤遅刻。
来ていてもミスとかが増えたり精神的不安定になって泣き言が多くなったりとか場合によっちゃ夜お酒が増えちゃうとかね。
そういうのがあるかもしれませんね。
これはうつ病のサインになっていきます。
あと「減る」だと先ほど出ました体重が減るっていうのがありましたね。
大体うつ病の方の8割9割は体重が減ります。
食欲が落ちますので。
ただ1割の人は逆にストレス食いをしちゃって体重が増えるという方も中にはいらっしゃいます。
あとはどうしても気分がめいるんでしゃべりたくないんで口数が減るっていう事が出てきます。
「たまる」というところだと家事。
洗濯物がたまっちゃうとかね食器がそのままになっちゃうとかね。
布団ひきっ放しになっちゃうとか。
ゴミを捨てなくなるとか。
そうです。
家事お仕事もテキパキとこなせなくなっちゃうんでたまりがちになっちゃうという事があるかもしれませんね。
でこちらの方は…。
当たりましたね。
格好ねそうですね。
女性だとお化粧なんかもしなくなるとかそういった事があるかもしれません。
こういったようなサインがあります。
でポイントは誰しもある程度はあるのかもしれませんが日常生活に支障が出るほどに先ほどの気分がめいるとか意欲が出ないとかそういった症状が出た場合は放置しないで早めに専門科にご相談というところなんですね。
もう一つ不安障害の方もご紹介します。
この不安障害というものもさまざまなタイプがあるんですが主なものとしましてパニック障害というものと…。
最近よく聞きます。
これは突然不安発作に襲われてドキドキしたり過呼吸になる症状を起こしたりして自分が死ぬんじゃないかってすごい恐怖心を感じるんですね。
社交不安障害。
軽度なものでしたらあがり症とか赤面症とか対人恐怖症とかといわれている問題で結構若い人とかでね例えば人が見ているんじゃないか人前で注視されているんじゃないかという状況を非常に恐れ自分が恥をかくのではないかというふうに恐怖になって行動が制限されちゃうんです。
いかがでしたか?この2日間。
でも本当に「風邪は万病の元」いうじゃないですか。
僕は本当にストレスも万病の元だと思ってます。
だから今の日本の…世界も含めですけど病気の特に日本人はすごく勤勉だからねあと人間関係とかすごい気を遣うじゃないですか。
欧米に比べて。
だからその日本人の今の大きないろんな病気の大部分は僕はストレスが大きいんじゃないかなと。
知らない間にストレスはたまっていっちゃいますんで受け止めるものは受け止めるしあまりにも強すぎるものは場合によっては逃げるというのも選択肢にもありますしね。
そういったところをいろいろ気付いていくという事を特集しました。
特に今この4月というのは職場にせよ何にせよ環境が変わっていく時期ですから何かとストレスで困りがちになると思うんですね。
是非今回紹介したような心のアプローチ体のアプローチというものがストレス対策で重要だという事を強調して私の方のまとめとしたいと思います。
どうもありがとうございました。
勉強になりました。
2015/04/09(木) 20:30〜20:45
NHKEテレ1大阪
きょうの健康 これで解消!ストレス「こんな病気に注意!」[解][字]
ストレスは頭痛やめまい、アレルギー、高血圧、心臓病、胃痛、下痢・便秘、腰痛、更年期障害など多くの体の不調に影響する。心療内科では心と体の両面から治療する。
詳細情報
番組内容
ストレスが影響する病気や症状は頭痛やめまい、アレルギー、高血圧、心臓病、胃痛、下痢・便秘、腰痛、更年期障害など多岐に渡る。不調はどれも体に現れるが、主な原因が心にある可能性がある。医療機関を受診する場合、部位に応じた診療科でもよいが、心と体の両方に注目して治療する「心療内科」も受診の選択肢になる。ストレスはうつ病の原因にもなるため、眠れなかったり食欲がなく、仕事や家事に支障があれば受診をすすめる。
出演者
【ゲスト】今井雅之,【講師】帝京大学教授…中尾睦宏,【キャスター】桜井洋子
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:7431(0x1D07)