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インド、仏ラファール戦闘機36機を発注 組み立ては仏国内で

AFP=時事 4月11日(土)15時34分配信

【AFP=時事】フランスを訪問したインドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は10日、インド政府が仏ダッソー・アビアシオン(Dassault Aviation)の戦闘機「ラファール(Rafale)」36機を発注したと明らかにした。交渉破綻の可能性もうわさされた大型契約が数年間の紆余曲折を経てようやくまとまった形だ。

インド、仏戦闘機の大量購入で交渉入り

 エリゼ宮(Elysee Palace、仏大統領府)でフランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領と共同記者会見に臨んだモディ首相は、「私は(オランド)大統領に、組み立て済みのジェット戦闘機ラファール36機の提供を依頼した」と述べた。

 仏政府は今年2月、ラファール戦闘機24機をエジプトに売却すると発表しているが、今回のインドの調達金額は総額で40億ユーロ(約5100億円)近くに上るとみられており、ダッソーが外国政府と結んだ契約としては過去最大規模となる。

 2012年に始まった両国間の独占交渉では当初、ラファール126機の購入が話し合われていたが、金額やインド側が一部の組み立てをインド国内で行うことを主張したことなどにより、交渉は難航していた。ジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)仏国防相は10日のモディ首相の発表後、36機は全て仏国内で製造されると報道陣に語った。126機のうち残る機体に関する交渉は今後も続けられる。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:4月11日(土)15時38分

AFP=時事