辺野古移設:今度は安倍首相が「粛々と」発言 参院予算委
毎日新聞 2015年04月08日 19時53分
安倍晋三首相は8日の参院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設について、「既にある法令にのっとって粛々と進めている」と述べた。「粛々」との表現は、菅義偉官房長官が沖縄県の翁長雄志知事から「上から目線」だと批判され、今後は使わない考えを示していた。
日本を元気にする会の松田公太氏への答弁。名護市で移設の是非を問う住民投票の実施を提案した松田氏に対し、首相は「国民の命と幸せな暮らし、領土・領海を守るのは政府の責任だ。(移設に関する住民投票は)本来の住民投票の目的と異なるのではないか」と否定した。【福岡静哉】