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打ち上げられたイルカ 研究者らが原因調査4月11日 12時34分
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10日、およそ160頭のイルカが打ち上げられた茨城県の鹿島灘に面した海岸では、海洋生物学の研究者らが死んだイルカを解剖するなどして、大量のイルカが一度に打ち上げられた原因を調べています。
鹿島灘に面する茨城県の鉾田市から鹿嶋市にかけての海岸では10日、イルカの一種のカズハゴンドウ、およそ160頭が打ち上げられているのが見つかりました。多くは、すでに死んでいますが、11日も地元の人たちがまだ生きているイルカを海に戻そうとしていました。
一方、海岸では、ふだんハワイなどの暖かい海域に生息するこのイルカが大量に打ち上げられた原因の調査も始まりました。国立科学博物館などの海洋生物学の研究者たちが、死んだイルカをテントの中で解剖するなどして、特定の病気にかかっていないかや寄生虫がいないかなどを確認しています。
国立科学博物館の山田格名誉研究員は「現場で確認したかぎり、がんなどの明らかな病変は見つかっていません。水温の低いところに入り込んだことが影響した可能性や、シャチなどの天敵に追われた可能性も含めて詳しく調べたい」と話していました。
一方、海岸では、ふだんハワイなどの暖かい海域に生息するこのイルカが大量に打ち上げられた原因の調査も始まりました。国立科学博物館などの海洋生物学の研究者たちが、死んだイルカをテントの中で解剖するなどして、特定の病気にかかっていないかや寄生虫がいないかなどを確認しています。
国立科学博物館の山田格名誉研究員は「現場で確認したかぎり、がんなどの明らかな病変は見つかっていません。水温の低いところに入り込んだことが影響した可能性や、シャチなどの天敵に追われた可能性も含めて詳しく調べたい」と話していました。