何だかブログが書けない時があった。
ブログの更新は毎日と言わずとも、できれば間をあけずに書きたいと思っている。休むにしてもせめて1日ぐらいだ。
ところが、だ。突然何を書いていいかわからなくなってしまった。何かを書きたい。でも何を書いたらいいのか。何について書いたらいいのか。
1日休み、2日休み、その間にも無理やりネタをひねり出しては下書きをする。後は公開ボタンをクリックするだけ、というところまでこぎつけた。
しかしそのボタンがどうしても押せない。マウスの左クリックをどうしても押し込めない。
このエントリー、自分でも何言ってるかわからないな。何だかオチが弱いな。読んだ人がモニターの向こうで「フンッ」と鼻で笑うんじゃないだろうか。つまらなすぎてもうこのブログを見に来てくれなくなったらどうしよう。
そんなことばかり考えてしまう。考えれば考えるほど、ネガティブなことが頭に渦巻いてしまう。こんなんじゃダメだ。
こんな時は人のサイトを見てみよう。救いを求めるようにインターネッツの世界へ泳ぎだし、公開されているコンテンツを読んでみる。
そこにはさまざまな生き物が泳いでいた。カラフルなエンゼルフィッシュ。獲物を求めてギラつくサメ。コミュニケーション上手なイルカ。一度泳ぎだしたらもう止まれないマグロ。まるで一匹の巨大な魚がごとく群れるイワシ達。提灯を光らせてエサを待つアンコウ。そしてゆっくり、ゆったりと、悠然と海の深みへと潜っていくクジラ…。
なんだ、ここにはいろんな生き物がいるじゃないか。広く大きく深い海の中で、めいめい自由に泳いでいるんだ。自分だってその中の一人じゃないか。自分の出来る限りの力でめいっぱい泳げばいいじゃないか。何を恐れることがあるんだろうか。
そんなインターネットという海に助けられ、ようやく落ち着きはじめた心。もう大丈夫。心配することなんて何もないんだ。さあ、勇気を出して更新ボタンを押そう!
ポチッとな。
そして公開したエントリー。見なおしてみるとやっぱもう一つパンチがないわ。だめだだめだだめだだめだだめだ…
- 作者: スティーブン・R.パルンビ,アンソニー・R.パルンビ,大森信,片岡夏実
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