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将棋「電王戦」プロ棋士側が初の勝ち越し4月11日 12時05分
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将棋のプロ棋士5人と、コンピューターの将棋ソフトが対戦するイベント、「電王戦」の最終局が東京で行われ、対局が始まって僅か49分でコンピューター側が負ける異例の展開となりました。電王戦でプロ棋士側が最終的に勝ち越したのはこれが初めてです。
将棋の「電王戦」はプロ棋士5人と、5つの将棋ソフトが対戦する団体戦です。これまで2勝2敗で11日の最終局を迎え、東京・渋谷区の将棋会館で阿久津主税八段と、将棋ソフトの「AWAKE」が対戦しました。
対局は、開始から僅か49分の午前10時49分、将棋ソフト側が21手で投了する異例の展開となりました。電王戦は団体戦の形になった2年前の大会からプロ棋士は通算、2勝しかしておらず、コンピューターが圧倒的な強さを見せていました。
ことしは、一局目と二局目でプロ棋士側が連勝したあと、コンピューター側が2連勝して巻き返していて、イベント始まって以来、プロ棋士側が最終的に勝ち越したのはこれが初めてです。
阿久津主税八段は「AWAKEは中盤から終盤にかけて強いので序盤が勝負だと思った。これまでの対局で優勢を読むのが人間より早いと感じていて、実際に戦ってみてもかなり強いと感じた。勝ち越しがかかるなかでの対局でかなり緊張し、最後の一手を打つまで優勢は確信できなかった。勝ててよかった」と話していました。
対局は、開始から僅か49分の午前10時49分、将棋ソフト側が21手で投了する異例の展開となりました。電王戦は団体戦の形になった2年前の大会からプロ棋士は通算、2勝しかしておらず、コンピューターが圧倒的な強さを見せていました。
ことしは、一局目と二局目でプロ棋士側が連勝したあと、コンピューター側が2連勝して巻き返していて、イベント始まって以来、プロ棋士側が最終的に勝ち越したのはこれが初めてです。
阿久津主税八段は「AWAKEは中盤から終盤にかけて強いので序盤が勝負だと思った。これまでの対局で優勢を読むのが人間より早いと感じていて、実際に戦ってみてもかなり強いと感じた。勝ち越しがかかるなかでの対局でかなり緊張し、最後の一手を打つまで優勢は確信できなかった。勝ててよかった」と話していました。