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日中議会交流 約3年ぶりに再開4月9日 20時42分
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衆議院と、中国の全人代=全国人民代表大会の議会交流がおよそ3年ぶりに再開し、両国関係の改善に向けて定期的に双方の議会を訪問するなど、交流を促進していくことを確認しました。
衆議院は中国の全人代=全国人民代表大会との間で、原則として毎年、お互いに行き来して交流する「日中議会交流委員会」を開いてきましたが、日本政府が沖縄県の尖閣諸島を国有化した3年前から交流が途絶え、両国の議会関係者が再開に向けて調整を進めていました。
そして、およそ3年ぶりに再開されることになり、9日、国会内で開かれた会合で、日本側の団長を務める林幹雄衆議院議院運営委員長は「中断していた議会交流が再開できることは大変喜ばしい。互いの国を訪問し合い、ひざを交え、率直な意見交換を行うことは、両国関係を発展させるうえで大変有意義なものだ」と述べました。
これに対し、中国側の団長を務める全人代の吉炳軒副委員長は「日本の衆議院議員と深く意見交換ができて、今回の会合が円満な成功を収めることを期待している」と述べました。
そして、両国関係の改善に向けて定期的に双方の議会を訪問するなど、交流を促進していくことを確認しました。
ただ、出席者によりますと、日本側が増大する中国の軍事費の透明性を高めるよう求めたのに対し、中国側が「人口1人当たりで計算すれば大した額ではない」と説明したり、沖縄県の尖閣諸島を巡って双方がお互いの立場を主張したりする場面もあったということです。
「日中議会交流委員会」は10日まで開かれ、経済や環境などをテーマに意見を交わすことにしています。
そして、およそ3年ぶりに再開されることになり、9日、国会内で開かれた会合で、日本側の団長を務める林幹雄衆議院議院運営委員長は「中断していた議会交流が再開できることは大変喜ばしい。互いの国を訪問し合い、ひざを交え、率直な意見交換を行うことは、両国関係を発展させるうえで大変有意義なものだ」と述べました。
これに対し、中国側の団長を務める全人代の吉炳軒副委員長は「日本の衆議院議員と深く意見交換ができて、今回の会合が円満な成功を収めることを期待している」と述べました。
そして、両国関係の改善に向けて定期的に双方の議会を訪問するなど、交流を促進していくことを確認しました。
ただ、出席者によりますと、日本側が増大する中国の軍事費の透明性を高めるよう求めたのに対し、中国側が「人口1人当たりで計算すれば大した額ではない」と説明したり、沖縄県の尖閣諸島を巡って双方がお互いの立場を主張したりする場面もあったということです。
「日中議会交流委員会」は10日まで開かれ、経済や環境などをテーマに意見を交わすことにしています。