中谷防衛相 きょう米国防長官と初会談

4月8日 6時00分

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中谷防衛大臣は８日、日本を訪れているアメリカのカーター国防長官と初めて会談し、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しについて、今月下旬に開く２＋２（ツー・プラス・ツー）での最終的な取りまとめに向け、詰めの調整を加速させていくことを確認する見通しです。

アメリカのカーター国防長官はことし２月の就任後、初めて日本を訪問し、８日午前、防衛省で中谷防衛大臣と会談します。
会談について中谷大臣は、「日本の安全保障政策を巡る議論を説明し、理解を得たい」と述べていて、国内の安全保障法制の整備に向けた検討状況を説明し、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しに的確に反映させたい考えです。
一方、カーター長官はガイドラインの見直しについて日本訪問を前に、「宇宙空間やサイバーの分野など新たなレベルで日米は協力できるようになる」と期待をにじませていて、両閣僚は今月下旬に開く日米の外務・防衛の閣僚協議、２＋２での最終的な取りまとめに向け、詰めの調整を加速させていくことを確認する見通しです。
また、中谷大臣は政府と沖縄県の間で対立が続くアメリカ軍普天間基地の移設計画について、アメリカ側に計画の進展への懸念があることを踏まえ、名護市辺野古への移設を進めていく方針に変わりはないことを伝えて、沖縄県の理解を促すためにも基地負担の軽減に取り組んでいくことを確認したい考えです。