Updated: Tokyo  2015/04/11 09:02  |  New York  2015/04/10 20:02  |  London  2015/04/11 01:02
 

野村の永井CEO:「若干感覚の甘い会社もいる」-IPOで

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  (ブルームバーグ):野村ホールディングス の永井浩二最高経営責任者(CEO)は、最近、新規株式公開(IPO)後に業績下方修正や不祥事で株価が急落する企業が相次いでいることについて、「若干感覚が甘い会社もいるのは事実だ」とし、適切に指導をしていく考えを示した。

野村の永井CEOは10日、日経平均株価 が一時2万円を回復したのを受け都内で一部記者団の取材に応じ、「われわれ引き受け証券としてきちんと審査して、公開に耐えうる会社を上場企業として世の中に送り出していく」と引き受け証券会社としての責務について述べた。ブルームバーグの質問に答えた。

日本取引所グループは3月、新規公開で最近、「株主・投資者の信頼を損ないかねない事例が散見される」として上場審査を強化するなど対策を講じるとし、市場関係者に対しては新規公開の品質確保に向けた適切な対応を要請した。

東京証券取引所に2014年12月に上場したモバイルゲームのgumi (グミ)は今年3月に連結業績予想を下方修正すると発表、以来株価は40%以上下落している。4月10日には韓国子会社でコーポレートカードの不正利用などが判明したと発表した。またジャパンディスプレイ は昨年3月の上場後に業績予想を減額修正、株価は急落した。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 日向貴彦 Takahiko Hyuga thyuga@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Marcus Wright mwright115@bloomberg.net 平野和

更新日時: 2015/04/10 19:22 JST

 
 
 
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