今月に入ってずっと体調が悪く、それでも会社を休むほどではなかったけど、もう50歳を過ぎているのだから無理は続かない。
仕事が一区切り付いたのでかかりつけの主治医に特効薬を処方してもらいました。
そば政@六町、友人の某歯科医師から「行きなさい」と厳命され、六町駅からバスも出ていますが20分ほど歩いて訪問しました。
足立自動車検査登録所(足立車検場)が目の前と言うことで、路線バスが一時間に4、5本出ています。
街並みに溶け込んでいる店構えですが、かなり手前から鰹節出汁の香りの進入灯が用意されていますので、間違えることはないかと。
がらっと戸を開けるとがらんとした店内、「お冷やを自分で汲む」「厨房を囲むカウンターのみ13席」「違和感のある券売機」、「アルコール類無し」と、だから駅からかなり離れているけど「路麺店」と呼ばれるんだ。
券売機をみると迷うほどのメニューはありませんが左上は「天丼570円」、(対角線上の)右下にかけそば350円、もりそば350円。
常連さんは冷し肉そば480円にかき揚げ200円を付けるそうです。
先に店員さんに食券を渡して、お冷やを汲んでから空いている席に座ります。
言うまでもなく店内製麺、目分量で麺箱から一人前のお蕎麦をざっと茹で湯釜に入れます。
当たり前ですがキッチンタイマーは使わずに、時計より正確な勘でさっと竹ざるですくい上げます。
ざっと冷水を掛けて粗熱を取ってから流水で洗い、別の竹ざるに移し替えます。
天ぷらはそばを茹でる前に揚げ始め、先にお皿に盛り付けてあります。
天もり490円、これが490円? 490円は席料で、お蕎麦代は別に払うんですよね?(そんなことはありません
背筋を伸ばして先ず蕎麦を二本、続けて割り箸の先でツユを味見、薬味ネギをひとつまみ。
蕎麦は細ければ細いほど美味しい、を地でいく細さ、長さ、しなやかさ、藪蕎麦系でよろしいかな。
天ぷらは一流料亭のそれのようにアルデンテ(一流料亭未訪問なのであくまでもイメージですが)、蕎麦を味わって、そろそろ天ぷらを、のタイミングで全体に火が通ります。
お蕎麦を食べ終わったら蕎麦湯、まるっきりの茹で湯ですが、これが本来の蕎麦湯ですね。
「あいっ、ごっそさん」と小銭をテーブルに置いて席を立つのが似合うんだけど、そんな時代ではありません、御馳走様でした。
朝から心もお腹も一杯になって、1時間ほど歩いて西新井駅、やっと伺うことができたど・みそ西新井店@西新井(足立区西新井)。
一軒(一杯)だけで食べて『ど・みその味噌ラーメンが好きです』と言えるほど器用でないので、全本支店で食べてみたいと思っています。
店内に入ると厨房には本店で見かけたと思われる店員さん(自信なし)、入って左手の(本店と似た感じの場所にある)券売機で食券を買い、1席しか空いていないカウンター席の、たまたま空いたのが店員さんの目の前の席でした。
カウンター8席以外にテーブル席も4席ほど用意されています。
色んなところで思うけど、こういう時にたまたま店員さんの目の前の席に座るのって何が縁を感じますよね、たまたま一番奥の席だったら、挨拶すら叶わない訳ですし。
みそらーめん(背脂なし)780円、新品の丼は綺麗だなあと心動かされていると、「フェイスブックで良くお見かけしています」とお声掛け頂き、しばし恐縮してしまいます。
久しぶりにど・みそのスタンダードラーメン、味噌味の芯と言うか幹はしっかりと修業先と言われているお店そのものだと、改めて確認しまいた。
しかしして、そのまま模倣ではなく後味感が圧倒的にすっきりしていて、これこそが東京スタイルの真骨頂です。
浅草開化楼製麺の太平打ち縮れ麺、この麺がこの「東京スタイル」の味噌スープを最高に活かしてくれます。
気がついたら、麺もモヤシもコーンもスープも無くなっていました。
ご馳走様でした。西新井に立ち寄った時には、また食べに来ます。
このまま帰宅してもいいのだけど、特効薬がすっかり効いてすっかり元気、何人かの友達に連絡してみると何人目かで都合を合わせてもらえて、鶯谷に。
取材拒否店と言うこともあって食べログやぐるなび、レッティ等のグルメサイトにはリニューアル前の「粉吉うどん」としてしか紹介されていません。
まあ、看板は変えていないのでグルメサイトは間違ってはいませんし、うどんも食べられますので(食べていませんけど)間違っていませんし。
つまりうどん屋としてスタートしつつ、飲みに使ってもらおうとお酒を用意してつまみを並べだしたらつまみの方が当たってしまって、「つまみが美味しいうどん屋」ではなく「美味しいうどんが食べられる居酒屋」になってしまったとのこと。
こな吉@鶯谷、17時の開店時間に到着するとまだ開店していなくて、開店を待っていると後ろに数人、開店と同時に満席という、新丸子でも経験した風景。
飲食店業界は「行列ができるほど」の繁盛店と「閑古鳥が鳴く」閑散店に二極化してしまっているようです。
メニューは毎日違いますが、うどんを食べる前にちょっと飲んで摘んでもらおうという趣旨の料理ですので、300円から600円の価格帯、値段は抑えたけど力の入れ具合は居酒屋越え。
と、今夜は鶯谷で二人お疲れ様会。
一品目は刺身三点盛り(真鯛、つぶ貝、〆鯖など)880円、ビール一杯で酔っ払ってしまったのか、三品に見えませんけど。
「わぁー、コスパ最高!!」って量が多いことを喜ぶ年頃ではないので、一人二切れくらいの刺身はとてもありがたい。
作業の一環で「はい醤油」って醤油皿にどぼっと醤油を注がれると一気に興ざめしちゃうけど、「美味しそうなお刺身、お先にどうぞ」ってすすめながら醤油をそうっと注いでくれると、とても親近感がありますよね。
〆鯖がかなり浅漬け(表現は間違っているけど、イメージだけ伝われば)で、すぐに日本酒を飲みたくなるほど。
こりっこりのつぶ貝が美味しかったなぁ。
二品目は牡蠣、竹の子、蕗のとうの天盛り680円、冷たい「刺身」に続いて温かい「天ぷら」はどうかと思うけど、食べてみたかったんだから仕方ないじゃん。
二人で食べることが前提なのか、全品二つずつの天ぷら、天つゆに大根おろしを溶かしながら頂きました。
蕗のとうはちょっと旬を過ぎちゃった感がありますが、竹の子はこれから、ってもう?ちょっと早くないですか。
とっくに日本酒に切り替えていて、今夜は福井の地酒 黒龍の純米吟醸。
居酒屋なら一升瓶をテーブルまで持ってきて、升やコップに注ぎ入れてくれるんですけど、そこはうどん屋、陶器製の湯飲み茶碗に注ぎ入れて持ってきてくれます。
本日の肴の中で、唯一、千円を超えていたきんき煮つけ1280円。
「おお、でかいなぁ」って量を喜ぶ年頃ではなく、大きな煮付けを「食べ散らかす」のではなく小ぶりのそれを「つつき合う」のがとても楽しいですね。
敢えて味を染み込ませず、皮、皮に近い身、皮から遠い身、骨に近い身、と何通りにも楽しめる煮つけ。
ホントに前身はうどん屋ですか?小料理屋だったら2000円を大きく越えてしまいそうな味わいです。
特製かつおと新玉葱のさらだ630円、勝手にメインディッシュが済んだので、ドルチェ代わりに食べました。
特製かつおとは何かなと思ったら、なまり節なのか、新玉葱やレタスにとても合いますね。
飲み終わって散会、引き留めて欲しそうな顔をすれば引き留めず、さっと帰ろうとする顔をすればもう一軒どうと誘う。
路麺店って聞き慣れない言葉ですが、どういう店を指すのですか?
屋台のラーメン屋さんとか、縁日の焼きそば屋さんっぽい響きですね。
最近ブログから気合いを感じますがいいことありました?