中国人民銀の元総裁、家族への利益供与で調査か―米メディア

配信日時:2015年4月10日 11時25分
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9日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカは、中国人民銀行の戴相龍元総裁が金銭がらみの問題で調査を受けたと報じた。写真は中国人民銀行。
2015年4月9日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカはブルームバーグの報道を引用し、中国人民銀行の戴相龍(ダイ・シアンロン)元総裁が金銭がらみの問題で調査を受けたと報じた。中央規律検査委員会は家族への利益供与のために戴元総裁が職権や内部情報を利用したかどうかについて調査を進めているもようだ。同委はこれまでのところ、調査の事実を否定している。

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戴元総裁をめぐっては先月、北京の政界関係者の話として「汚職の疑いで調査を受けており、戴元総裁の息子も重大な違法行為が疑われている」と報じられた。また、米紙ニューヨーク・タイムズは13年1月、株売買に対する不正関与をにおわせる情報を掲載している。

戴元総裁は1995年6月に同行の総裁に就任し、02年12月からは天津市の市長を務めた。現在は中国国際経済交流センターの副理事長、南開大学(天津市)教授の職に就いている。(翻訳・編集/野谷)

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