春休み明けで急に冷え込んだもんだから、朝の電車が眠くて仕方がない。
せっかく本を持って行っているのにちっとも読めやしないじゃないか。 もうっ!





サンブンノイチサンブンノイチ
(2012/09/01)
木下 半太

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内容(「BOOK」データベースより)

人生の一発逆転を賭けた銀行強盗に成功、営業前のキャバクラハニーバニーに駆け込む3人の小悪党がいた。
この店の店長のシュウ、ボーイのコジ、常連の健さん。
手に入れた数億円もの大金は、ココで3分の1ずつ分け合う…はずだった。
取り分を増やすため、かけ引きと騙し合いを始める3人。だが、その金を狙っているのは彼らだけではなかった。
ハニーバニーのオーナーで、悪魔のように凶悪な男・破魔翔。
裏世界で暗躍する伝説的金貸し・渋柿多見子、通称“川崎の魔女”―。果たして大金は誰の手に!?
裏切り・逆転・衝撃の連続、予測不能のノンストップ・エンタテインメント。






大金を誰が分け合い、手にするのかに丸一冊使ってしまうとは、なんと贅沢。
それぞれの陰謀が目まぐるしく展開していく。

現在進行中の話の合間に、それまでの過程や企みを小出してくるので、一枚一枚めくれて次第に全貌が見えてきます。
何度欺かれたことか・・・。
いかに先を読むかで生死が決まるという、なかなかスリリングなスピードエンタテインメントである。

それでも最後は、信頼と固い絆が勝利しているような気がして、少し嬉しくなったりもします。

登場人物は違うけど、ゴブンノイチ、ナナブンノイチも読みたいなぁ。
あの、欺き合いの後の清々しさったらくせになるのだ。





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