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牛肉偽装 「ハンナン」元会長の判決確定へ
4月10日 21時49分

牛肉の偽装事件で詐欺など3つの罪に問われた大阪の食肉卸大手「ハンナン」の元会長について、一部を無罪としたうえで懲役6年8か月を言い渡した2審の判決が、最高裁判所で確定することになりました。
大阪の食肉卸大手「ハンナン」の会長だった浅田満被告(76)は、BSE対策の国の牛肉買い上げ制度を悪用して15億円余りを不正に取得した詐欺のほか、グループ企業の元役員らに証拠の書類をシュレッダーで裁断するよう、そそのかした証拠隠滅教唆など3つの罪に問われました。
1審と2審はいずれの罪も有罪と判断し、懲役7年を言い渡しましたが、証拠の書類が裁断されずに残っていたことが判明し、最高裁判所は3年前、2審に審理をやり直すよう命じました。やり直しの2審は、証拠隠滅教唆の罪は無罪としたうえで、懲役6年8か月を言い渡しました。
浅田元会長は詐欺の罪についても無罪を主張して上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の岡部喜代子裁判長は、10日までに退ける決定をし、起訴された罪の一部を無罪としたうえで懲役6年8か月を言い渡した2審の判決が確定することになりました。

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