AIIB「透明性は十分」…議会交流で中国主張
衆院と中国の全国人民代表大会(全人代)の代表団による「日中議会交流委員会」は10日、国会内で2日目の会合を開いた。
日本側代表の林幹雄衆院議院運営委員長によると、会合で中国側は、中国主導で設立準備が進む「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)の運営について「公開性や透明性は十分にある」などと主張。9日の会合で、日本側から「不透明だという声もある」との指摘が出たことに応えたものだ。
中国側代表団は、菅官房長官、自民党の谷垣幹事長とも個別に会談した。
菅氏との会談で、中国側団長の吉炳軒・常務委員会副委員長(副首相級)は、昨年11月の日中首脳会談について「中日関係の困難を打開し、改善するための基礎を提供した」と語った。