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静岡でも…重文の三嶋大社本殿柱の液体、透明の塗料か?
10日午前9時15分ごろ、静岡県三島市大宮町の「三嶋大社」で、職員から「拝殿の柱に油のような液体がかけられている」と県警三島署に通報があった。同署で調べたところ、本殿東側の床下の柱(高さ約1メートル、幅約20センチ)1本に、長さ50センチ、幅5センチにわたって無色透明の液体がかけられていた。液体はニスなどの塗料とみられるという。
同署によると、9日午後8時50分ごろに見回りをした職員が液体を発見。同大社では、昨年夏にも同様の被害があったという。8日昼に境内で行われた神事の際には異常はなかったといい、同署では8日昼から9日夜までの間に何者かが柱に液体をかけたとみて、建造物損壊容疑で捜査を進めている。
同大社によると、本殿は江戸時代末期に再建されたもので、平成12年に国重要文化財に指定されている。