甘利氏:小さなバブル制御可能、歓迎する気持ちで対応-株価
2015/04/10 10:56 JST
(ブルームバーグ):甘利明経済再生相は10日の閣議後の会見で、日経平均株価が2万円台を付けたことについて「小さなバブルは制御可能だと思う。ミニバブル程度であれば、歓迎するぐらいの気持ちで対応を打っていきたいと思う」との見解を示した。
甘利氏は株価が2万円台を付けてミニバブルとの指摘が出ていることについて見解を問われ、「2万円を付けるスピードは国内の識者の予測よりもスピード感があるんだと思う。しかし、これは別に否定的にとらえる必要はないと思う」と答えた。
株高の背景として、「株価は経済の先行指標とも言われている。市場が景気回復を実感し始め、企業収益が引き続き拡大しており、それが好循環に影響を与えていくという期待値もあって15年ぶりの株価を付けたのではないか」と説明。
賃上げについては「今の若い現役世代はベースアップが経済成長の通常の姿であるということを認識してもらうことは大事だ」と話した。
甘利氏は日銀の金融政策の余地について、「金融政策をどういう手法でどういうタイミングで発出するかということは日銀に任されている」と述べるにとどめた。
関連ニュースと情報:財務省関連ニュース NXTW NI JMOF <GO>日本のトップニュース NXTW TOPJ <GO>10年国債の利回り GJGBBNCH <Index> GP <GO>円の対ドル相場の推移 JPY <Curncy> GP M <GO>日経平均株価の推移 NKY <Index> GP M <GO>
記事についての記者への問い合わせ先:東京 氏兼敬子 kujikane@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Brett Miller bmiller30@bloomberg.net 淡路毅, 中川寛之
更新日時: 2015/04/10 10:56 JST