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冨田選手裁判 映像再生も…決め手にならず
韓国でカメラを盗んだ罪に問われている競泳の冨田尚弥選手の3回目の公判が開かれ、検察側が有力な証拠としている現場の監視カメラ映像が初めて再生された。しかし、映像に映っている人物の特定には至らず、決め手にはならなかった。
公判は、9日午後2時過ぎから仁川地裁で始まり、検察側は、現場となった競泳会場の監視カメラ映像を再生した。映像には記者席に座った人物が、バッグに黒い物を入れる様子が映っていた。
映像について検察側は冨田選手がカメラを盗んだ場面だと主張したが、裁判官は映像の人物が冨田選手とは確認できず、バッグの中に入れた物がカメラとは特定できないと指摘した。
冨田尚弥選手「(映像の人物は)誰か、何人かも男か女かも分からないです。(Q:自分ではない?)それも分からないです」
一方で、冨田選手のカバンからは盗まれたカメラが見つかっている。これについて冨田選手側は、「見知らぬアジア系の男」がバッグにカメラを入れたと主張しているが、映像には、1人の人物しか映っていなかった。
次回の裁判は今月30日に開かれ、冨田選手に対する被告人質問が行われる。
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