東山正宜
2015年4月8日15時25分
国立天文台などは7日、117億光年先にある銀河が、手前にある銀河の重力によって輪のようにゆがんで見える「アインシュタイン・リング」の撮影に成功したと発表した。南米チリにある電波望遠鏡群「ALMA(アルマ)」で、人間の視力の2600倍に相当する解像度で撮影した。
撮影した画像と、米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡が撮った35億光年先の青い銀河の姿と重ねると、遠くの銀河が輪のように見えた。
アインシュタイン・リングは、手前の銀河の周りを抜けていく光が重力で曲げられて地球に届く「重力レンズ効果」によって見える現象。
撮影した銀河は、宇宙ができて約20億年しかたっていない初期の段階の姿。内部の複雑なガスの構造が写っており、銀河の星がどう形成されたのかの解明につながると期待されるという。
論文は、米天文誌アストロフィジカル・ジャーナル・レターズに掲載される。(東山正宜)
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