多くが衰弱死…浜のイルカ156頭

<鹿島灘イルカ>座礁156頭「助けろ!」も…多くが衰弱死

打ち上げられたイルカ=茨城県鉾田市の海岸で2015年4月10日午前10時24分、玉腰美那子撮影

打ち上げられたイルカ=茨城県鉾田市の海岸で2015年4月10日午前10時24分、玉腰美那子撮影

毎日新聞

 ◇海岸に埋葬 一部は解剖し死因を調査へ

 茨城県鉾田市台濁沢(だいにごりさわ)の鹿島灘で10日朝、多数のイルカが浜に打ち上げられているのが見つかった。鹿島海上保安署によると、現場から同県鹿嶋市武井釜(たけいがま)間の海岸約9キロで計156頭が確認され、3頭は沖合約10キロの海上に運んで放流し、一部は海岸から戻そうとしたが、多くが衰弱死し、海岸に埋められた。一部は解剖し、死因を調べる。

 イルカはカズハゴンドウで、体長2〜3メートル。発見当時、多くは生きた状態で、地元住民らがブルーシートをかぶせたり、バケツで海水をかけたりして救助したが、1頭の体重が約200キロにも及ぶことから作業がはかどらず、ほとんどが衰弱死したとみられる。

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シートにイルカを乗せて海に帰す作業に当たったが…

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21時15分更新

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