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【中国ネットウオッチ】
「日本は靖国参拝するのになぜ中国軍が盧溝橋でパレードしてはダメなのか」「東京でやれ」戦後70年軍事パレード会場めぐり中国ネット過激化
一方、記事が盧溝橋でのパレードについて、「パレード自体が中日関係の緊張を招く恐れがあるのに、盧溝橋で実施すれば、両国関係はさらに損なわれる」 「日本との関係改善をまったく考えていないことを表している」(米大学研究者のコメント)と否定的に論じたことから、同紙に批判の矛先が向いた。
「サウスチャイナ・モーニング・ポストは日本の新聞か」
「両国関係を損なう?貴紙は誰の立場に立ってものを言っているのだ」
「日本では靖国神社に参拝していいのに、どうしてわれわれが盧溝橋で軍事パレードをしてはいけないんだ」
こうして一部でパレードの実施地点に注目が集まっていたのだが、中国国防省の耿雁生報道官は3月26日の記者会見で、「軍事パレードはこれまですべて天安門広場で実施してきた。目下のところ、今回のパレードを他の場所で行うとの情報には接していない」と述べ、盧溝橋での開催を否定した。
盧溝橋周辺には、大規模パレードに十分なスペースが確保できないとされ、この点からも実現性は高くなさそうだが、それでも中国のネット民はあきらめていない。
国防省報道官の記者会見の内容を伝えたウェイボ上の報道に対しても、なお盧溝橋での実施を求める声のほか、「南京でパレードしろ」「釣魚島(尖閣諸島)でやれ」といった意見も登場。悪のりの極めつけとして「東京でパレードしろ」といった書き込みもあった。