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【競馬・ボート・競輪】

[ボート]原田 完走3艇 波乱制す 大村GI海の王者決定戦・優勝戦

2015年4月10日 紙面から

GI海の王者決定戦を制し、優勝トロフィーを掲げる原田幸哉=大村で

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 大村ボートのGI開設63周年記念「海の王者決定戦」は最終日の9日、12Rで優勝戦が行われた。人気を集めた1号艇の桐生順平がコンマ02のまさかの勇み足。2号艇の原田幸哉(39)=愛知=が恵まれで優勝した。2着は5号艇の山田康二(27)=佐賀、3着は6号艇の辻栄蔵(40)=広島。原田は約2年半ぶりのGI優勝。3号艇の今垣光太郎は落水、4号艇の菊地孝平は不完走失格で、完走は3人だけという波乱の結末になった。6日間の総売上額は50億円余り(目標額55億円)だった。

 1号艇で人気を集めた桐生順平がF。さらに今垣光太郎が落水、菊地孝平が不完走失格。恵まれでのVとなった原田幸哉は「波乱の展開になり、残念でした」。喜ぶよりもファンに対して事故レースをわびたが、「1Mを回ってから、道中は夢中で走っていました」。事故の中でも自身の旋回力と集中力を最大限に発揮して、選手としての務めを最大限に果たした。

 出力低減エンジンは今節が初めてで「調整は4日目までは分からなかった」。それでも準優までにはしっかりと合わせて上積みに成功と、調整面でもさすがの集中力。優勝戦のSは「コンマ05のつもりで行った」が、実際は02。ここでぎりぎり踏みとどまると、あとは菊地や今垣との競り合いにも冷静に対処。2012年11月のとこなめ周年以来という、久々のGI優勝へとつなげた。

 来月にはこの大村でSGオールスターを控える。「2年前の整備不良から、しばらくSGから遠ざかっていたけど、来月のオールスターに選ばれたことでモチベーションが上がり、それが生かされたと思う」。やっと今年、SG戦へと戻ったが、レギュラー復帰への後押しとなるファン投票の重みは大きな励みだった。「今回は事故が多くてふがいないレースだったけど、オールスターでは熱いレースを見せて、もっと盛り上げていきたい」。大村ファンが待ちわびた新スタンドでのSG戦へ、選手を代表して健闘を誓った。

 

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